表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/100

第百六十三話『ぼう然としてしまったのにゃん』

 第百六十三話『ぼう然としてしまったのにゃん』


《毛並みは女の子ネコの命にゃんよ。ぐすん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「そういえば」


『背中』


「って、いってたのにゃあ。

 どぉれ。

 首を長ぁくして、

 拝見してみるのにゃん」

「ミアン、お願い。

 んれはやめるのわん。

 早まってはいけないのわぁん」

「そうよ。自分から進んで、

 あぁんな」


『世にもまれな見事なまでの』


「(ハゲ)を目にしなくたって」

「見事にゃまでの?」


《んにゃこといわれたら、ますます見たくにゃったのにゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


 にゅううぅぅっ。


「ふぅぅむ。

 こうやって、

 伸ばしっ放しにしていたら」


『首を長くして待つ』


「の気分にゃって、

 味わえるのかもにゃあ……はっ!

 にゃ、にゃんと!

 ミーナにゃん! イオラにゃん!

 ウチの、ウチの大事にゃ毛並みがぁっ!」


《真実はファンタジーよりも『奇』にゃったのにゃん》


 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽


「——あぁあ。

 ついに真実が、

 白日の下に、

 さらされてしまったのわぁん。

 アタシの必死の努力も、

 ぜぇんぶ水の泡。

 んれもこれもすべては……ちっくしょう。

 この恨み。

 冷たい視線でもって、

 語りかけずにはいられないのわぁん——

 ほら、イオラ。

 ミアンが」


『残酷な真実』


「ってやつを、

 目の当たりにしてしまったのわん。

 かわいそうに。

 首を長くしたまま、

 打ちひしがれたように、

 ぼう然としているのわん。

 こうなったのもみぃんな、

 イオラのせい。

 一体どうするつもりなのわぁん?」

「あら、ミーナちゃん。

 ワタシのなにが、

 いけなかったというのかしら?」

「この期に及んで、

 すっとぼけてんじゃないのわん!」


『それがね。

 こともあろうに、

 ミアンちゃんの背中に』


「ってニオわせたっていうか、

 バラしちゃったのは、

 他の誰でもない、

 イオラなのわぁん!」


《対するイオラにゃんの返事は、モチ、つづくのにゃん》


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ