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初詣2

「あ。白石ちゃん!」

拝殿へと向かう参道で、蓮見が私を見つけて声を上げた。

「途中で姿が見えないから心配したよ!」

「もう帰られたのかと思いましたわ」

口元を隠し、皮肉っぽく西園寺が言ったが、私の後ろにいる天城の姿を認めて一気に表情が変わった。

「天城さま!やっといらしたのですね」

「渋滞だった」

私は隣に立った天城の表情を読もうとしたが、相変わらず何も分からない。西園寺は特別だと言っていたが、それは顔に表れないらしい。

(この鉄仮面め)

「俺たちはもう参拝終わったんだよね。この辺で待ってるから、行って来なよ」

蓮見が私の肩をぽんぽんと叩いた。

「ええ。そうするわ」

私と蓮見が近い距離で話すのが嫌なのか、藤堂の瞳が険しくなっている。西園寺は天城を見つめたままでいるし、ここにいるのは何とも居心地が悪い。

私は逃げるように、拝殿へと足を速めた。

(しかし、人が多いな)

参道は道幅が広いため、人が多くても問題はなかったが、拝殿の前は人口密度が一気に高くなる。前にも後ろにも人が押し寄せ、最近経験した満員電車を思い出した。

平松を買い物のたびに呼び出すのは忍びないと、一人で電車に乗った時のこと。前後ろに自分より縦も横も大きい人に挟まれ、押しつぶされて呼吸が出来なくなり、命の危険を感じた。

それ以来、ラッシュの電車に乗るのを避けていたというのに、まさか電車以外の場所でもそんな体験をするとは。

(息がしづらい…)

昔は、基本的に頭一個分は出ていることが多かったため、息苦しく感じることもなかったし、どんなに混んでいても人の波に揉まれることもなかった。しかし、今は少し背中を押されるだけで、転んでしまいそうだ。

「小さいと、こういう時に本当に不利ね…」

目の前には、参拝客のコートがあり、すぐ後ろでは楽しそうに話している学生が並んでいる。

初詣の話に乗ったのは間違っていたと後悔をしていると、上から声が降って来た。

「マフラーはどうした?」

引き離したはずの天城がいつの間にか隣に立っていた。

「マフラー?」

そう言われて首元を手で確認すると、確かに朝巻いてきたマフラーが消えていた。

「どこかで落としたみたい…」

足元を見るが色々な足が入り乱れているため、この中でマフラーを探すのは無理に近い。発見した時には、いろんな人の足跡が付いていることだろう。

天城は大きなため息を吐き、自分のマフラーを外すと私の首に巻き付けた。

「なんで?」

あまりに驚いたので、素が出てしまった。

クリスマスパーティーの時といい、天城はどこかおかしい。

「風邪を引かれると困る」

「ああ…」

(そういうこと)

私はふっと笑った。

「まだ世間体的には、婚約者同士ですものね」

一緒に神社に行って、白石透だけ風邪を引いたと噂が広がれば、困るのはきっと天城家だ。

「は?」

天城の声に少し苛立ちが含まれた。

私は彼から視線を逸らさずに言った。

「周りに誰もいない時には、気遣いをして頂かなくても結構よ。私の方は、私で何とかするわ」

天城が何か言おうと口を開いた瞬間、ちょうど前の人がいなくなり、私の番になった。

賽銭箱の前に立つと、財布から五円玉を出して、放り投げる。

(なんか願い事…)

願い事なんて数えきれないほどあったはずなのに、人混みで疲れたのか今は何も思いつかない。後ろがつかえている為、考えている時間もあまりない。

(とりあえず、誰も傷つかない形で全てが上手く収まりますように!)

私は一礼をし、その場から逃げるように立ち去る。

参拝客の波から少し外れただけで、途端に息がしやすくなった。

「今後、人混みは避けよう…」

そう心に決め、蓮見たちが待っているという砂利道へと足を向けた。

しかし、先ほど蓮見達がいたところには、何かを飲んでいる西園寺しかいなかった。

(また二人きり…)

辺りを見渡し、皆の姿を探した。

「蓮見さんたちは…」

私はそこまで言いかけたが、西園寺の鋭い睨みによって口をつぐんだ。

「そのマフラー。なぜ貴女が持っているの?」

威嚇するような低い声で西園寺が言った。

(そうだ。天城のマフラー…)

「先ほど、マフラーを落としてしまって、天城さんが私に…」

「嘘を言わないで。また無理やり奪ったのでしょ!」

カップを持っている手が震えている。

(何言っても信じてもらえないな)

私は首からマフラーを外すと、西園寺の空いている方の手に押し付けた。

「西園寺さんから返して頂けると嬉しいわ」

西園寺は驚いたように目を見開いたが、マフラーに目を移すと一瞬だけ柔らかい表情になった。

(ただ天城が好きなだけだもんな~。この子も)

最終的に悪いことをしてしまうキャラであっても、その根源は好きという感情からだ。

西園寺が少し気の毒になった。しかし、そんな彼女が私に視線を戻した時には、ギラギラとした憎悪に満ちた瞳に戻っていた。

「どうして、貴女ごときが天城さまの隣にいるのかしら」

西園寺が言った。

(ごときって…。私だって居たくて居る訳じゃないのに)

そう言い返したいが、やめておく。ここで喧嘩を買ってはいけない。

「嫌がる天城さまを無理強いして婚約者になるなんて、本当に卑しい人ね!迷惑がられているのが分からないの?」

「そうね」

私は素直に頷いた。

「確かに、昔の私は彼の気持ちを考えていなかったかもしれない。でも、今は違うわ。私の側に居ることを無理強いしていないもの」

西園寺の顔が歪むのが分かった。

「何様のつもりなの?天城さまが好んで貴女の近くにいるとでもいうの?貴女を見るだけで虫唾が走るわ。今後一切彼に近づかないで頂戴!」

声を荒げてそういう西園寺に向かって、私はぼそりと呟いた。

「近づいているつもりはないのだけど」

(むしろ避けている方・・・)

私の態度が癇に障ったのか、西園寺は持っていたカップの中身を私にぶちまけた。低い外気温のおかげか、コーヒーは完全に冷えていたため、火傷の心配はいらなかった。ただ。白いコートにコーヒーの染みは、人目を引くものがあった。

私は大きなため息を吐いた。

(…コーヒーだったか)

〈記憶〉のおかげで「何か」をかけられるのは分かっていたが、勝手に水だと思い込んでいた。しかし、このままの恰好でいるのは恥ずかしい。

「彼は私のものよ。誰にも渡さない!」

私は顔を上げ、もはや正気を失っているとしか思えない西園寺を見た。西園寺は、紙コップをぐしゃりと握りしめ、鋭い眼光で私を思い切り睨みつけている。

「これが最終通告よ」

低い声で言った。

以前見た西園寺とは全く異なる風貌に、私は言葉を失っていた。初めて見た時は、凛とした大人びた印象だったのに、今は全身を震わせ、顔を真っ赤にしている、全く余裕のない西園寺だった。

「何してんの?」

湯気の立ったカップを持った天城が言った。後ろにいた蓮見が驚いている一方で、隣に立っている藤堂はどこか楽しげに笑っていた。

「何でもありませんわ」

私はそう言ったが、西園寺は天城に顔を向けた。なぜか涙ぐんでいる。

「白石さんの方から、ぶつかって来ましたのよ!私は謝ったのだけど、許してくれなくて…」

天城の刺さるような視線が、西園寺から私のコートへと移る。

「本当か?」

「どうでしょう」

私は肩をすくめた。それから口をぽかんと開けている蓮見に向かって言った。

「今日はお誘いありがとうございました。申し訳ないけど、私はここで失礼しますね」

小さくお辞儀をすると、私は化粧室へと向かった。後ろで、藤堂が大げさに西園寺に駆け寄り、「もう大丈夫」と優しく声を掛けているのが聞こえた。


女子トイレは、参拝客で長蛇の列だった。しかし、出来たばかりで大きなトイレだったため、洗面台はいくつもあったのが幸いだった。私は邪魔にならないように端の洗面台に向かい、コートを脱いだ。

「派手にやってくれたな…」

胸の位置から下にかけて大きな染みが出来ている。コートの下に身に着けていた小さいバッグからティッシュやハンカチを取り出し、染み抜きを始める。コーヒーをかけられてすぐなのが功を奏して、意外と簡単に染みが薄れて行く。ただやはり完全に消すことは難しく、茶色い染みが残ってしまった。真っ白なコートだったから、なおさら目立つ。

「ここまでか。あとはプロにお任せしよう…」

私はふうとため息を吐き、首をコキコキと鳴らした。

長い間、染み抜きに没頭していたせいか、いつの間にか長蛇の列は解消されていた。私は大量のティッシュをゴミ箱に捨て、外に出た。

外に出るとすぐに冷たい空気が吹き付けた。あんなに明るかった空は既に夕暮れ時に迫ろうとしていた。

「日が落ちるのは早いな…」

まだ若干染みの残るコートを着ながら、私はスマホを取り出し歩き始めた。

平松に連絡しようと画面を見つめていると、目の前に誰かが立ちはだかった。

「君、一人?」

男が言った。そこまで身長は高くないが、茶髪をワックスで立たせた分大きく見える。恐らく大学生くらいだろうか。迷彩柄のダウンにダボダボのジーンズを履いていた。

「可愛いね。この後ヒマ?」

神社でナンパとか、どれだけ不謹慎なのだろう。

「忙しいです」

私はその人を避けて、入り口まで向かおうとするが、なぜか男も隣について来る。

「俺さ、弟と来たんだけど、さっきはぐれちゃって。近くにカフェがあるんだけど、一緒に行かない?お兄さんが、奢ってあげるよ」

聞いてもいないのにペラペラと話す男にうんざりする。

(るーちゃんの見た目は、本当に絡まれやすいな…)

「君、真徳生?それともこれから受けるの?俺もさ、真徳受けたんだけど落ちたんだよね!学力が足りなかったのかな~。俺ん家も結構金持ちなんだけどな」

(知らんし)

私は相手にするもの無駄だと、無視して歩き続ける。

「俺の弟が来年、真徳受けるからってここに来たんだけどさ。俺は無駄だと思ってんの。あれ、知ってる?数年前に理事長が代わってから、受かる生徒はほとんど最初から決まってんだって。親のコネがないと入れないんだと」

話半分に聞いていたが、次の言葉に私は気を引かれた。

「確か、理事長の親戚に西園寺ってやつがいて、そいつが実は学校を牛耳っているっていう噂」

私は足を止めて、男を見た。

「どういうこと?」

男はにやりと笑った。

「あ、やっぱこの話気になる?やっぱり真徳生をナンパするには、この話題が一番か~」

「その噂はどこで聞いたの?」

私は男に詰め寄った。

「さあな。真徳の掲示板に書かれているって聞いたよ」

(掲示板?)

突然首周りに重みを感じて、男が私の肩を組んだのが分かった。

「詳しい話は、カフェでしてあげるよ」

私はさっと彼の腕から逃げると言った。

「自分で調べるわ」

「まあ。そんなことを言わずに」

再度、男が腕を伸ばした時、誰かの手が伸びて来て彼の腕を掴んだ。

「いてっ!」

「何してんの?」

男が顔を上げると、180センチ以上ある巨木が顔をしかめて見下ろしていた。大学生の男は、天城を前にするとかなり小さく見えた。

「だ、誰だよ!」

「こっちのセリフなんだけど」

天城が抑揚のない声で言った。男はどうにか腕をねじって放そうとするが、天城の力が強いのかびくともしない。

その時、遠くから声が聞こえた。

「兄さ~ん!」

兄と呼ばれた大学生よりも少し背の高い、黒ぶちの眼鏡をかけた男子が走ってきた。それから、私たちを見渡すとすぐさま何かを察したのか、慌てて頭を下げた。

「す、すみません!兄が失礼なことを…」

何も知らないのに謝るところを見ると、きっとこの男はいつでもナンパしているのだろう。そして弟が決まって謝罪をする役目を担っているのだろう。

(面倒な兄を持つ弟も大変だな…)

「いいえ。あなたが謝ることでは」

私が首を振ると、天城は無言で腕を離した。

「ったく、お前は遅いんだよ。行くぞ」

チッと舌打ちして男は謝罪の一言もなしに、その場を去った。メガネ男子は再度私に謝ると兄のあとを追いかけて行った。

私はしばらく彼らの背中を見ていたが、ふと未だに隣に立っている天城に目を向けた。

「どうしてここに?」

素朴な疑問を投げかけたつもりが、何かが彼の逆鱗に触れていたらしい。

もの凄い殺気を持った視線で天城が私を睨んだ。

「何やってんの?」

「え?」

私はその勢いのある雰囲気に思わず後ずさった。

「な、何って、私はただ帰ろうとしていただけで…」

(あの男が勝手について来ただけなんですけど)

「どうして全部一人で抱える」

「え?」

天城から思いがけない言葉が飛び出し、更に混乱した。彼の瞳の奥で様々な感情が動いているのが分かった。

「言わないと何も分からない」

(なんか前にも聞いたことあるセリフ…)

「西園寺のことも、本当のことを言えば何かしてやれたかもしれない。お前が何も言わないから、助けられなかった」

私は天城の言葉が理解できずに、しばし混乱する。

「…え、えっと。もっと頼って欲しいってこと?」

自分で言ってすぐさま、私は頭を振った。

(いや、まさかね。あの白石透嫌いの天城が、そんな風に思うなんて)

すぐさま否定されると思ったが、天城は何も言わずくるりと背を向け歩き出した。

(ちょっと待って。それは肯定なの?)

私が後ろから付いてきていないのに気づいた天城は、振り向くと「早く来い」と目線で伝えて来る。

(…やっぱり、天城の設定がバグり始めている気がする)

嬉しいのか悲しいのか、よく分からない感情が私の中に渦巻いた。



初詣が終わるとすぐさま学校が開始した。

相変わらず藤堂は私を見つけると、何事もなかったかのように腕を組んでくるし、天城たちにもなんの変化もない。しかし、どこを探しても西園寺だけは姿を見せなかった。そうこうしている内に、高校1年生最後の試験の日が近づいていた。

この時期なると、事件の起きる階段や西園寺の陰謀を解き明かすことより、私はまた学年順位で上位に食い込む方が大事になっていた。

「見つけたわ。真徳の掲示板」

まどかが私のベッドに寝ころびながら、言った。

妹の小学校でもまた学期末の試験が迫っているのにも関わらず、妹は相変わらず余裕の表情を見せていた。学校も塾も内容があまりに簡単なので、最近では家で宿題をせず授業中に全て終わらせるらしい。なので、帰宅した頃には、手が空いていると言うのだ。

数学の問題を解いていた私は、頭を上げた。

「あれ、消されたんじゃなかった?」

神社で絡んできた男が言っていた「真徳高校専用掲示板」。一度まどかと調べてみたが、ネット上には全く出て来なかった。学校側に訴えられたのか、管理人が心を改めたのかは不明だが、掲示板があったという痕跡さえ綺麗に消されていた。

私はあの男のたわ言だと思っていたが、辛抱強く調べ続けたまどかが、快挙を成し遂げた。

「だいぶ大変だったけど」

「どうやって見つけたかは、聞かないでおく」

私はそう言いながら、妹の隣に寝ころんだ。

「西園寺について何か書かれてる?」

「ちょっと待って。関係ないことも沢山書かれているから」

まどかがマウスを動かしている。

一見したところ、普通の掲示板のように見える。自分の学生時代にもあった、中学や高校の裏掲示板。匿名で何でも書き込めることから、悪口や勝手な噂話を好き放題書いている人が多かった。

「どの世界も同じね」

先生が嫌い、試験が難しすぎる、など、愚痴が書かれている文章を見ながら私は呟いた。

自分の気持ちを聞いて欲しいからと、掲示板で発散するのは悪いことではないが、人を傷つけるのは何か間違っていると思ってしまう。面白半分で見ていた学生時代だったが、それもすぐにやめた。自分の名前を見つけたらきっと立ち直れない。

「あったわ」

妹がそう言い、私は画面を覗き込んだ。

〈真徳の理事長の背景に誰がいるか知ってる?〉

そんな文章から始まっていた。

〈試験に受かる生徒はいつも決まっている。親の職業、知名度、財産まで全て調べ尽くされてから、入学が決定する。腐った学校だよ〉

〈裏にいるのって誰?〉

〈西園寺っていうアメリカで一財産築き上げた一家。娘が病気で休みがちで中々卒業が認められないからって、理事長に直談判しに行った。そこから真徳の雰囲気がおかしくなった〉

〈まじか。知らなかった〉

〈でも俺の友達は一般家庭だけど、受かったぜ。かなり頭はいい方〉

〈それも表向き用。一年に数人は必ず庶民を入れる。でもすぐいなくなる〉

〈もしかして、お前もその一人だったとか?〉

その質問に対する回答はなかったが、それがむしろ肯定しているように思えた。

「退学か転校か、分からないけど。その腹いせに掲示板に書き込んだのね」

まどかがため息交じりに言った。

「伊坂さんと同じ境遇…」

私はぼそりと呟いた。

「西園寺には、生徒一人を転校させることなんて簡単だった」

憧れの真徳高校へ馴染むために、勉強もバイトも頑張っていた伊坂を思い出す。

「やっぱり西園寺は許せない」

初詣の時にちらりと見せた、天城への恋心。その表情をみた時には、ただの恋する女の子だと思ったのに。

「一つ解決したのに、すっきりしない…」

私はベッドに突っ伏した。

伊坂が西園寺のせいで転校したという裏がやっと取れたのに、何も出来ない。

「西園寺には強力な後ろ盾があるし」

理事長までも操れる西園寺一家は、学校全体を牛耳っていると言える。伊坂だけでなく、他の一般家庭の生徒もどこかに飛ばしているとしたら、抗議をしたところで、まともに取り合ってくれないだろう。

「下手に動くと危険ね」

まどかも隣でため息を吐いた。

あり難いことに、白石家は数ある財閥の中でも上位に食い込むほどのお金持ちだ。だから、勉強が全く出来ない白石透でさえ入学できた。つまり、西園寺一家の気に触れることさえしなければ、学校から追い出されることはないだろう。

しばらくの沈黙のあと、妹が言った。

「それはそうと、お姉さま。明日からの試験は大丈夫なの?」

「ぼちぼちかな」

夏休みの間に伊坂に叩き込まれた基礎は、伊坂が転校したあとでも大活躍だった。ほとんどが基礎の応用になってくるため、難なくこなすことが出来た。

「そう。伊坂さんの為にも頑張って」

私の気持ちを汲んだのか、妹が優しい声で応援してくれた。



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