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何かが進展すればそれはフラグ

 お気に入り登録数50件到達だと!!


(゜゜;)(。。;)


 思わず二度見…。皆さんありがとうございます。


 いつものごとく、タイトル関係無いです。



 ハロー……。ハァ…。え?何でため息なんかついてんのかって?実はさぁ…。



「…………」


 嫁さん、藍苺ランメイが机に突っ伏して落ち込んでおります。こんな時に何も言う言葉が見つからない。一人にした方がいい?でもこんな時はホントに一人にすると暗い考えしか浮かばないと思うんだよ。


 だから、何か話し掛ける事はしないけど近すぎず離れすぎずな場所に座っております。一応パートナーの紅蓮コウレンです。


 さて、どうしたことか………。待とう。うん、それしか思い付かないや。情けないけど。下手に慰めたら余計に悪化しそう。



「……………」


「……………」


 あれ、もしかして寝てるの?


「じぃぃ~………」


「…………」


 寝てるのならそれでいいけど、あんな目に遭ったんだから夢見も悪くなるかも知れない。何よりキッチンのテーブルで寝たりなんかしたら、風邪は引くし、身体は痛くなるしでいいこと無い。


「じぃ………」


「………」


 毛布を持ってきてかけるべきか、部屋まで運んだ方がいいか。でも動かしたら起きるんじゃない?

どうしょう……。


「じぃ……」


「……」


 あの変態ロリコンから救出直後はいつも道理に話せていたけど、晩御飯を食べて母さんがあの二人を尋問……拷問してくるって言って出ていった辺りから途端に無口になって今この状態です。


 やっぱりあんな事があったばかりだから、身体は男の子な私と二人っきりは気まずいのかな。食事中目も合わせてくれなかった。嫌われたかな…。


「(触らない方がいいか。なら、毛布だけでも持ってこよう。)」


「……」


 やけに静かすぎるキッチンは、椅子を引きずる音が響く。こんなに静かな事って今まであったかな。


 起こさないようにしないと。藍苺ランメイが気遣われるのが嫌いなことは分かってはいる。けど、今気遣っているのは何も女だからではない。男女関係なくあんな目に遇ったら誰だって気遣う。特に女として扱われるのが嫌いな、中身が二十歳越えてる男性なら尚更ね。


 それよりも、ランの心に傷がついていないと良いのだけれど。そうもいかないだろうね。心の傷って本人が気付かない事もあるし。


「(きっと、今はそんなに意識しないだろうけど、私だってこのままの姿って訳にもいかないから……。成長したら避けられるよね…。)」


 まぁ、偽装結婚だし。私は中身が女だから藍苺と気持ちも少しは理解できそうだ。あの変態には二度と近付けないようにしないと……。


 それよりも、今は毛布を持って来ないと…。


「(確か使ってない毛布は……)」


「どこ行くんだ…」


「!!…ッビックリした~…寝てたんじゃないの?」


「うつ伏せになってただけだ。」



「(紛らわしいな……)」


「何でそんなに驚いてんだ?」


「そりゃぁ寝てるから起こさないように歩いてたからだよ。あ~ビックリした~。」


「ふーん、ビックリても耳は出ないんだな。」


「あ、確かに。」


 いつも通り……かな。その方が心配になるのは私だけなのかな…。


「寝てなかったのか~。でも、うつ伏せになっててよく動いたの気付いたね…。隠密行動は得意な方なのに…。やるな嫁さん!」


「ハイハイ。ただ単に顔を上げたらレンが動いてたから声掛けただけなんだけどな。(視線が痛かったなんて言えないだろ…)」


「タイミング良すぎ…。」


 なんだ、タイミングか。


「あのさ…」


「何?」


「……俺ってさ…女なんだよな」


「外見はね。」


 どうしたのかな。


「俺はどっちなのかな。男?女?」


「ランはラン。どちらかなんて自分で決めればいい。周りが何と言おうと、そう決めたなら最後まで貫き通せば良いよ。それは他人が決める事じゃない。」


「この頃自分でもどっちなのか怪しくなってきた…。」


「なら、もっと悩めばいい。でも、ウジウジしてると駄目だ。暗い考えしか浮かばないよ。何事もポジティブに……なんてね。これは私の意見だから、必ずしもランの答えじゃないよ。」


「レンはどうしてそんなに明るく考えられるんだ。」


 ふむ。私が明るい? 見た目だけだよ。


「藍苺。見た目に騙されちゃ駄目だよ。いくらポジティブに見えても。」


「レンは…何で隠しているんだ。辛くないか?」


「そりゃぁもちろん辛いよ…。でもね、辛いって顔してももっと辛くなるだけ。と、私は思うんだ。ほら、よく言うでしょ「笑う門には福来る」てさ。たまにはバカみたいに笑って嫌なことを吹き飛ばせば、「あぁ何でこんなことで悩んでたんだろ」って思えてくるんだよ。」


「……俺に出来るかな…」


「知らんよそんなこと。」


「お前って慰めるか、毒吐かどっちかにしろよ。」


 毒なんか吐いた覚えないんですけど。私毒吐いてた?


「毒なんか吐いた?」


「吐いてるだろ。ソコは思っていなくても出来るって言えよ。」


 あぁその事か。


「人の事なのに分かるわけ無いでしょ。それに出来ない事を出来る何て言っても出来ないものは出来ないよ。努力したら出来るかも知れないけどね。」


「お前って時々キツいよな~。」


 少し笑いながら言うことか?


「そお? …………ん~…。あのさ」


「なんだ?」


「私も愚痴って良いかな?」


「いいとも? おい言わせるな~。で?何だよ。愚痴くらい聞くぞ。」


「実はさぁ~。最近、てか、妖怪の力が覚醒した辺りから性格に変化があってさ…。」


「ん?そうか?」


 そりゃねランに会って直ぐ覚醒したから変化なんて気付かないよね。


「何かね~。前から多少冷たいところはあったって自覚はあったんだけどさ…」


「自覚はあったのか」


「うん。けどね……明らかに残酷に、冷酷になった気がするんだよね。いや、気がするじゃなくて、実際なってるかな。あの変態を再起不能にするとか言ってたでしょ?あれね実際に実行しようとしてた。」


「……冗談だと思ってたよ。けど、妖怪達が必死になって止めてたのはその所為だったのか。」


「うん、そう。ちょっと殺気に気付いた見たいで……。邪魔しなくていいのに…。」


 あの時はホントに頭に血が上っていた。止められていなかったら変態は今頃死ぬよりも恐ろしい事になっていた事だろう。フフフフフ……


「男って命よりも大事なんだね。中身女な私には解んなーい♪はははははは…」


「………(うん。レンお前の性格変わったよ。)」


「ふうぅ…冗談はさておき、私も悩みがいっぱいあるよって話だよ。誰にも一つや二つ、百や二百あるよ。」


「百や二百は無いぞ俺は。でも……ありがとう。自分が悩んでるのがバカらしくなってきたよ。」


 それは良いのか? でも、そうかぁ、体と心が合わないと大変だよね。幸いなのか私はそんなに違和感が無い。それは女だったからか。違うかな、私の性格が図太かったからだねきっと。


「私たちは同じで反対だね。私は男だけど女で、ランは女だけど男で……。でも、あんまり違和感が無いよね。私たち。」


「そうか? 俺は自分に違和感があるけど。女なのに俺って言ってるし…」


「ねぇラン知ってる? 東北地方の方言で、女性でも俺って言ってる人居るんだよ。女性でもボクって言ってる人もいるし。その人達は普通に女性だし、話していても違和感無かったよ。」


 そう、一人称が何であっても別にいいと思うよ。


「世の中色んな人が居るんだから。」


「ん~…。そうだな。」


「ホラホラ~こんな時は前向きに~ね。逆に考えればいいんだよ。」


「例えば?」


「ソコは自分で考えてよ。でも、そうだね…女でも無いけど、男でも無い。だからどっちの気持ちも少し分かる…とか? ん~違うか…。あぁ、例え男に惚れても身体は女だから……とか?」


「ふふ、あはは……ッ…。何で男に惚れる前提何だよ。」


 言われてみればそうだね。何でだろう。


「あぁ…ならこれは? 身体は女だから女湯に…とか?」


「はあ!? おいコラ、それはダメだろ。俺をそんなに変態にしたいのか。俺の事そんな風に見てたわけ。ふーん…。」


 ヤバァ…もしかして墓穴掘った?


「いやいや冗談だよ。ゴメンね。どうも男って、前世含めて録なの居なかったから…。偏見だった。」


「偏見? お前も苦労してたんだな。」


「そうでも無いよ。私みたいなのは結構居るよ。」


 それでも、前世は男運が無かった。付き合ったことは無くても、周りに居た男を見ていると中々信じられなかった。勿論そんな人ばかりでは無いのは知っていたけど。それでも信用するのは難しかった。


「……私ね…。父親の顔を知らないんだよ。前世むかし現世いまもね。蒸発したんだよ前世の父親がね。外人だったらしくてさぁ。私の顔日本人離れしててよくからかわれた…。」


「……ハーフ?」


「見た目だけね。私の英語てんで駄目。しかも髪は白いし、目は今と同じあかでさ、気味悪がられたよ周りから。おまけに顔まで父親似。私の顔見てよく泣いてたよ母親。」


「…………」


「何の因果かまた父親に縁がないのか居ないし…。………って何でこんな話してたんだろう。ゴメン、変な話して。まぁ、言いたかったことはね、自分らしくいればいいよってこと。」


 肘をつきながら話を聞いていたランは憑き物が落ちたような顔をしていた。少しは解決の手助けができればいいけど、これは自分で決めないといけない。がんばれ!


「たまには甘えても良いよ。誰もランが弱虫なんて、言わない。言わせない。今だけだよ甘えても笑われないのは。大人になったら今以上に難しく考えちゃうから。」


「お前もな。泣いてるところ見たこと無いって聞いたぞ。」


 マミィに聞いたのかな。私初耳何ですけど。


「考えてみる」


「え?(はい? え?何の事?)」


「甘える云々。まぁ、愚痴とかさ、言いたくなったら聞いてくれ。俺も聞くから。」


「…うん。頼りにしてるよ嫁さん。」


「ハイハイ、旦那さん。」


 いつものノリが返ってきた。一先ず安心かな。











 でも、この後まさかあんなことになるなんて思ってもいなかった。







 これがフラグかって? これは後日談みたいなもんだからフラグじゃないよ。そう、油断してたんだよ。私達は…………。





 


 ちょっぴり二人の仲が進展したかな?


次回は、まだフラグ回収しません多分…。


修正をちょこちょこすると思いますが、話し自体の流れは変わりません。


では!m(._.)m

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