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第2話 新しい友人と新入生代表の少女

更新遅れて申し訳ありません!


行き当たりバッタリなためネタが思いつかなくて…←おいw


不定期になると思いますが、これから何卒よろしくお願いします!

俺が通う高校は青葉城西高校、略して《青西》。

生徒総数960名の普通の高校だ。


昇降口にあったクラス分けの紙で俺のクラスを確認すると、俺は1-7だった。


教室に足を踏み入れると、結構な数の生徒が談笑している。


……あれ。俺早くもぼっちルートまっしぐら…?。


いやいや、まだ始まったばかりだから焦るな俺…。



とりあえず、自分の席を探そうと黒板に貼ってあった座席表で自分の座席を確認した。


席は真ん中の後ろから2番目。中々のポジションだ。


席に着くと否や、俺の前の奴が話しかけてきた。


「なぁなぁ、アンタ名前なんて言うんだ。」


顔を見ると中々なイケメン。

イケメンなんか爆発しろ…。


「人に名前を聞くときは自分から名乗るのが鉄則じゃないのか?」


あえて、冷たい態度を取る俺。


……ああ、こんなんだから俺は…。


早くも高校デビュー失敗の兆候が見えていたが、



「ははは、中々な返しをするなアンタ。俺の名前は高柳俊哉(たかやなぎしゅんや)。俊哉とでも呼んでくれ。これから1年間よろしくな」


そこはイケメンの大きい心の器によって最悪な事態は免れたようだ。


イケメン君マジ天使!


「俺は榊拓海。好きなように呼んでくれ」


「そっか。じゃあ、拓って呼ぶわ。改めてこれからよろしくな拓!」



「ああ、よろしくな俊哉」




その後お互いの出身校の話をしたりと俺と俊哉は意気投合した。


ーーー「…ええ、本日はお日柄もよく……」


「なぁ、なんで校長の話とかいつの年代になってもこんな眠くなるのかねぇ…」

と高柳俊哉は話しかけてきた。


「知らねぇよ。でも、本当眠くなるよなぁ…」


この校長の声、特に眠りを誘ってくる…。


朗らかな春の陽気も合間ってもう寝る〜という寸前に…。


「新入生代表。1-7渡辺姫香(わたなべひめか)


教頭先生(名前は忘れた)がとある生徒を指名した。


「はい」


この少女の声で空気が変わった。


強く芯が通って凛として、それでいてどこか人を落ち着かせるような声音。


会場内の誰もが思わず感嘆のため息をもらす。


思わず俺もその声の方向を見た。


長い黒髪のストレートヘア。スカートから生える真っ白で、触ったら壊れてしまうんじゃないかと思うほど細い足。彼女を構成する要素の一つ一つはアニメの世界の物じゃないかと錯覚させるほどだった。


彼女の歩いた軌跡には光の粒子が煌びやかに舞っているように見えた


「お、一目惚れかい?いいねー、青春だねー」


ニヤニヤしながら俺の肩に手を置く俊哉。


うぜぇ…。


「ベ、別にそんなんじゃねえし…。」


「ふぅ~ん、なるほどね~。拓はああいう人が好みなんだねぇ~」


「人の話を聞きやがれ!」


「こらそこ、静かにしなさい。」


「「俺は悪くないです、こいつのせいです」」


2人仲良く互いを指さして罪のなすりつけ合い。


負けられない戦いがここにある…!


「元はと言えば俊哉があんなことを言うから!」


「いーや、新入生代表を見て鼻の下伸ばしてた拓に非がある!」


五分五分の戦いが繰り広げられる…

と思われていたが、


「2人ともあとで職員室にくるように」


「「………はい」」


――何でこうなるんだよぉぉ!


俺の心の叫びは誰に届くこともなく、空しく脳内を反響した。


嗚呼。これで初日から職員室送りか…。ある意味貴重な体験だな。


無駄にポジティブな俺だった。


実はこの時、俺は俊哉と話していてあることに気付けなかった。


――あの新入生代表が、壇上に登る途中にこちらを見て微笑んでいたことに…。

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