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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おい悪女 天から女神が 見ているぞ

作者:金龍
※既に完結話まで執筆済。

「今まで貴様を真面目に愛していた私が馬鹿だったッ!!」

顔面を真っ赤に染めあげたウルマリガ王国第一王子、ゼルファ=ウルマリガが叫ぶ。
怒りの矛先は自身の婚約者マイナ=ファルナスタ。どうやら彼が別で親睦を深めていた少女ルミィに嫉妬し、長年に渡って極悪な嫌がらせを行っていたという。

「貴様……ルミィの自室の壁紙やベットシーツの何から何までの全てを黄土色に塗り替えたそうだなッ!! このド畜生がッ!!」
「いや、現実的に考えて不可能では……?」

まるで身に覚えのない奇行の数々を突き付けられたマイナは、困惑する他無かった。

「こんなくだらない裁判なんていいから早く帰って冒険日誌を読みたい……」

読書好きなマイナの儚い願いも虚しく、外界と隔離された小さな孤島への左遷を言い渡されるその直前───。

「おいゼルファ! 十年ぶりに兄貴が帰ってきたってのに無視かよ!」

十年前に絶縁処分を受けて王国を追い出された筈のゼルファの兄、アルザック=ウルマリガの陽気な声が、判決を遮る。アルザックは勘当後、ウルマリガ王国では珍しい冒険家として活躍しており、マイナがいつも読み耽っている冒険日誌の著者《アルザ=イルズ》本人でもあった。
マイナとゼルファ、そしてルミィを交互に見渡し、アルザックは笑う。

「どうせ裁くならよ。もっと徹底的にやろうぜ」

濡れ衣を着せられた公爵令嬢が、憧れの人物との出会いをきっかけに生まれた夢を掴むべく、国全体を相手に裁判に臨むちょいギャグ復讐譚である。
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