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大地の覇者と空の覇者~世界王と空賊娘~

作者: 繭衣和香

 王都では始終音楽が演奏され、大通りでは絶え間なく商人の呼び声がする。今日ばかりは、と農作業の手を休め街に繰り出す農民もいれば、昼から酒を飲み屋台を冷やかす町人も。

 世界一の大都市ともなればその賑やかさは普段から相当なものだが、今日はいつにも増して騒がしい。

 街の門をくぐった少女は、驚いて近くの衛兵に声をかけた。

「わお…なに、今日はいったい何があるの?」

「なんだいなんだい、ねえちゃんそんなことも知らねえでここに来たのかい!」

 いつもは気難しいの顔の衛兵が、がははと豪快に笑う。

「今日は世界王の一人息子、ウィルフレド王太子殿下の17歳の誕生日さ!いやあめでたいめでたい!」

「へえ、王太子の…」

 17歳と言えば成人だ。街がこれだけ騒がしいのも納得である。

「未成年だって今日は特別だ、少しくらい酒でも飲んでかねえかい?」

 そんな商人の軽快な呼びかけを丁重に断りながら、少女は少し浮き立った足取りで街の中心部へと向かった。



「殿下もとうとう成人なんて…!ああ、(わたくし)、感動でございます…!!」

 おいおいと泣く侍従に、ウィルフレドは苦笑した。

「そんな泣くものでもないだろう。何か大きく変わるわけでもなし」

「何を仰るんです!変わらないどころかそれはもう色々と変わるではありませんか!なんといったって、殿下はかの世界王陛下の嫡子なんですから」

 世界王。世界の覇者。世界を統べる者。

 ウィルフレドはかつて世界を征服した国の王の子孫であり、もう何代も前から今の王家が世界王を生み出してきた。そして今日、また一人。世界王が、誕生する。

「殿下は世界のすべてをお持ちです。そして今日より、そのすべてを動かすことができるようになるのです!殿下が望むように、思うようにこの世界は動きます。殿下が望んで手に入らないものなど何一つなくなるのですよ!」

「何一つ…ね」

 ウィルフレドは世界王を継ぐ者として、相応の教育を受けてきた。全ては今日のために。

「殿下とお呼びできるのもあと数刻なんですね…。ああ、涙で前が見えませぬー!」

 ひたすらに泣く侍従を横目に、ウィルフレドは窓の外を眺めた。

 遠くに見える城下はここからでもいつにない盛り上がりを見せていることがよくわかる。色とりどりの旗や風船が目に眩しい。

 一方で城の中も、この後の式典の準備で慌ただしい。静かな場所など、この世界でこの部屋だけだろう。――いや、侍従の泣き声は騒がしい部類なのかもしれないが。

 そしてこの無駄に感情的な侍従のことが、ウィルフレドは嫌いではなかった。

「さあ、そろそろ式典の支度を始めなければ。手伝ってくれるな?」

 誰が何と言おうと、――自分が何と思おうと、世界王となることは決まっている。

 ひときわ大きな声で号泣し始めた侍従を連れ、ウィルフレドは衣裳部屋へと向かった。



「にしてもすごい人だなコレ。想像以上だわ」

 冬だというのに、人混みのせいで蒸し暑い。少女はこの大都市の中心部にある噴水広場にたどり着くと、外套をむしりとった。

 少しだけ休んでから、遠くに見えるを見上げる。

「狙った獲物は逃がさないってのがウチの信条よ。こんな大きな獲物は初めてだけど、逃がしはしないわ」

 準備は、万端だ。



 12時の鐘が鳴る。

 盛大なファンファーレとともに、城の大広間の扉が重々しく開いた。

 玉座の前にて待ち受けるは、現世界王その人。扉の向こうに立つのは、王太子。

 見事なまでの金の髪をかため、純白の衣装に身を包んだウィルフレドは、玉座までの道のりをゆっくりと歩み始めた。途中頭を下げるのは、世界各地域の大貴族たちである。

 玉座についたその瞬間から、ウィルフレドは世界王となる。

 現世界王の待ち受けるその場所は、天井近くに無数に取り付けられたガラスにより日光を惜しみなく浴びていた。

 最後の一歩を踏みしめ、ウィルフレドは世界王の隣に立った。

「――汝、世界のすべてを手に入れる覚悟はあるか」

 ウィルフレドのそれより圧倒的に低い声が、大広間に響き渡る。

(この声が、20年間世界を統べてきた声)

「――はい。陛下」

 響くように、震えないように声を張る。

「よかろう。ならばこの王冠、そなたに授けよう――」

 世界王が、その手に王冠をもつ。20年に一度しか見られない、豪奢で重みのある王冠。

「――ありがたき幸せ」

 そう言って受け取ったその瞬間。


パリン...


 何かが割れる音が静寂を引き裂いた。


 何が割れたのかと見回すよりも早く、目の前に黒い人影が降ってくる。

 トスン、という思うより軽い音とともに、ウィルフレドは体が宙に浮くのを感じた。



「――――殿下ッッッッ」

 侍従のいつになく鋭い声と、衛兵たちの怒号が聞こえると思った時には、ウィルフレドの体は大広間を飛び出し、廊下を駆け抜けていた。



「よっしゃ成功!あとは――っと!」

 ウィルフレドは今、少女に担がれている。ということが今更ながらに頭に入ってきた。

 その間、少女は衛兵の矢を素早くかわし、城の中庭に通じるガラスを突き破った。

「―――――ッッッ」

 落下する。

 それがわかったウィルフレドは、想像に難くない痛みを覚悟して目を瞑った。



 しかし、その衝撃はありえないほど早く、そして軽く訪れた。


 すとん、という音がわずかにしただろうか。

 それと同時に、凄まじい重低音があたりに響き渡る。強い風が頭上から体に吹き付けるのも感じた。

「なんっっ――」

 目を開け、そして絶句する。



 ――――――そこは、空だった。



♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢



 澄んだ青い空と、眼下の白い雲。気持ちとしては快晴だが、この雲の量だと向こうは曇天といったほうが近いのかもしれない。この空飛ぶ船――飛空艇の上にいては、正確なところはわからないが。

 あの後丸一日拘束された後、なぜか縄を解かれ今は自由に動き回ることができている。もちろん一人になるということはないが、自由になった後は、ウィルフレドはずっと飛空艇の甲板にいた。危機的状況なはずなのに、こうしているのがやけに心地良く思えた。


「どう?初めての飛空艇は」

 自慢げな様子で話しかけてきたのは誘拐犯の少女で、年のころとしてはそう変わらないように見える。彼女たちを呼び表すなら空賊、とでもいうのだろうか。

「…………」

「なにさ、また無視?男でしょ女々しいわよー」

 なんだと。ウィルフレドは顔をしかめた。

「……君には言われたくない」

「なんでさ!」

「その恰好は年頃の女子としていかがなものか」

 少女の恰好は半袖のシャツに皮のジャケット、ひざ上のズボンという女子として見たこともないものだった。普通はもっと淑やかな服を身に着けるのが常識のはずである。

「いーでしょ別に。この方が動きやすいんだから」

「……ふん」

 別に彼女がどういう服装をしようが関係はないが、誘拐犯に同調する気にもならない。

「そういえば」

 少女が思い出したように言った。

「頭領が中で呼んでる」

「…用があるならそちらが会いに来れば良いだろう」

 王家の者として、やすやすと敵の言うことに従ってなどいられない。無視して再び視線を飛空艇の外へとやると、少女は呆れたようにため息をついた。

「あんたねー、王子様だか王様だか知んないけど、郷に入っては郷に従えっていうでしょ。ちょっとは馴染んだらどうなの」

「馴染む?なぜ敵に馴染まなければいけないんだ」

 意味不明である。

「あーーーーもう、そうなんだけどいやそうじゃなくて!いいから行きなさいってば!また怒られるのあたしなのよ!」

「お前が怒られようが知ったことか」

「あーーのーーねーーーー!」

「うるさい」

 癇癪の爆発のさせ方がまだまだ子供だ。しかし、もう少し敵らしく振る舞えないものか。

 だが、この感情が無駄に豊かなところは少しだけかの侍従を思わせた。

 急に毒気を抜かれた気持ちになり、ウィルフレドは突っぱねるのもなんだかめんどくさくなった。

「仕方ない」

 このまま隣で騒がれるのは御免だし、得ておきたい情報もある。立ち上がって服の埃を払うと、他の男の案内に従って飛空艇の内部へと向かった。


「いやあ、ごめんねウィルくん!」

 案内された頭領とやらの部屋に入って開口一番、大変にこやかな笑みとともに謝られた。

「ウィルく…!?」

「うん。君の名前からとって、ウィルくん。呼びやすいかなって」

 天下の王太子をそんな風に呼ぶなど、国なら不敬罪で死刑台行きである。

「にしてもね、ごめんねー。本当は君をこんなところに呼ぶ予定はなかったんだけどさ、うちの子ちょっとアホだから勘違いしちゃったみたいで。ちょっと身に余ることしちゃっただけなんだよー」

「はぁ」

 さっきの少女と言いこの頭領と言い、つくづく毒気を抜かれる。思わず気の抜けた返事をしてしまった。このままでは敵のペースに乗せられてしまう。

 こほん、と咳払いすると、ウィルフレドは頭領をまっすぐ見据えた。

「では、お前らの目的は?やはり王冠か?」

 王家一の秘宝の王冠は、今はウィルフレドの手元にはない。あれからまだ一度も地上に降りていないから、売られてはいないはずだ。

「王冠ね、素敵だったねー。あんなキラキラしいものがこの世に存在するとはね」

「当たり前だ。賊ごときが触れていいものではない。返してもらおうか、力ずくでも」

 そう言いながら、ウィルフレドはあたりを素早く見回し武器になりそうなものを探した。幸い腕には多少の自信がある。

「やだなおっかない。あれはうちに手の負えるものじゃない。もちろん返すよ、だから物は壊さないで、ね?」

「条件は」

 抱えきれないほどの金か、身分か。はたまた、王太子である自分の命か?

 賊の考えそうな要求を一通り考え、その対策を考える。もちろんどんな要求であろうと出し抜く必要がある。

 しかし、頭領がしばらく考えて出した要求は、想像したどれでもなかった。

「うん、そうだ。少しだけあの子――リディアの話し相手になってやってくれないかい?」



 王太子を馬鹿にするなどいくら賊であっても許されることではない。しかし、頭領は嘘をついているようには見えなかったし、

(王冠が、返された…)

 もう十分堪能したからと、話の後に渡されたのである。

『もうすぐ城に送り届けるから、それまでの間でいいんだ。リディアと話してあげてよ』

 …まったく、意味が分からない。拘束もされていなければ国宝も返す。敵意が見られない。いったい何のためにあの厳重警備をくぐって自分を誘拐したのか、皆目見当がつかなかった。

「調子が狂う…」

 甲板でひとりごちていると、不意に隣に影が差した。

「――かった」

「は?」

「――悪かったって言ってんのよっ」

 いきなりやってきて、何の前触れもなく少女が顔を真っ赤にして叫ぶ。

「頭領が謝れっていうから…!」

 リディアと言ったか。この少女こそ敵意らしい敵意を向けてくるような気もするが、それにしてもやはりどこか違う。なまぬるい。

「…お前らの目的はなんだ?」

 対話しろというあの頭領に従うつもりはないが、この少女なら何か知っている気がした。

「金でも身分でもないのなら、なんのために俺をここに連れてきた」

 リディアが口を尖らせ黙り込む。…が、やがて口を開いた。

「…間違えたのよ」

「まちが…?」

「頭領が珍しく祭りに行って来いって言ってきて…しかも土産が欲しいっていうから」

「……」

 会話の雲行きがおかしい。ウィルフレドはだんまりを決め込んだ。

「あたしらは義賊よ、贅沢してる貴族の財産を貧しい人たちに分けるのがあたしの仕事なの!だから、その頭領に土産欲しいって言われたらさ、いつも通り価値のあるものをとって来いってことだと思うじゃない!普通の土産がほしかったなんてそんなの分かるわけないでしょっ!」

「……」


 つまり、リディアは頭領への土産代わりに意気揚々と王冠と付属物の王太子を持ち帰った、ということらしい。そしてこっぴどく叱られた、といったところか。

「……ばかばかしい」

 ウィルフレドは大きくため息をついた。

「ばかばかしいって何よ、こっちはあんたの誕生祭って知ったの街に入ってからでさ、時間ないのにすごい張り切って準備したんだからね、わざわざ飛空艇をあんな城のど真ん中に迎えに来させてさあ!警備もやたら厳重だし」

「当たり前だろ誰の祭りだと思ってんだ、次期世界王様だぞ。てか王族の誕生祭の日付くらい覚えておけよ、王国民だろ」

「知らないわよ世界王とか王子とか!あたしらはそんなものに縛られないわ、自由に生きてるの!」

「……」

 自由、という言葉にウィルフレドの眉がピクリと動いた。

 ウィルフレドが唯一欲しくて、唯一手に入らないもの。世界王なら何一つ手に入らないものはないなんて嘘だ。

「お前、今自由か?」

 唐突な質問に、リディアは怪訝な表情をしたが、迷うことなく口を開く。

「自由よ」

 リディアが甲板から身を乗り出し、下を見下ろす。雲の切れ間から見えるのは、ウィルフレドのよく知る街並み――王都である。

「あたしたちの住処は空だから。この飛空艇で、好きな時に好きな場所へ行くわ。何物もあたしたちを引き留めることはできない。自由になりたくて空賊やってるんだもの。自由じゃなきゃ困るわ」

「…なるほどね」

 何にも縛られない――ウィルフレドには想像もつかない、果ての無い自由。

「そんな生き方もあったのかな…」

 独り言よりも小さな声のそれを、リディアはきれいに拾って笑った。

「なあに、王様も自由になりたくなった?」

 自由がほしい。そんなのずっと思ってきたことだ。でも、今ほど自由を欲したことはない。

 こんなに間近で、本物の自由を見てしまったからだろうか。

「なんなら仲間になる?あんたいけすかないけど、意外にうまくやっていけそうな気がするわ」

「……」

 それは思いがけず、とても魅力的な提案だった。最初から甲板を心地良く感じたのは、どこまでも続く空に開放感を覚えたからだ。城では絶対に見られない景色。

 臣下や父の前では隠していたが、本当はずっと息苦しかった。望みどおりに動く世界より、この空を飛び回る環境のほうがずっと欲しい。

 それもいいかもしれない、そう答えようと口を開き――

 たまたま目に入ったものに気を取られた。


 この世界の何よりも馴染み深くて、何よりもウィルフレドを地上に縛りつつけてきたもの。

「お、そろそろお城に到着だね。相変わらずでっかいわねー。」

 街に囲まれた白い城。ウィルフレドが17年間過ごしてきた檻。

 その中庭には物々しい軍が整列しているのが遠目でもわかる。正門の警備にもいつになく人を割いているようだ。王太子の拉致事件により厳戒態勢がしかれているのだろう。

 城を目指しているからか、飛空艇が少し高度を下げた。

「で、どーする?決めるなら今だけど」

 リディアの顔は真剣である。真面目にスカウトしようとしているのが伝わる。

 心地良い風が、ウィルフレドの頬を撫でた。



「…申し出はありがたいが、やめておく」

 勝手に口をついて出た言葉は、出してみれば意外にしっくりきた。

「ふーん、そう?残念ね。素質ありそうだったのに」

「とか言いながら笑ってんじゃねえか」

「あら、あんたもね?」

 言われて自分がほほ笑んでいることに気づく。

「ま、いいんじゃないの?なんかさっきまでよりはいい顔してるし。ふっきれたって感じ」

 吹っ切れた。そうなのかもしれない。

 高度が下がったことで、軍の動きや街の人々の動きも捉えられるようになっていた。

 街はあの活気から一転、通夜のような暗さに変わっていた。これも厳戒態勢の一部だろう。

 ウィルフレドは王太子で、世界王だ。この街に限らず、世界のすべてを動かす王。よくも悪くも、ウィルフレドの動き一つで世界が変わる。

 それはとても息苦しくて、自由の無い世界だ。今まではそうとしか思えなかった。

 だが、こうして空を感じて、本物の自由に近づいて、――そして城を街を俯瞰(ふかん)して。ウィルフレドはようやく、ある一つの事実に気が付いた。

「……自由は欲しかったが…それ以上に俺は、この城と街が愛しかったんだな」

 この感情は、今までの教育によって意図的に育まれたものかもしれない。でも、それだってウィルフレドというものを構成する一部なのだ。

「帰って、城と街の者を元気づけなくては」

 義務ではない。そうしたい。ウィルフレドはそんな風に思った。


♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢♦♢


 王太子の帰還から一週間。王都は再び以前の活気を取り戻していた。

「なんでも、王太子様、じゃねえや王様をさらった連中はゴリラみたいにごつい連中らしいぜ」

「でも、王様がやっつけたんだろ?いやあ、腕もいいんだなあ、新しい王様はさ」

 居酒屋でのそんな会話に、少女はふうん、と呟いた。

「あんにゃろ、えらく自分に都合いい話にでっちあげてくれてるじゃないの」

 あんな奴を一瞬でも本気でスカウトしようとしたなんて、人生の汚点だ。リディアがむくれていると、向かいに座る頭領が笑った。

「まあまあ。僕としては同じ17年を生きてこうも真逆の道を行く君たちが面白かったよ。二人が話したらどんな感じになるのかなと思ったけど」

 予想以上にいい影響を与えられたようだ。お互いに。

 自由に固執しすぎている感のあったリディアが、今までならありえなかった提案をしてきた。

『地上にもさ、一個くらい拠点持っとかない?』

(あんなに地上を毛嫌いしていたのに)

 燃料補給のためだとか飛空艇が壊れた時のためだとか、それらしい理由を挙げていたが。一番の理由は、彼のように愛しく思えるような土地が欲しくなったのかな、と頭領は勝手にあたりをつけている。

「ま、まあ、いい王様みたいに思われてるんならそれでいいけどっ」

 怒っているように見えて照れ隠しなのが、頭領には微笑ましい。

「ま、ひとまず乾杯しようか」

 運ばれてきた酒をかかげ、カチンとグラスを鳴らす。

「ハッピーバースデー、リディア!成人おめでとう!」

 リディアが嬉しそうにはにかむ。

 そんな彼女の身に着ける服は、珍しくスカートだった。

初めまして、繭衣と申します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


この作品は処女作かつお試し投稿の意を含んでいますので、拙い部分が多分にあったかと思います。が、ご容赦いただければ幸いです…汗

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