表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 火鳥 らひす
1章;柚
18/45

17、つけまつ毛の作り方。

「そっかあ。 ユズちゃんが作りたいのってそれなんだ。 本当にびっくりした。」

ビックリした分、気が抜けたようにジルはそう言った。

そうして、自分を落ち着かせると、改めてつけまつ毛を手に取り、その構造をまじまじと観察した。


「ふ~ん。 これだったら、オレがカーボンを2cmぐらいにカットして、それをロージんとこで溶接したらできそうだ。 へえ、ユズちゃんのいたとこの女の人はこんなので自分を飾るんだ。 でもさあ、ユズちゃんはこれなくても十分かわいいと思うけど?」

「そんなことないよ。 私、これがないと自分に自信持てないし……。でも、作れそうで良かった。」

それを聞いて、ジルは柚が自分に自信が無いというくだりで、眉根を寄せていたのだが、柚がそれに気づくことはなかった。


「でもさあユズちゃん。 せっかく作るんなら、これ、たくさん作って売ってみない? この国の、特に王都の女性は、やっぱり美に対してすごい敏感だから、けっこう売れるかもよ? ユズちゃんが元いた世界に帰る方法の手懸りも掴めるかもしれないし。」


ジルの言葉に、柚も頷いていた。

つけまつ毛が売れれば、ロージアやジルに恩返しが出来るし、帰る情報も。

それに、この国の女性を、柚自信見てみたかった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ