第百三十二話『ド変態は許されにゃいのにゃん』
第百三十二話『ド変態は許されにゃいのにゃん』
《いくらにゃんでも、ご自分にも、とはにゃあ》
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「ふにゃにゃっ!
——にゃあんともまぁ、
意外にゃもんを、
目にしてしまったのにゃん。
『ミーにゃんの身体が、
いきにゃり、
二つに分かれたのにゃん!』
にゃあんて、
驚かされたにゃけじゃにゃい。
一方のミーにゃんが放った、
超高速の全身横回転、
『スクリュウドライブドリルキック』
にゃるもんが、
もう一方のミーにゃんのおでこへ、
モノの見事に命中、にゃもん——
にゃあんてことにゃん。
ミーにゃんったら、
ウチじゃにゃくって、
自分にケリをかませるにゃんてぇ」
「ううっ……。
——ダメ。
『痛タタタタっ!』
と、ここで痛がったら、
ただのお笑い話。
んなにならないためにも、
ホントは、
痛いのをガマンして痛くない。
頭を抱えて転がり回りたいのも、
へっちゃらのちゃら、と、
さも素知らぬ顔で、
ふるまうのわぁん——
んなもん、
当ぁったり前の前なのわぁん」
《にゃにが、当ぁったり前の前、にゃの?》
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『イオラの森のお姫さま』
「なアタシを、よ」
『ド変態』
「だなんてヌかすやつは、
たとえ自分であろうと、
ううん、
自分だからこそ、
許されないのわん。
なもんで、
性根を入れ替えさせるため」
『メッタメタのギッタギタ』
「にしてやるのわぁん」
「にゃあんとも怖ろしい幼児にゃん。
……ああでもぉ。
今のって確か」
『分身の術』
「とかいうやつじゃにゃいの?
んにゃもん、
いつ、マスターしたのにゃん?」
「ふふっ」
『治に居て乱を忘れず』
「なのわん。
いついかなる時でも、
冷静に対処するため、
常日頃の鍛錬は怠らないのわん」
「さすがにゃん。
……んで? 本音は?」
「ううんとねぇ……そうそう」
『できたらオモシロいかもなぁ』
「なぁんて、ばく然とした期待が、
最初の動機だったんだけどさ。
訓練しているうちにね」
『三にんくらい造れればなぁ』
「とか思い始めてしまったのわん」
「にゃあんで三にんにゃの?」
《文殊の知恵でも借りたいのにゃん? と、つづくのにゃん》




