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忍び寄るシナリオ、意外な事実

 いつものごとくタイトルに深い意味は無いです。


 どうも、お気に入り登録数70件突破……

…………マジで!!((((;゜Д゜)))


 どうもありがとうございますm(__)m


 どどどど、どうしよ……嬉しいけど……


ええっと…皆様ありがとうございます!!



 どうも皆様、またまた夢の中からこんにちは…。未だ夢の中から脱け出せていない紅蓮コウレンです。


 いやぁ~あれで戻れると思ったんだけど、どうやらそう上手くはいかないようで…。



 目の前には何と見知ったお顔が……、



「大雅、良く聞いて。コレから王室の人たちは呪詛に掛かってしまうの。でも、貴方は大丈夫。だって主人公だもの。貴方が皆を救うのよ。」


 お久し振りなKY陛下のお気に入り側室、舞子と大雅親子の姿だった。コレは一体誰の見ている夢なんだ?


「でも、母上……僕にそんな力は無いです…」


「そんなこと無い。なんたって貴方は主人公だもの。さぁ、皆を助ける手懸かりを探してきなさい。」


 なんの事だ。主人公?大雅が? 確かにあんな愛され体質は主人公補正だろうけど…。今一話が見えない。


「はい、母上。」


「大丈夫、皆貴方を信じてくれる。」


 少し腑に落ちなさそうな大雅の背を押し部屋から出してしまった。その時だ、側室舞子の顔付きが変わったのは。


「フフ……、コレでシナリオは完璧ね…。後は大雅のハーレムエンドのシナリオに沿えば……。」


 前に側室舞子は万人受けする愛され主人公と例えた事があった。けれど、今の彼女の顔は悪女そのもの……。いや、悪魔といってもいい。そのくらい悪意に満ちた顔付きだった。


「大雅がハーレムエンドを迎えれば、この世界は全部私の思いのまま。神様に頼んでトリップした甲斐があったわ……。何のためにあんな女好きの浮気者何かの側室になったのか……。でも、本当は紅蓮の母親になりたかったけど…。死亡フラグ満載の子供なんて要らないわよ。」


 何を言っているコイツは


「でも、顔は朱李の方が好みなのよね~。あ!そうだ、あの小煩い女が居なくなれば私のモノになるよね♪ うん。そうしよう♪」


 誰の事を言っているの?


「どうせゲームの世界なんだから、私が楽しめれば良いのよ~。だってこの世界は……」


 何だろう、聞きたくない…聞きたくない!!


「私が神様に頼んで好きなゲームの世界を作ってもらったんだから。産みの親の私がどうしたって私の勝手よねぇ♪」


 あぁ。コレは前世むかしミケに面白い小説があるから読んでみてくれと言われて読んだ小説にコレと似たようなモノがあった。アンチ王道な物語だった。


 それと何だろう…今思えば、私の周りの名前はどこか聞き覚えがあった。


 確か……


「『妖怪恋舞』ってフリーゲームの世界を自分の思いのまま…。配信元が止めちゃったから続編が無いままなのよね~。私が続編を作れば良いなんて♪考えもしなかったな~。」



 そうそう、ミケが仲間内で作ったフリーゲームの登場人物の名前と一緒なんだよ。しかも、私の名前『紅蓮コウレン』の声を入れたのは前世の私だ。


 あの時はミケに土下座までされて頼み込まれたからやったけど、演技も何もしたことにい素人に何でさせたのか未だに謎だが。


 どうして今まで気づかなかった!


 今考えたらヒントはそこらかしこにあった。それに………


「あ~あ、後10年しないと原作に入らないのよね…。楽しみなんどけど、まだまだ先なのよね~。18歳の紅蓮は美人何だけど、最後が気に入らないのよね~。何であんな弱虫の根暗な女の為に死んだりするのか~。ソコも私が助ければ良いのよね♪」


 ゲームのでの紅蓮という人物は主人公をサポートするキャラで重要キャラで唯一攻略できない人物だった。いや、もう一人居たな、藍苺ランメイも攻略できなかった筈だ。シナリオとか見せられた時読んだ気がする。


 『妖怪恋舞』とは、ミケと他の仲間が作ったフリーゲームで、ミケはシナリオとキャラデザを担当していた。無料で配信ていたののだが、人気になって近々売り出す予定だった筈だ。「続編も考えているからまた声の出演ヨロシク♪」とか言っていたな。



 話を戻そう。


「どうせ王になるのは大雅何だから、他の王族は要らないわよ。勿論陛下も……あっ、でも王子達は格好いいから死なない様にしないと……。フフ♪まさか私が呪詛をかけてるなんて誰も気が付かないわ。だって私は皆から愛されてるもの♪」



 吐き気がしてきた。コレは夢? そうは思えない程やけにリアルだ。不気味に歪む側室舞子の顔とか、屋根裏に忍び込んだ事も無かった大雅親子の部屋も私の想像だけではここまで再現できるだろうか。まさか予知夢?それとも千里眼?


 どちらにしても、私や藍苺の、そして母さんや父さんの今後を左右する事だ。


 ん? ちょっと待てよ…。


 皆さんは覚えているだろうか。黄の国の王宮を出ていくときに母さんが側室舞子に言った言葉。「私達は救世主ではないのよ。私達ではこれ は解決できないわ」とか、側室舞子に言った一言「それに貴方の掌で踊るつもりは無いから」とか言っていた。


 もしかして母さんはこの世界の事を知っていた?側室舞子の企みも知っていた?


 だとしたら、私が何か打開策を考えなくても母さんが色々手を打っているのでは?


 けれど、知っていて何もしないのは少々気が重い…。


 そんなことを考えている内に側室舞子はどこかへ行ってしまった。



 そんな事を考えるよりも、今は戻ることを考えよう。しかし、考えても意味がないのなら今考えをまとめた方がいい場合もある。


「(そう言えば、紅蓮わたし自身が死亡フラグ満載だって言っていたな。)」


 確かにそんなことを口にしていた。


 実は、紅蓮わたしに関するシナリオは全て把握している。何故か?  ミケに台本とシナリオを全て暗記させられたからだ。 当時は何のために…と思ったが、こんな所で役に立ちそうになるとは思わなかった。人生って何が起きるか分からないもんだ。








         *******







 主が居るであろう部屋のドアを開ける。この体はどうも身体能力が高い。自分の倍以上あるドアノブをジャンプして前足で開けるなんて朝飯前だ。


 ドアを開けると、主と主の番殿が手を繋いだまま眠っていた。主の番殿は呪詛によって体調を崩していたので、主は看病をしていた。きっとそのまま眠ってしまったのだろう。


 主はわたしの命の恩人だ。現世のみならず、数多くある前世でも助けてもらった。わたしはその恩返しがしたいと常日頃思っている。のだが、


「(犬の姿であり続けるわたしには出来ることが少ない…)」


 前世は全て犬だった。今は少々特殊だが犬と大差ない。羽が着いていることを除けば。


 なので、主の命を守ろうと盾になってみたが、物凄く哀しまれた……。本当に出来ることが少ない。


「くぉ~ん(側で見守るしか出来ないのは辛い)」


 それでも、主達が笑顔で居てくれるのなら、犬と大差ないこの姿も悪くないと思えてきた矢先のこの呪詛……。


 わたしには呪詛とは何か良くは解らないが、良くないものだと理解は出来る。それに…


「(この臭いは……、あの小うるさい女の臭いだな)」


 何かと主と主の母上に関わろうとしてきた親子の母親の方の臭いだ。



 まさか主の番殿はあの女に呪詛を掛けられているのか?




 番殿と手を繋いでいる主にどんな悪影響が出るか解らない、ここは起こすべきだと思い行動を起こした。









         ********





 何かに顔を舐められている……。ポチか。



 今まで夢を見た。藍苺の悪夢に入ったと思えば、次は見たこともない側室舞子達の部屋の夢。一体アレは誰の視点だったのだろうか。


 そんなことを考えている間もポチは顔を舐め続けている……。


「ちょっ、ポチ! 舐めすぎだから…。」


 シリアスは私に似合わないとお前も言いたいのか? ………確かに。



「それにしても、ポチ。起こしてくれてありがとね。夢からやっと出られたよ。」


「キャン♪」


 本当にポチはお利口さんだな~。私って良い犬の縁があるよね。前世でもチビッて犬を飼っていたけど、凄くお利口さんだった。……ポチは犬じゃなくて天狼…狼なんだけどね。


「クゥー…ウォン!」


 ポチの頭をわしゃわしゃしていると、ポチは驚愕の事を告げた。


「!!…ポチ…お前も解ったのか?」


 どうやらポチも呪詛を仕掛けた人物が分かったようだ。どうやら気を失っていた間に私たちを心配したポチが、部屋に入って今まで感じなかった臭いを嗅ぎ付けた様だ。


 何で言ってることが分かるって?


 今更ながら私は意思の疎通が出来る。人のように話せないが、言いたいことは何となく解るのだ。コレはポチが私の眷属だからだ。まぁ、妖怪って事もあるんだけどね。他の動物とかも狐耳を出していたら理解できるから。


 動物好きな私にはちょっとキツい。


 だって可愛いちまっこい小動物がおっさんみたいな事を喋っていたら……ねえ?


 だから不用意に狐耳は出さないようにしている。夢が大崩壊するからね。



「ポチ~♪お前は本当に良い子だね~♪」


 ポチの毛並みを堪能しながら、藍苺の様子を横目で見る。どうやら峠は越したみたいだ。でも、


「ねぇ…ポチ? 嫁さんから妖気がするんですけど……私のでもないよ。」


「キャン……」


 え? まだ血も飲ませてないのに、妖怪化してないですか? あら、もしかして…藍苺の母親の血筋関連ですか?


「(いや、それしかないでしょ…)」


 でも、コレでよかったのかも知れない。シナリオによっては、藍苺に血を飲ませて悲惨な末路を辿るルートもあったはず。


「今考えたら、危なかったかも…」


 二人揃って死んじゃうルートはゴロゴロあったわ。おっかねぇ~。


「まぁ、いっか。嫁さん回復してるし。考えるのは後にして……なんか食べれる物でも作ろうかな♪」



 ポチに藍苺の様子を見てもらうことにして、私は料理でもしようと部屋を出る。







 そう言えば……あの『妖怪恋舞』ってゲームは主人公が男1択だけど……



「性別関係なく恋愛出来るゲームだったよね……」






 別にR18じゃないけど………ヤバイかも……




 だってさ、あの愛され主人公の鑑な大雅だよ。嫁さんが毒牙に掛からないか心配です。


 だって、アイツなら実の姉でもたらしこみそうじゃん。私の気の所為か?



 そう言えばさ、ゲームのシナリオ次第で実の姉や兄とかもたらしこむヤツだよ。ゲームでは攻略不可でも、ここは現実世界。プログラムされたゲームの世界とは違う。何が起こるか解らない。



 何より、あの大雅に嫁さんを取られるのが気にくわない。取られる相手が堅実で嫁さんを大事にするヤツなら考えなくもないが、だが大雅、お前は論外だ!!


 ハーレム築くヤツに嫁さんは渡さないよ。しかも優柔不断のマザコン(多分)が嫁さんを幸せに出来るものか。



 特に性格災厄……違った、最悪な側室舞子が母親だってだけでマイナス点。ヤツが何を仕出かすか解らない以上絶対に渡さない。







 嫁さんの事も大事だけど、死亡フラグ満載の人生をどう切り抜くか考えないと……


 このままだと二人揃ってウボァ……オホンッ死亡エンドだよ。



 そんな風に考え事をしながら私はキッチンに向かった。嫁さんが起きたら何か食べさせて熱で落ちた体力を回復させるために。





 そんな我が家で変態ロリコンが起こした事件以来……いや、それよりも大騒動が起こるまで後少し…………私は知るよしも無かった。






「クーゥ…(主…またそうやってフラグとやらを……)」










 落ちもない……どうしよ…皆様にお見せするのが恥ずかしいレベルだよ……


 お読みいただきありがとうございます。

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