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第一話 才人最初の発明<1>

 僕の名前は小暮才人 好きな言葉は「元気」のいたって普通の小学生だ。

友達はいっぱいいるし、楽しい小学校生活を送っている。

スポーツが大好きで家に閉じこもってられるか!みたいなタイプだ。

話は飛ぶけど今日は大好きな休日だ。何が大好きかというと、おじいちゃんの部屋に行くのが楽しいんだ。

なぜそんなことが楽しいかって?実は僕のおじいちゃん発明家だったんだ。

どうして過去形なの?と思うでしょ。実はおじいちゃん去年死んじゃったんだよね。

おじいちゃんは僕をとてもかわいがってくれていて僕もおじいちゃんが好きだった。

だから、あの時はとても悲しかったけど今ではすっかり克服している。それで、どうして部屋に行くのが楽しいのかというと、

おじいちゃんの部屋にはいっぱい発明品が置いてあるんだ。勝手に動く人形とか、ページが勝手にめくれる本とかね。

それで、僕はおじいちゃんの部屋に行ってそういう発明品を見つけては仕組みを見てみたりするんだ。

そして、今日は僕が決めた、月一回の整理整頓の日、僕が遊ぶと、ぐちゃぐちゃになるから、戻したり古いのを取り出したりするんだ。

そして、今日、第一回目の整理整頓の日。まず奥に入っているものを取り出して並べる。

それで、つまらそうな物から一番奥に入れる。その時だった。

ペラッ、ペラッ

紙がめくれるような音がした。僕は奥を見る。

そこには、本が入っていた。

「なんだ?これ。」

本の上に埃がたまっている。

パッパッと埃をとる。表紙には『マル秘、誰も見てはいけないぞ。』と書いてある。しかし、見てはいけないといわれると見たくなるのが

好奇心、本のページをぺラットめくると、『バーカ何も書いてないよ〜。』

なんだ、何も書いてないのか。と思ってまたしまおうとしたその時。キラッと何かが光った。

それをよく見ようと顔を近づけると鍵だった。

何に使う鍵なんだろうとよく周りを見てみるとなんと本に鍵穴があった。一応鍵を入れてまわしてみると、

・・・・・・ガチャ!なんと開いた。紙かと思ったものは箱だったんだ。1枚目は本物だったけどその後は1つの箱だ。

そして中には小さいメモ帳のようなものが入っていた。

僕はそのメモ帳の中身を見てみた。すると、紙がヒラヒラと落ちた。

僕はその紙を見てみた。その紙には

『これを見ている君は多分子供だろう。いや絶対子供だろう。もし大人ならバーカとからかわれた時点でいたずらだと思って捨てると思うからな。

さて、お前が才人かどうかは知らんが、もし違うならこれは元に戻してほしい。もし、これが悪いやつの手に渡ったら悪用されるからな。

お前が才人だとしたら、この本はお前に託す。お前ならこれで悪戯などしないと思うからな。

ここまでいえばわかったと思うがこれは私の発明を書いたものだ。この本は必ず同じように保管してくれ。

それと、私の部屋は自由に使っていい。今までも、勝手に私の部屋に入っていたからこれも見つかったんだしな。

さっきも書いたが必ず大人には渡してはならんぞ。才人以外のやつなら絶対戻しなさい。分かったか?                 』

と書いてあった。

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