妄想はっ!
地獄のような一日の翌日。
「……明後日、かあ」
呟いて、私は飲むヨーグルトを飲む。
……やっぱりこの表現おかしくね?
飲むヨーグルトを飲む。
ううむ。
どろっとした白い液を飲む。
……いやいや。
…………私がやっても誰得だよ。
って自分で考えてて少し落ちこんだ。
「……わ、私にだって需要が」
……あり、ますよね?
べ、別にいいし!
需要とか気にしねえし!
私はいつだってアナザーワンなのさ!
泣いてねえし!
いいもんいいもん私のことを他の美少女達に置き換えてやるから!
そう、例えば……!
†
「ん……」
白い液を口に含んで、ナユタが頬を上気させ、少し苦しそうに……。
†
「これはいかん」
思わず鼻息が荒くなってしまった。
「破壊力抜群だな!」
たったの二行でこれとは……おそろしいぜ、ナユタン。
仕方ない。ナユタは諦めて……。
†
くちゅ、という音がした。
「……ふふっ」
ソウが妖艶に微笑する。
「美味しい……」
†
おっといけねえ鼻血が。
ティッシュ、ティッシュ。
ソウが妖艶な微笑とかそれなんてチート?
いいわー。
いいわー。
テンションあがってきたわー。
次いってみましょー。
†
「っ、は……!」
アイリスの口の端が持ちあがる。
そこからは、白い筋が垂れている。
「まだ、こんなものでは足りんな」
アイリスが口の中身を嚥下する。
「もっと……もっと、飲ませろ」
†
うっは。
ばんばん飲ませちゃいますね!
たまらん!
みなぎってきたぁあああああああ!
†
「こんなの飲ませて、嬉しいんですか?」
見下したような目でエレナがこちらを見下ろす。
「くちゃ……」
エレナが少し口を開くと、そこには白いどろりとした液が……。
彼女は自分の口に人差し指を差しいれると、それをぐちゃぐちゃと掻き混ぜる。
†
エレナさぁああああああああああああん!
エロい、エロすぎる!
あふん!
次だ次ぃいいいいいいい!
†
「ごほっ」
せき込んだスイの口から白い液が零れだして、彼女の掌の上に溜まる。
「う……もったい、ない……」
言って、スイが掌に溜まった液を、一気に飲み込む。
「……っ、……っ!」
†
まさかの健気キャラ!
あのクールなスイちゃんがもったいないって!
もったいないって!
うおぉおおおおお飲ませたい!
もちろん飲むヨーグルトのことだよ!?
はい次ぃっ!
†
「……これを……」
茉莉が胸元に垂れた白い液を、指でそっとすくう。
その指を、茉莉が舐めた。
彼女の可愛らしい小さな舌が、白い液をすくって……茉莉の咽喉がなった。
「……美味しい」
†
美味しいですかそうですか!
ぐへ、ぐへへ!
ええでんなぁ、ええでんなぁ!
ニヨニヨが止まらないぜ!
次だ次! 次に参るぞ!
†
「貴方は、どうしてこう……」
頬を赤くしながら、小夜が視線を彷徨わせる。
「……いいですよ。飲めばいいのでしょう、飲めば」
溜息をついて、小夜が意を決して、一気に白い液を口に含んだ。
そして、口の端から少し白い液をこぼしながらも、小夜は一生懸命にそれを飲みほした。
「……はぁ」
小夜の吐息に、白い液の匂いが混じる。
†
これまたエロいでんなあ!
あひゃひゃひゃひゃひゃ。
畳の上を転がる。
もうイイッ! これイイわあっ!
だが!
だが皆さん!
これで終わりではなくてよ!
まだデザートが……あるいは真打ちが、残っているではありませんか!
そう!
次ィッ!
†
「……ふふっ、えっち、なんだ」
妖しげに笑い、ツクハさんがゆっくりと近づいてくる。
「こんなことで興奮して……でも、私も人のこと、言えないかなあ」
舌舐めずりをして、ツクハさんが白い白濁を口に入れる。
「濃くて……絡みついて……おいし」
ツクハさんの身体が、小さく震える。
「ねえ、見て?」
ツクハさんの指が、ゆっくりと自分自身の太股から、その内側へと移動していく。
さらに、もう片方の手の指は、口元から、首、鎖骨……そして……。
「私も、こんなにえっちなんだ……」
†
「我が生涯に一片の悔いなしぶりゃぁぶっほぅっ!?」
後半鼻血のせいでまともに喋れませんでしたよ。
「おーい、緋色……って、なんだこれ!? 殺害現場!? ちくしょうやつら! 緋色を夜討しやがったのか!? くっ……緋色、お前の無念はこの私が……!」
どっからかそんな声が聞こえました。
あの……ドアをノックするとか、インターホン鳴らすとかしてくれません? いきなり鍵壊して部屋に入って来るんじゃないですわよ。