表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/15

不思議な扉

カクヨム先行投稿作品です。

宜しくお願いいたします。

 ――なにこれ?


 あたしの部屋のドアの前に、小包がひとつ置かれていた。

いわゆる置き配ってやつ?

 そんなもんオッケーした覚えないんだけど。無断で置き配っていいんだっけ?


 小包の送り先は……


 あ、おばあちゃんからだ。なんだろ?


 ドアを開け部屋へ入って小包を開ける。中には手紙と共に新聞紙に包まれた何かがひとつ。


「なんだろ? さつまいも?」


 さつまいもひとつっておかしいだろ! ってツッコミがどこからか聞こえてきたような気がするが、見た目はどう見てもさつまいも。

 まぁ頭のいい私、さすがにそんなことはないだろと気を取り直して新聞紙をゆっくり開いていく。


 ――え、なんで? なんでこんなものが……


 新聞紙で包まれていた物体、それは『眼鏡』だった。

 え? どういうこと? 全く意味がわからないんですが。

 小包と同封されていた手紙の存在に気づいた私は、(おもむろ)にそいつに目を通す。


 ――(あお)ちゃん元気にしとるか? 仕事は慣れたか? おばあちゃんは元気やぞ。


 字汚ねえなぁ。A4の紙、しかも新聞広告の裏に文字こんだけ。まぁおばあちゃんならこんな手紙もありっちゃありだ。大雑把な性格だしねぇ。

 あれ? もう1枚ある。A4の紙には続きがあった。それもこっちの紙は新聞広告じゃない。よくあるA4の普通紙だ。


 ――眼鏡を見てどう思った? 掛けてみたいと思ったか? もし掛けてみたいと思ったなら……


 ――掛けてみろ。


 手紙はこれで終わり。え? 意味がわかんないんですけど。

 実は最近あたしは何故だか視力が落ちてきていた。前は両目とも視力2.0あったのに、今では0.8程度。見えないわけではないけれど、小さい文字とか遠くの景色がぼやけるようになってしまった。おばあちゃんあたしの目が悪くなってるの、何処で知ったんだろ? お父さんにでも聞いたのかな?

 おばあちゃんからの贈り物。

 掛けてみたいと思ったなら掛けてみろときた。

 まぁ眼鏡を渡されて掛けてみたいか掛けてみたくないかと問われれば……


 ――そりゃ掛けるでしょ!


 これが失敗だったのか、それとも正解だったのか……

 眼鏡を装着した視界の先に広がっていた()()()


「え、な、なに、なになになに!?」


 1K6畳一間の我が居城で、眼鏡を装着した私は呆然としていた。なんで? どういうこと? なんでこんなもんがここにあんの?


 眼鏡越しに見る部屋のど真ん中には何故だか……


 ――古びた扉が(そび)え立っていた。


 ※当拙作をご覧いただき誠にありがとうございます。


 もし当作品を面白いかも!? 続きはよっ! と思っていただけましたらレビュー、ブクマ、ひとつでも構いませんので、★をぽちっと、などなどしていただけますと作者の今後の執筆意欲につながります。


カクヨムで先行投稿をしております。早く続きを読みたい方はこちらへどうぞ。

 →https://kakuyomu.jp/works/16818093073566555415#reviews

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ