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2016Jul  作者: さいか
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Jul14

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授業中君の面影が

教科書舞い降りて

マーカーのタイミング逃していく

先生の声遠くにぼんやり

今日は何度目こんな日増えて行く


だめよだめよ

大事な試験迫っているのに

夏が近づく

波音さえ聴こえてきた


限りなく打つ波のように

目まぐるしく巡る季節の中で

枯れそうな心の花どうにか生きようとしている

今年の梅雨は七夕さえ見逃して何処へ汗ばむ日続く


心が返事する

「此処に降っています」

あの日降りだしていた

初めて言葉交わした6月


降り出した雨は優しく潤し

小さな泉からいま一滴溢れるところ

言葉のひとつひとつ裏紙に走らせたなら

さあ元の世界に戻ろう先生の声が聴こえてきた

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