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新しい友達

 母が家の近所の歯医者さんに通うようになって、その病院の奥さんと親しくなりました。ほっそりして可愛らしい顔をした優しい人でした。

 病院には独りっ子の女の子がいて、母と奥さんの約束で、私が毎日遊び相手をすることになりました。学校から帰ると、私は毎日その子の家に行きました。紀子ちゃんというその子は、おちゃめで可愛い女の子でした。私は小学4年生で、紀子ちゃんは二つ年下の2年生でした。


 紀子ちゃんの家に行くと、早速おやつを食べさせてもらいました。甘いお菓子などは出たことがなくて、冷やしソーメンの掛け汁が流しの下の大きな瓶の中にいつも作ってありました。

 歯医者さんなので甘い物を控え、おやつにはそのような物を作られていたのだと思います。

 紀子ちゃんのお母さんも一緒に、三人でお風呂にも入りました。お母さんは私の背中もごしごし擦って下さいました。 


 ある晩、紀子ちゃんの家に泊まることになりました。

 夜中にお父さんが帰ってきて、紀子ちゃんと私が寝ている部屋を覗きに来ました。私は眠ってはいなかったけど、目をつぶって眠ったふりをしていました。

お父さんの声が聞こえました。

「可愛い顔をしてるねぇ」

「うちの子は可愛いねぇ」


 二人とも紀子ちゃんのことが可愛くてたまらない様子が伝わってきました。いいなあ、お父さんはこんなに可愛がっているんだ、と私は羨ましく思いました。


 私には上の前歯に虫歯が2本あったけど、嫌がって治療ができなかったそうです。

 のちのちまでも影響した虫歯のことは、母の責任だと思います。母は嫌がったから放っておいた、と言っていましたが、なだめてでも治療を受けさせて欲しかったと思います。母のなおざりの子育てがうかがわれる一面でした。


 独身であろうと、30、40の年齢であろうと、恋に心が囚われていようと、疲れ果てていようと、子育ての時間は限られています。子供の一生を左右することです。子育ての手抜きは絶対してはいけないことです。












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