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希望(プライド)
「勇者よ、残念だったな」
「くっ…」
魔王は嘲り笑う
「ここで…」
視界は暗くなる、闇に包まれるのが身に染みて分かる
「おい、お前、諦めるのか!」
HPはゼロ、なにも出来やしない
もう、いいよ…
「この世の理不尽に従うのかよ」
いや、そうじゃない、俺は…
勇者の体が光に包まれる
仲間達の姿が見える
ー頑張れよー
ティヒィーもいた。
「そっそうだ、俺は諦めるわけにはいかねぇんだよ」
「潔く混沌に包まれよ」
勇者は怖くなかった
魔王の攻撃が読める
「なぜ、なぜなのだ!死んだはずのお前が」
「いいか、己の魂で聞け」
「俺の背中には仲間がいる、それが俺を強くするんだ!」
魔王の体は心臓もろとも貫かれた
「仲間…か…」
暗雲の雲に一筋の光が差した。
7月31日に投稿、そして、あとは結果を待つだけの松茸になったら、松茸と椎茸の区別がわからなかったなぁとふと頭に浮かびましたとさ。
ー日々、谷の中を少しずつ進んでいく作者よりー