表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
浜風の贈り物  作者: ベイス☆ボール武井
1/2

第1話 今と昔

初投稿です!


内容とか全然考えてないのでどんな結末になるかわかりません。

あと、更新遅いかもです。


そこんとこヨ・ロ・シ・ク!!

夜の横浜駅。

根岸線のホームは相変わらず帰宅途中の会社員で溢れかえっている。

そして、大船方面のホームにその男は居た。


岡留 晋太郎、28歳、独身(非リア

 

岡留は今朝会社からリストラを言い渡され、夜まで横浜駅周辺のパチンコ店をハシゴしていた。

そして自宅がある石川町に帰るために電車に乗ろうとしている。

満員電車に揺られながら、岡留は夜の横浜を眺める。

 

車内アナウンス「次は〜桜木町〜。桜木町〜」


桜木町で車内の3割くらいが降りた。

そしてまた電車は進む。

次の関内に近づいてくるにつれて、眩いばかりの光と、ものすごい声量の応援歌、綺麗な二重奏のトランペットの音が聞こえてくる。

横浜スタジアムだ。


岡留「野球でも観てくるか」

 

関内で電車を降り、横断歩道を渡ると大きなY字の照明と圧倒的存在感のスタジアムが見えてくる。

これでも小さい部類の球場なんだから驚きだ。

時刻は午後7時32分。

チケットカウンターで席を買った岡留はビールを片手に1ゲートに向かった。

球場に入った岡留は人の多さにびっくりしたが、先を急いだ。

3通路を抜けた先に待っていたのは、心地よい浜風とY字の照明の閃光、3万人近くの人間の声だった。


岡留「似てる……」

 

今ベイスターズは3位争いの真っ只中であり、観客動員は前回優勝した1998年を上回る勢いだ。

岡留は小さい頃からベイスターズが好きだった。

もちろん98年の優勝も経験したが、その後ベイスターズはいわゆる暗黒期に突入し、岡留はファンを辞めた。

だが、今のベイスターズの雰囲気は98年と似ている。

そう感じた岡留は3通路の真ん中で涙を流していた。

我に返った岡留は小走りで席に向かった。

試合は4-2でジャイアンツがリードの5回の裏、ベイスターズの1番桑原からの攻撃。

岡留の席は内野指定席C、10段目の1番端っこだった。

隣には20代であろうメガネを掛けたショートボブの可愛らしい女性がいた。

どうやら1人で観戦してるようだ。


成瀬 沙織、28歳、独身(非リア

 

岡留が隣に来たら成瀬はニコッとして会釈した。

岡留がどこかで会ったことがあるような気がしたそのとき、球場中が歓声に包まれた。

 

 

 

 

第2話に続く……

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ