第二話『なんなんだろこの世界』
注意
お説教が多いため、「がみがみ」という言葉が多いです。
「まあまあ。冗談だよ冗談。佐奈みたいな反応初めてみたよ。」
輝はそう言うとクスクスと笑った。
『ブチーン』
私の頭の中でなにかが切れる音がしたような気がする。
「輝っ!!あんたね〜!!」
お説教開始……………!
がみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみ
お説教終了……………!
「………ごめんなさい。」
「よろしい!」
「本当は城のメイドに聞いたんだよ。」
まあ、普通はそうだろう。野生の感だったら逆にすごいが。
「今度そういうこと言ったらもっとお説教するから覚悟しなさい!」
「わかった。あっ、だけど興奮してる時は分かんないかもしれないから」
「興奮って・・・・・。あんたがどういう時に興奮するか分かんないし!」
「う~ん。たとえば、おもちゃを買ってもらった時とかかな。」
「ふ~ん。意外と幼稚なのね輝。」
少しだけ輝を見損なったきがするのは気のせいだろうか。確か輝は私と同い年だったはず。そしたら、余りにも幼稚すぎる。思わず私は輝をまじまじと見つめた。
「なに?僕の顔になんかついてる?あんまり見つめられると照れるんだけど。もしかして僕のことを・・・・。」
「んなわけないだろ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」
本日二回目のお説教開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
がみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみ
本日二回目のお説教終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「本当にごめんなさい。」
「まあ、許してあげる。」
本当はまだかんかんだったが、これ以上怒るとさすがに可哀想なのでやめにした。私も鬼ではない。
「でも、全否定はひどいなぁ。僕、顔には結構自信あるのに・・・・・・・・・・・・・・。」
輝の今の発言で輝がナルシストになりかけているのが分かってしまったかもしれない。また、さっきと同じようにまじまじと輝の顔を見つめてしまった。
「今度はなに?やっぱり僕のことが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「だから、ちがうって言ってんだろ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」
もう、がまんできないっ!!!
お説教開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
がみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみががみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみがみががみがみがみ
お説教終了・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「すいませんすいませんすいませんすいませんすいません・・・・・・・・。」
「もういいっ!私、街を散歩してくるっ!」
「あっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
『バタンッ!』
私は勢いよく図書室の扉を閉めた。
(もう輝なんて知らないっ!)
城の中をドタドタ歩いて出口に着くと、私は勢いよく扉を開けた。
「いってらっしゃいませ佐奈様。」
メイドさん達が礼儀正しく言ってきたので私もつられて挨拶をした。
「行ってきます。」
まだ、この時は知らなかった。自分が誘拐されるなんて…………………。
すいません。だいぶ、前回と間が空いてしまいました。今度はなるべく気をつけます。
では、また次回!




