『空に願いを』
初投稿、、
少し不思議な世界観だからフラットな気持ちで読んで欲しいな。
誰もいない住宅街の歩道を裸足で歩く
真夏の温度に染まったアスファルトが足の裏を焦がしそうな程暑い
鳴く蝉はいないけど、真夏の風は答えてくれる
倒れかけの電柱に、
そっと微笑みかけて空を見上げる
青いなぁ
短い髪をなびかせるようにして生暖かい風を切ってブロック塀をよじ登る
塀の向こう側に広がるなんとも言えない青い空
塀を超えればただそこにあるのは青い空
一度入ってしまえばもう戻れない、
そんな雰囲気のある空間
私はここから見る終わりのない青を眺めるのが好きだ
落ちるギリギリの所まで行ってコンクリートの塀から足を覗かせ素足で感じる
何かいけないことをしているようなそんな感覚、
その感覚が直接足の裏を通じてゾクゾクと鳥肌を立たせる
でも、五月蝿く注意をしてくれる大人はいない
一緒にはしゃいでキャッキャと笑いあえる友達もいない
ずっと最初から最後まで一人の私
一人だった私
一人である私
一人が好きな私
そんな自分が、一人だけの世界で、一人だけで、この何処まで続くか分からない青を独り占めしている
土で薄汚れたコンクリートから伝わってくる緊張感、
少しばかりか高まる胸と、
今、一人だけで一人をしている少女を嘲笑うように流れる雲、
微笑む彼女、
そっと立ち上がって息をゆっくり吸ったと思ったら次の瞬間、
「これで私が最後だものね」
にっこりと幸せそうな表情を浮かべた少女は今、
果てしなく続く空に浮かぶ数多の雲の一つになろうとしていた。
おはようござゐます
そして、
読んでくれてありがとう!
、、初めてちと緊張したかな。
でも書くって楽しいよね。
また近い内に次の投稿するかも、、。
その時は是非、また読みに来てね
じゃあ、
おやすみなさゐ。