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契約に御用心  作者: ラッキーライン
第二章絡み合う思い
15/18

過去編『輝の過去4』

輝の過去編パート4。これで輝の過去編は終わりです。

『さよなら、母さん。』

今日は、母さんの葬式。僕は、まだ八歳。この若さで両親を失い、国王という地位に立つことになってしまった。周りはみんな

『おかわいそうに……………………。』

『この歳で国王だなんて……………。』

と口々に言っている。それはいいのだが……………………………………。

『確か、あの貴族の一夜っていう八歳くらいの子供が殺したんでしょう。』

『なんて子供なんでしょうね。まるで悪魔よ。』

こういう、一夜の悪口は聞いていて腹がたってくる。だが、一夜が突き落としたのは事実だ。そういわれてもしかたないのだろう。でも、でも…………………。やはり、親友の悪口はいやなものだ。気付いたら僕は周りに向かって叫んでいた。

『一夜は悪くないよ!きっと、きっと、事故だったんだよ!』

一生懸命伝える。しかし…………………。まわりの大人は否定してばかり。嫌になって僕は、森へ抜け出した……………………………。







『母さん。』

空を見上げてそう呟く。その時!

『おまえさんか。一夜の親友は。』

かすれかかった男の声が後ろから聞こえた。

『だれだっ!』

僕は後ろに振り返ってまじまじと声の主をみた。

『俺は、永久とわ

一夜は、俺が拾って育てることにした。』

『本当!じゃあ、一夜にはまた会えるんだね。』

僕は、興奮して聞く。

『いいや。もう、友達としては会えない。会えたとしたら次ぎは……敵同士だ。……じゃあな。』

『あっ!』

その、男はそれだけのこしてきえた……………………………。

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