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300文字で行こう

万聖節の聖者様

作者: asaghi

「とは言ってもねえ。やる事も無し。」

聖女様が仰りました。お茶を注ぎながら、輝く笑顔で。

「まあ確かに。」

答えたのは、白いお髭。

「”全ての聖人の日”など、誰が知っているのでしょう?」

歌うように別な聖女様。

諸聖人が集う日。近況など語りつつ、天使から頂いたお茶とお菓子に舌鼓を打つ。

地球は眼下に丸く蒼く美しく。雲の上の国は、今日も光に満ちて。

「やる事もない、ですかなあ?」

「さて、どうでしょうか?」

何人かが上品に目配せをしあいます。

「有るかも、知れませんね。」

「まあ、確かに。」

ぼちぼち、行きましょう。

今、星空の彼方に、少しずつ目を向けた人類。“神”の国は、遠いのか。

輝く衣服が翻り、諸聖人が地上に降ります。


            * The End *

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