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来たね
「来たね」
「おう、来てやったぜ」
「ようこそ、闇のパーテイヘ」
「……今昼だしここ外だから日当たってるよ?」
「我が右腕に宿した邪悪にして深淵なる魔力を貴様に渡すときが来たようだ」
「いらんわ」
「……ならば左腕に籠めた神より託された聖光にして光輝な神力を授けよう」
「いらん。お前の両腕どうなってんの」
「……ほう、いらぬと。ならば願いを言え。3つまで叶えてしんぜよう」
「急に悪魔キャラになった」
「ただし気をつけろ、3つめの願いを間違えればお前は死ぬ」
「地味に嫌な仕組みだな」
「さあ言え、お前の願いはなんだ」
「……下駄箱に手紙を入れてまで呼び出した本当の理由が知りたい」
「うっ!」
「わざわざ人目につきにくい校舎裏を指定するくらいだからと期待していたのに、来たら謎の厨二病居たんだけど」
「ううっ!」
「まさかまじで今の寸劇がしたくて呼んだんじゃないよな?」
「……チガウデス」
「だろ? ホレ、さっさと要件を言わんか頼む言ってくれ、じゃないと俺は惨めな気分で帰らなきゃいけない」
「…………好きです、付き合ってくだs」
「もちろんだ! 俺も大好きです!」




