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第七話 滝川神社で近道発見!そして、宝探し始め!<2>

次のスケジュールを思い出してみる。

たしか、

『九時 滝川探検 滝川山を探検しよう!』

だったはずだ。とりあえず外に班で並ぶ。

そして、説明を聞く。一組の先生をやっている、恵子先生が説明をする。

「まず、班長にこの赤いカードを配ります。班長さん。手を上げてください。」

僕が班長だ。

手を上げると、近くの先生が赤いカードをくれた。

そのカードには、

第一チェックポイントとか、第二チェックポイントとか書いてあった。

そして、隣にその説明らしきものが書いてあった。

第一チェックポイント

じゃんけんで、買ったらあめがもらえるよ。写真も撮ってもらおう

第二チェックポイント

川原にいる先生にしゃしんをとってもらってね。

第三チェックポイント

班長が引いた九九の段を一人ずつ言おう。まちがえたらさいしょから。

という感じだ。すると、先生が説明を再開した。

「みなさん、班長のカードをよく見てください。チェックポイントなどの説明がかかれていますね。

それでは今から地図を配ります。今度は副班長!」

副班長の真太に地図が配られる。赤い線が書いてある。見ていると、また先生が説明を再開した。

「よく見てください。赤い線が引いてありますね。ここが歩くルートです。

まず、ここを出て、まっすぐいくと滝川神社があります。そこが第一チェックポイントです。

そこをでて左に行くと川原があります。そこにいくまでにカメラが置いてあるので、近くにいる先生に、

自分たちの写真を撮ってもらいなさい。それが第二チェックポイントです。

あとは、川原で、このカードに書いてあることをして、この地図の赤い線をたどって帰ってきてください。

ちゃんと方位磁石を見て道を間違えないように。

そして、チェックポイントでやることが終わると、シールがもらえます。

ここに戻ってきたら、しおりを見て何をやるか確かめて、しおりに書いてあることをやってください。

それでは、一分ごとにスタートします。では、一班から進んでください。」

僕は、八班なので最後のほうだ。とりあえず、出発まで待つ。七班が出発した。もうそろそろだ。僕たちは立ち始めた。

そして、先生の

「八班、行ってください。」

という声で門に向かって歩き始めた。運動会の行進のときのように歩き始める。手と足を大きく降って歩いていく。

すると、あたりまえだけど滝川神社が見えてきた(見えてこなかったら怖いよ)。僕たちは階段を駆け上がる。

正太郎がどんどん前の人を抜いていく。そして。前の人がよけたところを僕たちも走って駆け抜ける。

足が遅い真太は後ろで、ちょっとずつ歩いてくる。僕たちは班長から一人ずつ、

先回りをしていた咲先生とじゃんけんをしていく。

結果、僕と真太と正太郎は勝ててあめがもらえた。しかしそれ以外はすぐ負けてしまった。

それで、まずあめをもらえた、僕と真太と正太郎で写真を人数分、つまり三枚撮った。

そして、負けた人も入って十枚とった。そして、下に下りようとする。すると、チラッと鳥居が見えた。

僕はみんなを誘ってお参りに行く。ほかの班の人も気付いてお参りにきた。

すると、またチラッと道が見えた。近づいてみると階段があったので、

―――――――これは近道だな

と思って

「おーいここに近道があるぞ!」

と皆を呼んだ。しかし、近道だと思う前に不思議に思うべきだった。

ちゃんと僕たちが上ってきた階段があるのになんで、

こんなところに階段があるのだろう。そして、なんでこんな誰にも見つかりそうにない場所が、

階段が見えるようになっていて、草が伸びてないのだろうと。

しかしもう遅い、皆も近づいて来る。それに、僕はそんなところを歩いてみたいと言う好奇心で

そんなことは思いもしなかったからだ。だから、皆を呼んだ。皆も、そんなことを思ってない。

そして、この道を見たときの皆の意見は三つに分かれた。一つは、近道だから行こうという意見で、

「絶対に近道だよ。だって先生行っちゃだめだって言ってないじゃん。」

と言ってきた。二つ目は行かないほうのがいいと言う意見で

「もしかしたら遠回りかもよ。それに、ぜったいにあの道につくなんて保証なんてないじゃん。」

と言ってきた。最後はとにかく行きたいと言う意見で、

「滝川探検なんだから、探検してみようよ。」

と言ってきた。すると、どんどんとにかく行きたいと言う人が来て、行ってみることになった。

ひとりは、出てきそうなところに行ってそこで待っていて、一人はそこを通ることになった。

そこを通る人は僕になったので代表して歩いていく。とりあえず、急いで歩いていく。

階段を下っていくと結構急だった。でも、段はついていたので転ばないように気を付けながら歩いていく。

道がちょっとまがっている。大きいブーメランのような形だ。光が見えてきたので歩いていく。

すると、道は二手に分かれていた。立て札が書いてあるがよく読めない。一つは

『   神社跡』

と書いてある。空白の場所は薄れて見えない。もしかしたら滝川神社なのかもしれない。

と思って僕はそう書いてある場所へ向かった。僕はスタコラサッサと歩いていく。

そして、僕は忘れていた。滝川神社はちゃんとお参りできているので『跡』じゃないことを。

もう一つ僕は気付いてないことがあった、それは、微妙に僕が向かっている方向から物音が聞こえていることを。

しかしもう遅い、僕は歩き始めている。引き返しても皆に馬鹿にされるだろう。

そして、僕はそこに着いた。僕は、大声で

「誰かいますかぁ!」

と言った。すると、さっきの物音が一段と大きくなった。そこで、僕はもう逃げ出していた。

もう、僕には勇気は残っていなかった。僕は分かれ道まで走っていき、そこで、さっきと違うほうに曲がる。

せめて、意気地なしとは言われたくないのでここだけは確かめる。さっと突き抜けると、そこでは真太が待っていた。

僕は真太と一緒に皆がまっている場所へ向かう。そこでは人数が増えた皆が待っていた。僕は、皆に

「あのね、あそこに行ったら―――――――。」

といっきに話した。僕への皆の反応はさまざまだった。驚く人もいれば笑う人もいる。

しかし、次郎と角田は青い顔をしていた。と言うわけで、僕の探検少年時代は終わったのだった。

そして、僕達は次のチェックポイントへ向かってく。そのときも僕達は気づいてないことがあった。

僕達が去る後ろで何者かがあの近道から僕達を除いていることを――――――。

僕達八班は次のチェックポイントへ行く。とにかく、先生に写真を撮ってもらうはずなので、

先生が立っているところをよく探す。よく探すと国先生の所にあった。国先生に頼んで写真を撮ってもらう。

とりあえず第二チェックポイント通過!よく見てみると、先生のシールがぜんぜん減ってない。

どうやら、みんな分かんなかったようだ。僕は

「先生のシール見ろよ!ぜんぜん減ってないぞ。もしかしたらみんな、分かんなかったのかもよ。」

「マジで!じゃあ、一番乗りは俺たちだな!」

正太郎が、うれしがっている。すると国先生が言った。

「おい!それは間違っているぞ。実はほかにもカメラがおいてある場所があるんだ。

もしかしたら皆そこで撮っているのかもよ!」

「マジかよ。でも、そうだったらやばいよ!みんな急げ!」

正太郎が僕達を置いて川原に向かおうとする。

「ちょっと待ってよ。別に競争しているわけじゃないでしょ。

それに、僕達が近道を見つけたとか騒いでいたから僕より後ろの二班はずっと見ていたでしょ。

それに前の班の人も騒ぎを聞いて、二つの班が来てたんだから。

それに途中で三つは班を抜かしたんだから今三番目ぐらいだよ。

川原に行ってからでも十分抜かせるって、もしかしたら二つの班の人達、案外算数が苦手なのかもよ。

全員言うのが目標だから、一人でも算数の苦手の人がいたら、楽に抜かせるかもよ。」

と真太が論理的に走らないでいいということを話す。でも、正太郎は真太の言う事を聞かずに飛び出した。

僕達はしょうがなく正太郎を追いかけて川原に向かう。真太の言うとおり川原では前の二班が九九と悪戦苦闘していた。

外では人に九九を教えないように先生が見張っているし、倉庫の中なので周りからの声も聞こえない。

だから、同じ班の人には、九九の段ぐらいしか教えちゃだめだし、もし誰かが人に答えを教えたら、

もう一回代表者が、カードを引くところからだ。一班も二班も五とか二とか簡単な問題が出ないので、大変そうだ。

幸いにも、僕の班には九九の苦手な人がいないので、すぐ終わると思う。

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