第1話 ■異世界召喚□
ある日の学校からの帰り道、私と光凛、陽瀬、燎の4人は仲良く話しながら歩いていた。
今日は期末テストの日だった。
「ねー黒夢、今日のテストどうだった?」
隣を歩いていた光凛が聞いてきた。
私頭良くないからテストの出来悪いんだよなぁ…。とりあえず今はテキトーに誤魔化しとこ。
「え、いやぁ、私は別に普通だけど…。そういう光凛は?」
「私は結構出来たかな!」
と、光凛は思いっきり笑顔で言ってきた。
ハッキリ言って眩しすぎる…。
「はぁ、いいなぁ…。そんなに自信持てて…。」
ほんとに光凛が羨ましいよ。眩しすぎて私とは正反対だ。
そう私たちが話していると、後ろから、
「え、今日のテスト割と簡単だったぞ?」
と、燎が言ってきた。
「あんたの基準は知らんよ。」
燎って無駄に頭良いんだよ。羨ましい。
「いやいや、ほんとに簡単だったんだって!なぁ、陽瀬?」
燎は陽瀬に助けを求めたが、
「いや、俺は簡単だとは思わなかったけどなー。」
と、返された。
「なんだよお前らー!」
「アハハハ!」
そう、どこにでもあるような何気ない話をしていた。
その時、私たちの足元に、白い魔法陣みたいなものが現れた。
「うわっ、何だこれ!」
「キャー!何なの!?」
「お前ら、早く出ろ!」
「あ…あぁ……!」
そう口々に叫んだ。
魔法陣は、脱出する暇を与えてくれることなく、私たち4人を別の世界へと送ったのだ。
初めまして。
詩愛という者です。投稿するのは初めてなんで、分からないことも多いです。
これからも投稿していきたいと思うので、暖かい目で見守っていただけると嬉しいです。