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第二章 プロローグ
あぁ、ジャック様。
あなた様の手で初めて男を知った私の乱れっぷりを見て、どう思われたのでしょうか。
「さぁ、これからが本当のお楽しみの時間だ」
宿に着くなり嬉々としてそうおっしゃって私をはだけさせたそのお言葉通り、楽しんでいただけたのでしょうか。
それとも、鮮血を伴う痛みを抱えながらも、淫らに喘ぐ私を見て興ざめしてしまったでしょうか。
けれども、それは仕方のないことなのです。
時に優しく時に激しく求めて下さるあなた様は私のような女の裸を見ても、蔑むどころか「キレイだ」と褒めて下さったのですから。
そんな風におっしゃっていただけたのは、あなた様が初めてなのです。
故郷で私に投げかけられる言葉はいつも私を傷つけるもので、私の心を満たしてくれるようなことなど何一つなかったのですから。
神様にどれだけ祈っても助けてなどもらえなかった私をジャック様はたった一晩で救い、身も心も満たして下さいました。
今なおお腹の奥に感じるあなた様の因子、これがあなた様を楽しませることができたという何よりの証拠だと信じてこれからも精進してまいります。
誰よりも何よりも、あなた様に忠誠を。私はもうあなた様に一生ついていく覚悟です。
あぁ、ジャック様…。どうかこれからも、不束者の私ですがよろしくお願いいたします。




