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妄想はっ!

 地獄のような一日の翌日。



「……明後日、かあ」



 呟いて、私は飲むヨーグルトを飲む。


 ……やっぱりこの表現おかしくね?


 飲むヨーグルトを飲む。


 ううむ。


 どろっとした白い液を飲む。


 ……いやいや。


 …………私がやっても誰得だよ。


 って自分で考えてて少し落ちこんだ。



「……わ、私にだって需要が」



 ……あり、ますよね?


 べ、別にいいし!


 需要とか気にしねえし!


 私はいつだってアナザーワンなのさ!


 泣いてねえし!


 いいもんいいもん私のことを他の美少女達に置き換えてやるから!


 そう、例えば……!



「ん……」



 白い液を口に含んで、ナユタが頬を上気させ、少し苦しそうに……。



「これはいかん」



 思わず鼻息が荒くなってしまった。



「破壊力抜群だな!」



 たったの二行でこれとは……おそろしいぜ、ナユタン。


 仕方ない。ナユタは諦めて……。



 くちゅ、という音がした。



「……ふふっ」



 ソウが妖艶に微笑する。



「美味しい……」



 おっといけねえ鼻血が。


 ティッシュ、ティッシュ。


 ソウが妖艶な微笑とかそれなんてチート?


 いいわー。


 いいわー。


 テンションあがってきたわー。


 次いってみましょー。



「っ、は……!」



 アイリスの口の端が持ちあがる。


 そこからは、白い筋が垂れている。



「まだ、こんなものでは足りんな」



 アイリスが口の中身を嚥下する。



「もっと……もっと、飲ませろ」



 うっは。


 ばんばん飲ませちゃいますね!


 たまらん!


 みなぎってきたぁあああああああ!



「こんなの飲ませて、嬉しいんですか?」



 見下したような目でエレナがこちらを見下ろす。



「くちゃ……」



 エレナが少し口を開くと、そこには白いどろりとした液が……。


 彼女は自分の口に人差し指を差しいれると、それをぐちゃぐちゃと掻き混ぜる。



 エレナさぁああああああああああああん!


 エロい、エロすぎる!


 あふん!


 次だ次ぃいいいいいいい!



「ごほっ」



 せき込んだスイの口から白い液が零れだして、彼女の掌の上に溜まる。



「う……もったい、ない……」



 言って、スイが掌に溜まった液を、一気に飲み込む。



「……っ、……っ!」



 まさかの健気キャラ!


 あのクールなスイちゃんがもったいないって!


 もったいないって!


 うおぉおおおおお飲ませたい!


 もちろん飲むヨーグルトのことだよ!?


 はい次ぃっ!



「……これを……」



 茉莉が胸元に垂れた白い液を、指でそっとすくう。


 その指を、茉莉が舐めた。


 彼女の可愛らしい小さな舌が、白い液をすくって……茉莉の咽喉がなった。



「……美味しい」



 美味しいですかそうですか!


 ぐへ、ぐへへ!


 ええでんなぁ、ええでんなぁ!


 ニヨニヨが止まらないぜ!


 次だ次! 次に参るぞ!



「貴方は、どうしてこう……」



 頬を赤くしながら、小夜が視線を彷徨わせる。



「……いいですよ。飲めばいいのでしょう、飲めば」



 溜息をついて、小夜が意を決して、一気に白い液を口に含んだ。


 そして、口の端から少し白い液をこぼしながらも、小夜は一生懸命にそれを飲みほした。



「……はぁ」



 小夜の吐息に、白い液の匂いが混じる。



 これまたエロいでんなあ!


 あひゃひゃひゃひゃひゃ。


 畳の上を転がる。


 もうイイッ! これイイわあっ!


 だが!


 だが皆さん!


 これで終わりではなくてよ!


 まだデザートが……あるいは真打ちが、残っているではありませんか!


 そう!


 次ィッ!



「……ふふっ、えっち、なんだ」



 妖しげに笑い、ツクハさんがゆっくりと近づいてくる。



「こんなことで興奮して……でも、私も人のこと、言えないかなあ」



 舌舐めずりをして、ツクハさんが白い白濁を口に入れる。



「濃くて……絡みついて……おいし」



 ツクハさんの身体が、小さく震える。



「ねえ、見て?」



 ツクハさんの指が、ゆっくりと自分自身の太股から、その内側へと移動していく。


 さらに、もう片方の手の指は、口元から、首、鎖骨……そして……。



「私も、こんなにえっちなんだ……」



「我が生涯に一片の悔いなしぶりゃぁぶっほぅっ!?」



 後半鼻血のせいでまともに喋れませんでしたよ。




「おーい、緋色……って、なんだこれ!? 殺害現場!? ちくしょうやつら! 緋色を夜討しやがったのか!? くっ……緋色、お前の無念はこの私が……!」




 どっからかそんな声が聞こえました。


 あの……ドアをノックするとか、インターホン鳴らすとかしてくれません? いきなり鍵壊して部屋に入って来るんじゃないですわよ。



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