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5.むすばれること


僕らは今まちにいます


まちはとても大きくていっぱいものが売っててたくさんの人がワイワイとたのしそうにおしゃべりをしています

どんなおしゃべりをしているかこっそりききにいこうとしたけど、一緒に歩いていたレオさんが「こら、迷子になるだろ!」と言って僕をお馬さんの上に乗せてくれました


お馬さんに乗っているとナナセくんたちは大きなキラキラとひかるお家の前につきました

中からこわそうなおじさんが出てきてナナセくんとギウロさんとリリットさんはそのおじさんとおしゃべりを始めました

「ねぇレオさん…ナナセくんはなんのお話をしてるの?」と僕の側にいるレオさんに聞いてみると僕の方を向いてちょっと無理をしているかんじの笑顔で


「大事なお話、ウオには関係ないから」

とお馬さんを撫でながら言いました

「へー」

もう一度ナナセくんとおじさんを見てみると二人はたのしそうにおしゃべりをしていました

どうしても大事なお話を話しているようには見えません


でも、ナナセくんをじっと見ているとどうしても胸とほっぺたがぽかぽかと熱くなってきちゃいます

うぅ…見ているとなんだかはずかしいよー


も、もしかしてびょうき!?


「レオさん…」

「どうした……!?スゲー真っ赤だな」

「じ、じつは…」


なんとなくレオさんに今おきていることをすべて言うと彼は先ほどの笑顔とは全くちがうキラキラと輝いた笑顔で僕の頭をポンポンと優しく叩き、僕の耳元に顔を近づけて小さく僕しか届かない声で言いました



「ウオ、お前はナナセに恋をしたんだよ」


「こ…い?」


こい?こいとはなんでしょう


「恋ってのはナナセと結ばれたることを願うって意味だが…まだウオは子どもだからよくわからないか…んーお前の父さん母さんみたいな関係になりたいって願うことかな?」

「父さんとお母さん…」

僕のお母さんと父さんはいつも仲良しで父さんが何処かに行こうとするとお母さんは父さんにキスする、ご飯の時はお母さんが父さんに「あーん」をさせていた


つまり…僕はナナセくんとキスしたりあーんをしたりそんなことをねがっているということで…


…で……ふぇ?



「そそそんなぁ!ぼぼくはそそそそそそんなことはねがってなんかな、ないから!!」

「またまたぁーナナセのことが好きなんだろ?ナナセのことを考えてるとお前顔真っ赤だぜ?」


僕が両手を思いっきりふりちがうちがうと頭をふるけどレオさんはニヤニヤと笑いながら僕の背中を叩く




でも…ナナセくんとむすばれるのは良いかも……




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