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教えて?フロウ先生!―四の姫シリーズ解説短編―  作者: い~ぐる&十海&にゃんシロ
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4話「属性と神々」


金髪の少女と砂色の髪の男が、目の前の紅茶とアップルパイに舌鼓を打ちながら話をしている。


「ん〜♪ これ美味しい、師匠が作ったの?」


「いやいや、さすがにこれは買った奴さね…こんな手の込んだの作るの面倒だしな。」


「師匠って意外と面倒くさがりよね…って、それより!ダインの属性の話!」


「あ?あぁ、そうだったな…えっと、属性はな…基本的に生まれ持ったもののみだが、付け足したり変えたりすることはできなくもない。

 一番わかりやすいのが…『神の洗礼』だな。」


「それって確か…信徒さんが入信する時に司祭様にしてもらう儀式の事よね?」


「そ、後は騎士がその忠義をどの神にささげるか決めた時とかに受けることもあるが…仕える神を決めるということは、その属性に自分を染めるってことだ。

 ダインはリヒテンダイトを信仰してるからな…洗礼で魔の属性を聖に塗り替えてるはずさね。」


「え、でも…そんなことして大丈夫なの?生まれ持った属性が変わるって大変な事だと思うんだけど…。」


「そりゃまあ、そうだろうな…体に属性が馴染むまでは、具合悪くなったりするんじゃねぇか?逆の属性だと特にな。」


「そういえばお父様が、騎士の宣誓を終えたものにはその日から一週間休みが与えられるって言ってたけど、その為かしら。」


「多分な…ちなみに付け足す方法はそら、お前さんにやったトネリコの腕輪…それでお前さんは一時的に木属性を持ってる事になる。」


「え?…あ、そうなの?」


「そ、まあ一時的に…だからそれで上位術は使えねぇがな、こういう簡易の後付属性を後天属性…生まれ持った属性を先天属性って言うんだ。」


「ふぅん…そう考えると、やっぱ神様の加護ってすごいのね…確か、13柱の神様が居るのよね?」


「そだな、始祖神リヒトマギアと、その子に当たる聖光神リヒテンダイトと闇魔神マギアダルケン…さらにその子である5属性の聖神と魔神合わせて10柱。

 この世界を作り、俺たちに加護を与えている神々はこの13柱だ。まあ、精霊や竜を信仰しているものも居るから、信仰対象はもっと沢山居るがな。」


「私の御祖母様は聖水神リヒキュリアの巫女だったって聞いたわ。…でも、精霊や竜にもこう…神様みたいな存在って居るのかしら。」


「ん?あぁ、居るっちゃ居るな…各属性の精霊王や竜神って存在が…そういうのは、シャーマンや竜司祭の奴に聞いた方が早いと思うぜ?」


「ふぅん…っと、ごちそうさま。」


「あい、お粗末様。」


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