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もし明日
「もし明日、世界が終わるとしたら、どうする?」
「………そうだね、女の子に告白でもするかな」
「誰よ?」
「一番近くにいる人かなぁ」
「それ私じゃん」
「確かに」
「………ちょっと行ってくる」
「どこに?」
「どこっていうか、…………世界滅ぼしに」
「待て待て。なんでだ? だいたいできるわけ無いだろ」
「いける。七里岩ラインを突けば地震が起きる気がする」
「それでぶっ壊れんの日本だけじゃん。だから急にどした」
「だって世界が終わんないと、あんた私と付き合ってくれないんでしょう?」
「告白するから、ごめんて。何年も待たせて」
「………わかった」
「はぁ、………好きです、付き合ってください」
「もう百回言って」
「言うかボケ」




