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第八話 滝川神社で近道発見!そして、宝探し始め!<3>

とりあえず、開いている場所へ行って代表者の僕がカードを引く。すると、出たのは五の段だった。

いきなり簡単なのを引いたので僕はすぐ言ってしまった。

そして倉庫から出て、次の真太へ段を伝える。真太もすぐ終わって、入ってから一分もたたないうちに出てきてしまった。

そして、僕が角田へ段を伝えて、女子もやり、やっと最後から二番目の正太郎になったとき、

一班の人が帰ろうとしている事に気づいた。正太郎も、真太に教わった成果が出たのかすぐ終わった。

最後は、真太よりちょっと頭が悪い、次郎だったので真太と同じように出てきた。

皆に一班のことを知らせると正太郎が急いで走ろうとしている。僕達も走る準備のためにアキレス腱を念入りにやる。

そして、僕がスタートの合図をする

「よーいドン!」

みんないっせいに走り出す。やっぱり一位は正太郎だ。どんどん走り出す。

すると、一班が見えてきた。一班は気づかないのか歩いている。そして、一班を抜かした。

一班もやっと気づいたのか走り出す。しかし、もう遅い。全員一班を抜かしている。

とりあえず最期まで全力疾走だ。その時、誰かが追い上げてきた。正太郎の次に足が速い進君だ。

正太郎は手加減しているのかちょっとあるき気味だ。みんなが

「おーい。正太郎!走れー。」

と応援する。正太郎も気付いたようだ。軽く走り始める。門が見えてきた。

今のところ進が勝っているのか?今、二人が並んでいる。

だけど、正太郎のほうが余裕がありそうで、息も乱れてない。あと三十メートルぐらいだ。その時、

「再スタート!」

と正太郎が叫んだ。そのとたん、足が速くなった。進も、スピードを上げようとするが全然あがらない。

とうとう正太郎が門を通った。僕は、門を通ると正太郎に聞いた。

「ねぇ、なんで再スタート!て叫んだの?」

「あぁ、それのことか。俺がパソコンやっていたらクリックをしてキャラクターを走らせるゲームがあったんだ。

早くクリックをするとキャラクターのスタミナがなくなるから早くクリックしすぎてすぐスタミナが切れるんだ。

それでやけになって、いろんなところをしていたら、いろんな変な言葉が出てきてさ。

そこに再スタートっていう言葉があったから押してみたら、スタミナも回復をして最初からになったんだ。

最初からになること以外は、いいことづくしだしさ。スタミナ回復するから現実で再スタートできたらいいなぁって

思っていたら再スタートが口癖になって、しかもその言葉を言うとなんか気合が出るんだ。

だから、走るときとかで気合を入れて、本気で走らなきゃいけないときは再スタートって叫ぶことにしているんだ。」

なるほど、そういうことか。再スタートという言葉で気合を出す。

よし!僕も、そういう時は再スタートって言う言葉じゃないけど、そういう言葉を言うことにしてみるか。

まぁいいや。とりあえず次の事やるか。みんながしおりをめくって何をやるか調べている。

でも僕は覚えている。確か、自然のメモだったはずだ。しおりの最後のページにメモをする。

僕はしおりを取り出すと、急いで書いた。自由時間で遊びたいからだ。五つか六つメモをすると、

トランプの準備をする。この前覚えたマジックをする準備をする。みんなが戻ってきた。

僕がマジックをしてトリックを当てるゲームをした。それが終わって、ばば抜きをしようとしたとき、

ノックの音がした。なんだろうと思ってあけて見ると、そこには真警部補が怒っていた。

忘れていた、まだ真警部補に全部話してなかった。僕は、知っていることを真警部補に全部話す。

やっとおわったらみんなばば抜きに飽きていた。僕はリュックサックをいじっていて、新しいゲームを思いついた。

みんなに提案する。

「おい!この方位磁石を見て面白いゲームが思いついたぞ。」

みんなが集まってきたのでみんなにルール説明をする。

「これは針がない中の板のような物が回る卵形の方位磁石だろ!それで、水平にしないで、

卵の先を北に勘であわせてみるんだ。最初の人は不利になるから二回やる。

それで北が卵の先にぴったりあったら勝ちって言うゲームだよ!みんなやる?」

みんなやるという声が広がってくる。よし!ゲームスタートだ。まず、正太郎があわせる。

適当にやったので南のほうに卵の先が向いている。もう一回やったが、ほとんど近づかない。

こういうことを繰り返して、やっと僕の番になった。大体分かったので、思ったほうに向けてみる。

なんとそこで僕の北がぴったりあった。

「やったー!僕の勝ちだ!」

僕がうれしがった。するとちょうど、いいようにチャイムが鳴った。次は昼食の時間だ。僕達は

「朝食食べすぎ超ショック!昼食食えずに中ショック!夜食も食べすぎややショック!」

というダジャレをいいながら食堂へ向かう。昼食を食べるときも言っていると先生に

「そうか。昼食食えないのか。じゃあ昼食抜きにしてやるから中ショックっていってなさい。」

と冗談を言ってお弁当をとってきたので僕達は

「今おなかがすごく減っています。今抜かされたら中ショックどころじゃなくなってしまいます。」

といって、お弁当を返してもらった。そして、すごい勢いで昼食を食べていく。すると腹が痛くなっていた。

みんなが笑いながら

「ハハハッ、これじゃあ昼食食べすぎ中ショックじゃん。」

と言ってきた。本当にそうなっている。僕達は言い返すこともできずに部屋に戻っていった。

そして、とうとう自由時間になった。

僕達の腹の痛さも納まると、話し合いになった。真太が言った。

「これからなにやる?」

正太郎が手を上げた。

「滝川神社の音の正体を暴きに行く。」

正太郎は力が強いのでみんな逆らえない。しょうがなく滝川神社へ向かう。近道に入り、

『  神社跡』

の立て札があるところまで向かう。しかし、そこでは音などしなかった。もちろん神社の中には誰もいなかった。

そして何の成果もないまま滝川荘へ向かう。その時、たくさんの車が目の前を走っていった。

その時、僕は警部補に話していないことがあったのを思い出した。そして、物音の正体も分かったのだった。

「まったくあぶねぇ車だなぁ。そう思うだろ健次」

「・・・・・・」

「おい!返事しろ!健次。」

「・・・・・んっ、何だっけ。」

「危ないと思うだろ健次。」

「あっ、そっそうだね。」

「お前ちゃんと人の話し聞いているのか?」

「聞いているって、あの真警部補は危ないって話だろ。」

「確かに危ないな・・・・・ってその危ないじゃねぇよ。車が危ないって話だよ!やっぱり聞いてねぇじゃん、お前。」

「あっ、ごめんごめん。なんか考え事していてさ。」

正太郎ともろくに話ができなかった。ある事実に気づいてしまったからだ。僕はみんなに

「みんな急いで、大変なことが分かったんだ。」

と言って滝川荘へ急ぐ。早く真警部補にあってこのことを伝えなければ。みんなも追いついてきた。正太郎が聞いてくる。

「どうしたんだよ。ある事実ってなんなんだ。」

「そのことはちょっと待って、真警部補に聞かせてから話すから。」

と言って、真警部補のところに急ぐ。


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