第百五十七話『踊るアホに見るアホにゃん』
第百五十七話『踊るアホに見るアホにゃん』
《んにゃら踊らにゃ》
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「アタシの」
『純粋無垢』
「が、正しい、って認められたのは、
ほっ、としてるけどさぁ」
「ただ、ほっ、とされても困っちゃうわ」
《ミーにゃんったら、ほめられてると勘違いしてるんじゃあ》
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『夢遊病者』
「のほうは、
さぁっぱりのぱり、なのわん。
なぁんでまた、
んな、ぬれ衣なんて、
着せられなければ、
いけないのわぁん?」
「だぁって」
『夢遊病者』
「としか思えないのよ。
夜中に、
ふと起きた、と思ったら、
ぼぉっ、としたお顔で、
周りを、きょろきょろ。
一箇所に目線の焦点を当て、
うなずいたと思ったら、
ぼぉっ、としたお顔のまま、
掛け布団を小脇に抱えて、
ぱたぱた。
でもって、
ミアンちゃんの背中に、
着くやいなや、
お顔は、にっこり」
『自分の寝場所はここ』
「といわんばかりに、
おもむろに横たわって、
さも何事もなかったかのごとく、
掛け布団をかけて、
すやすや、おネム。
そしてそのまま、
朝まで、ぐっすりこんのこん。
ミーナちゃん。
こっちは毎晩、
ソレを繰り返し、
見せつけられてるのよ」
『夢遊病者』
「との」
『らく印』
「を押されたって、
決して文句なんか、
いえないんじゃないかしら」
「……ねぇ、イオラ」
「なぁに?」
「ひょっとしてさ。
んれを目撃するために、
一晩中、
ずぅっ、と起きているのわん?」
「ええ」
『今晩もやるのかしら。
やるわよね。
ううん。やらなきゃ。
そうそう。
やらないでどうする、
って感じよね』
「と、いつしか、
期待に胸をときめかせて。
それがどうしたの?」
「どうしたって……」
《どっちもどっちにゃ気がしたもんで、つづくのにゃん》




