表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/53

朱雀派隠れ里

お疲れ様です。

台風でした。あんまり影響なかったです。

今回は後書まとめなしです。

 アナマリーと僕たちは急に聞こえ始めた賑やかな音に驚いていた。

 それはまるで突然現れたかのように、人々の話し声や、笑い声、呼び込みの声、何かの音楽が僕たちの周りに湧き起こった。


 森の中の小さな村。小さな石と木で出来た可愛い家が広場の周りを囲んでいる。数軒ずつの家の間に小道があって、そこを入ると広場を囲む二列目の家々に続いている。小道毎に井戸があって、近くの家の生活用水を賄っているようだ。一際大きな建物は教会だろうか?入り口のアーチは広場にあってアーチから教会まで、短い冬の日のせいでもう既に薄暗くなった中に、幾つもの灯りが続いていた。広場のアーチの両脇に屋台が並んでいる。噴水を挟んで、アーチの反対側は少し広い空間になっていて、二段ほどの階段のついた木でできたステージが灯りに囲まれていた。ステージには何人か楽器を持った人たちがいて、聴いた事のない音楽を奏でていた。


 僕たちが広場に近づくと、一瞬、周りが止まったような気がした。ほんとに一瞬で、すぐそのまま人々も音楽も続いていた。暫く周りを見回していたら、アナマリーが泣き出した。ずっと一緒にいた僕たちも、そんなことは初めてでただオロオロするばかり。


「ここにあったなんて……」

 アナマリーが何かつぶやく。

「アナマリー、大丈夫? 」

「どこか痛いの? 」


「よう来られた。旅の人。お三人かい? 」

 振り向くと、動物のお面(狐なんだそうだ)を後ろ頭に付けた若い男性が立っていた。


「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」数に入れてもらえなかったバアルが鳴いた。

「あぁ、ごめんね。三人と一頭だね」

 バアルの鳴き声大きいから、子供達が集まってきちゃった。


「ロバさん、可愛い」「ロバさん、お食べ〜」柔らかい詰草の葉っぱをもらって、バアルの機嫌は一瞬で回復。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ