予定2
予定
「録画を見てる気分だ・・・」
「それは飽きたと言うんだ。どうしようも無くなったとき、それでもやるしかなくて、そして自分を貶める」
「どうすればいい」
「何もするな。必要になったら動けば良い。案外優しく出来てるんだよ」
「万物流転。巡り合わせ・・・俺は望んだことも頼んだ覚えもない・・・良いこと廻ってきたら次は悪いことなんて、必要としてない!」
「我が儘言うなよ。そうなることを自分が決めた。無意識でも」
「聞いてないぞッ!!」
「言ってないだろ。受け入れろ」
「昇り専用と掛けまして」
「んあ?」
「てめえの減らず口と解きます」
「それ知ってる!下らないでしょ?!」
「箝口令を敷きますね」
「やるならしっかりは身を滅ぼすぞ。そうやって、出来て期待されて応えてをずっと続けて、居場所を無くす」
「何も出来ない奴に」
「だから何もしない何もさせない。もう分かってることだから」
「決めつけんなよ!」
「お前が生まれると知った。そして名前を付けた」
「は?意味分かんねえ」
「お前がお前であると認識出来る様に。記号みたいに決めつけた。名は体を表すと言うのなら、生涯を勝手に設定したようなもんだよ。だからな?あのな?・・・ありがとう」
「お~い~。いつまで泣いてちゃ分かんねえだろぉ?どれが好きなんだよ~」
「びえええええええん!!」
「命の恩人、泣かれるの巻」




