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大島サイクル営業中 2017年度  作者: 京丁椎
2017年7月
27/200

理恵の恋②

※この作品はフィクションであり、登場する人物・地名・施設・団体等は架空の存在です。

実在する人物・地名・施設・団体等とは一切関係ありません

(朽樹の牧場シュークリームとソフトクリーム・・・美味しかったな。)

排気量アップと4段ギヤのおかげで行動範囲を広げた葛城は

甘味巡りをして休日を楽しんでいた。朽樹から今都へ抜けて

湖周道路を通り安曇河へ帰る。家に帰る前に丁稚羊羹を買うのだ。

信号待ちをしているとポコポコと排気音が聞こえる。

ミラーを見るとホンダゴリラが写っていた。

(あ、ゴリラと女の子。可愛いな~。)

ぼんやり見ていたら信号が変わっていた。

発進が遅れているうちにゴリラが先行した。


追ったつもりはないが葛城のカブは大島のスペシャルエンジンだ。

90㏄の排気量と絶妙なギヤ比で加速する。

意識しなくてもゴリラとの距離が縮まった。

(あれ?このゴリラって・・・。)

見覚えのあるゴリラだ。

(バイク友達になれないかな?(はなし)したいな。・・・。)


追いつきそうだったが葛城は無意識のうちにスロットルを緩めた。

時速60㎞。葛城は無意識のうちに法定走行を守って走る癖がある。


ゴリラは加速しているのか、徐々に引き離される。

(速度超過・・・でもメーター誤差の範囲だねぇ。)


徐々にゴリラの姿は小さくなり、見えなくなった。

(ゴリラだと大島サイクルのお客さんかもしれない。)

商店街には丁稚羊羹の美味しいお店がある。

(ついでに寄るか・・・。)

ハンドルを商店街へ向けた。


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