妻は「にゃあ」と鳴き、僕は「なあ」と泣く
幼馴染であり、昔からずっと好き合っていた坂井春樹(さかいはるき)と相沢奈冬(あいざわなふゆ)は、幼い時に一緒に書いた『やくそくのーと』通り、二十四歳の時に結婚する。
仲もよく、春樹は恥ずかしがりながらも奈冬を心底愛し、奈冬もまた春樹を心から愛していたのだが、結婚から五年後のある日、交通事故で奈冬はこの世を去ってしまう。
失意の底に落ちた春樹は再婚せず、友人さえも作らぬまま、抜け殻のように以降の人生を孤独に過ごし、一人ひっそりと亡くなる。
それから時が経ち、春樹は『坂井春樹』から『久住春架(くずみはるか)』として生まれ変わる
だが、生まれ変わったのはいいものの、奈冬の記憶は前世からそのまま引き継がれており、春架となっても心の傷は消えなかった。
また一度でいいから妻に会いたい。
強く願う春樹の元に、ある日の夜、一匹の黒猫がやってくる。
その黒猫は奈冬の魂が宿った、そんな黒猫だった。
仲もよく、春樹は恥ずかしがりながらも奈冬を心底愛し、奈冬もまた春樹を心から愛していたのだが、結婚から五年後のある日、交通事故で奈冬はこの世を去ってしまう。
失意の底に落ちた春樹は再婚せず、友人さえも作らぬまま、抜け殻のように以降の人生を孤独に過ごし、一人ひっそりと亡くなる。
それから時が経ち、春樹は『坂井春樹』から『久住春架(くずみはるか)』として生まれ変わる
だが、生まれ変わったのはいいものの、奈冬の記憶は前世からそのまま引き継がれており、春架となっても心の傷は消えなかった。
また一度でいいから妻に会いたい。
強く願う春樹の元に、ある日の夜、一匹の黒猫がやってくる。
その黒猫は奈冬の魂が宿った、そんな黒猫だった。
プロローグ
2021/07/06 19:25
1話 奈冬
2021/07/07 23:43
(改)
2話 夜の訪問者
2021/07/08 23:44
3話 懐かしくて、人懐っこい
2021/07/10 01:37
4話 野良?
2021/07/11 02:00
(改)
5話 腐れ縁と猫アレルギー
2021/07/12 00:46
6話 猫の言葉がわかる?
2021/07/18 14:14
7話 居酒屋で三人
2021/07/22 19:42
8話 記憶の中のノート。忘れたノート。
2021/07/24 23:35
9話 消えないで
2021/07/28 23:13