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落第……
「落第ギリギリで剣術課程を修了したらしいわね、あなた」
「……はい、そのとおりです。師範」
「魔剣士は剣術を十全に使えなければならない。どうしてか知ってる?」
「はい。魔剣士の扱う魔技は元々、剣士が魔術師に対抗するために編み出した技術だからです」
「その通り。我々は誰もが体内に魔力を持っているが、素で魔力を運用し体外に発現出来るのは魔術師だけだ。しかし魔技は体捌きや詠唱、呼吸法や剣術を複合的に組み合わせることで体内の魔力の運用、発現を可能とする」
「……」
「魔技の基本となる4つの型は、詠唱を除けば全て古来よりある剣技が基礎となっている。剣技をどれだけ極めたかで、魔技の練度は変わってくる」
「……はい」
「魔剣士は魔術師のように天候を変えたり、大地を揺るがしたりは出来ない。……初代を除いて。だがしかし、魔技を極めれば天を切り裂き大地を穿つことのできる存在にはなれる」
「はい」
「なのに、あなたは剣術課程において碌な成績を納めていない!」
「す、すいません」
「とても鍛えがいがあるわね!」
「え?」
また異世界ですが、前回のとは違う設定です。




