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※加筆修正した物を別で投稿し直し始めました※ 破壊神と呼ばれた私は  作者: 米田いすき
第一章 幼き母と子守唄
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こぼれ話 お姉さんのなでなで



お姉さんはいつもあたしを撫でてくれる。


「サーシャちゃんは可愛いな〜もう〜。」


両手で包むように嬉しそうに撫でてくれるからあたしも嬉しい。お姉さんはいつも賑やかで楽しい人だけどあたしを撫でる手はとても優しい。優しくて暖かくて気持ちよくてあたしはお姉さんに撫でられるのがとても好き。


「ねえ、マイラス、なんでお姉さんはあたしのこといっぱい撫でてくれるのかな?」


あたしはずっと気になってたからたまたまマイラスとご飯が2人きりになれた時に聞いてみた。それだけなのにマイラスは咳き込んじゃった。大丈夫?


「お、女に直接聞けばいいんじゃないのか?」


マイラスは最初は冷たく見えるけど実はすごく優しくていつもあたしのことを気にしてくれてる良い人だってあたしは知ってる。


「あのね、前にお姉さんに何で撫でるの?って聞いたら『可愛いからだよぉ〜』ってもっと撫で撫でしてくれたの。可愛いと撫でたくなるの?」


あたしも可愛い動物とかいたら撫でたくなるけど…もしかしてあたしってお姉さんのペットみたいなものなのかな?そう思うとちょっと複雑。身長は低いけどあたしもう12歳だし十分大人なのに。


そんなあたしを見てマイラスは自分のスプーンを置いた。そのまま変な顔で何かを取り出した。


「…あの女は、元々力が強くて上手く力加減ができなかった。だから俺は初め力が弱まる魔道具を貸していたんだが…ほら、」


マイラスが出したのは…お人形?抱えるくらいのサイズの人の形をしただけの簡単なお人形。でもところどころ破けてとってもボロボロ。ちょっとかわいそうかも。


「サーシャが俺たちのところに来たあたりからあの女はずっと練習してたんだよ。お前を怪我させたくないから少しでも力加減を覚えたいって言ってな。」


そういえばあたしがここに来たばかりの時はお姉さんはあまりあたしに触らなかった。それどころかお姉さんから近寄ることも少なかったかも。


「あいつは力加減を覚えてお前に触れるようになったから調子に乗ってんだよ。少しだけ我慢してやってくれ。」


お姉さん、そんなにあたしに触りたかったのかな。あたしのためにこんなにお人形さんをボロボロにしてまで頑張ってくれたこと。何だかちょっと嬉しかった。


「そういえばマイラスは撫で撫でしてもらわないの?お姉さんの撫で撫で気持ちいんだよ?」


その言葉を聞いてマイラスはさっきよりももっと咳をした。大丈夫?


「勘弁してくれ…俺がどれだけあいつから逃げて…」


逃げてるの?勿体無いよ?


「あー、撫でる理由だったな。いいかサーシャ、この世にはいろんな変な奴がいる。あいつも変な奴の1人だ。あいつは小さい子供が好きな変な奴なんだ。とりあえず嫌なことをされたら俺でも友達でも誰でもいいからいえよ?」


それだけ言うとマイラスはさっさとご飯を食べてどこかに行ってしまった。へん…変な人…変態さん?お姉さんは別にあたしに嫌なことはしないけどな。

あ、遠くから人が走る音が聞こえてきた。

この音は…


「マーイくーん!見てみて!なんか大きな鳥を…あれ?マイくんどこ行ったの?」


とっても嬉しそうに帰ってきたお姉さんの手にはあたしよりも大きな鳥さんが握られてる。また獲ってきたのかな。おかえり、っていうとただいま!って嬉しそうに返事してくれた。あ、お姉さんに直接聞いてみればいいのかな。


「ねえ、お姉さん。」


「ん?なぁに、サーシャちゃん?」


「お姉さんって変態さんなの?」



その日は珍しくお姉さんに怒られて?泣きつかれて?とりあえず騒ぐお姉さんとちょっと戸惑ってるマイラスのやりとりが続いた。マイラスとお姉さんって仲良しさんだね。あたしはそんな2人を見ながらまた眠たくなってきたので瞼を閉じた。明日も2人におはようって言えるような一日だといいな。

ちょっとした溢れ話。

アサヒはちょっと変わった変態です。

マイラスはアサヒのその面だけは全く信用してません。

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