6 剣士の師匠は超マイペース
「あー、久々にまともに寝たなぁ」
伸びをしながら言うダニエルに、アランが呆れた視線を向ける。
「おっさん、今までどんな生活してたんだ? 床で寝るよりひどい生活とか、想像つかないぞ」
「うん? 王都にいる時は、知り合いが用意してくれた家で、使用人が面倒見てくれてたが、ここ十日ばかりは、ほとんど徹夜で、用を足す以外の休憩はほとんど取らずに、走りながら飲食する事が多かったからなぁ。
さすがの俺も疲れたわ、ははっ」
「どれだけ無尽蔵の体力してるんだよ」
十日もほぼ徹夜で休憩なしとか、魔獣でもあり得ないだろうと、アランは脱力した。
「アラン、師匠に常識を求めちゃダメよ?」
レオナールが髪を梳きながら言う。
「ああ、そういえば、そうだったな」
アランは溜息をついた。
「おいおい、何だよ、その言い方。まるで俺が異常者みたいじゃないか、失礼な」
ダニエルはそう言って胸を張るが、レオナールは肩をすくめ、アランは聞こえなかった振りをした。
そんな二人に、ダニエルはやれやれと首を振り、それからアランに話しかける。
「しかし、そのローブ、前から思ってたが、便利だな。鎧にも同じ付与魔法かけられると良いんだが。迷宮発掘品で探すしかないかねぇ?」
「鎧なら、もっと強力な付与魔法のが良いんじゃないか? このローブにかかってる魔法の種類はたくさんあるし、確かに汚染除去と浄化は便利だけど、前面に立って戦闘するなら、もっと戦闘に役立つ、高い効果のある魔法の方が良いに決まってる」
「いや、でも、手入れとか結構面倒なんだぞ。血もあれだが、体液とか肉片とかないぞ……」
「それ以上は言わなくて良い」
アランが真顔でキッパリと言った。
「昔、俺が十代の頃、ダンジョン潜ってスライム大量に斬った時なんかなぁ、本当、酷い目に遭ったもんだ。運悪くそいつが消化・吸収中で……」
「その話はもう結構」
それ以上何か言ったらどうなるかわかってるだろうな、と言わんばかりの鋭い目つきで睨まれ、ダニエルは大仰に肩をすくめた。
「相変わらずアランは、冗談が通じないなぁ」
「……冗談なのか?」
「いや、違うけど」
素直に答えて、アランに睨まれると、ダニエルはおとなしく口を閉じた。
「朝食後は、領兵団の詰所へ行って被害届出したら、ギルドへ行って、ダニエルのおっさんも行く事になったと連絡してから、巣に向かおう」
「あ? わざわざギルドに伝えるのか? 別に俺は報酬要らねぇし、付き添いと助言、アランの護衛、いざという時の援護役として行くつもりなんだが。
ほら、お前らにゴブリンとオークとオーガの巣は付き合わせたけど、コボルトは抜けてただろ? うっかり忘れてたから、実地で教えておいてやろうかと思って」
「それは有り難いけど、後の面倒考えたら、一応連絡しておこうと思ってさ。向かう先の山林奥の山に盗賊団の拠点があるらしくて、盗賊討伐の帰りの連中に遭遇する可能性があると聞かされたからな。
俺達だけでも面倒臭そうなのに、おっさんもついて来るなら、念のため一応保険はかけておこうかと」
「保険?」
ダニエルはきょとんとする。
「何もなければ、問題ない」
アランの言葉に、レオナールがニンマリ笑う。
「何? 嫌な予感でもするの?」
「……お前、どうしてそういう事で喜ぶんだよ」
「だから、アランにとっての憂鬱は、高確率で私の楽しみなのよ」
「……あ~、お前のそれ、実は何か特殊技能なんじゃないのか? 良くわからないが、ちょっと変だと思うぞ。まぁ、異常および危険探知用の魔道具代わりと思えば、便利でコストが安い上に、効果が高めで精度も良いが」
「便利でコストが安い……師匠と弟子で同じような感想とか、これだから、繊細さの欠片もない脳筋は」
アランは憂鬱そうにぼやいた。
「いや、でもその特技ってか才能は、お前が冒険者する上で、かなりの強味になるぞ? 他のやつはそんな便利な能力持ってないからな。それは魔術の才能より、下手するとお前の知能や記憶力より、有益だ。
もちろん、お前の学習した事を、長期間に渡って記憶できる能力は、何をやるにしても使える才能だが」
「つまんない事も、いつまでもしつこく覚えてる執念深さでもあるけどね。アランって、本当にどうでもいい事もたくさん覚えてるわよね」
レオナールが茶化す。
「レオの記憶力が悪すぎるだけだろ。俺が何か言っても、自分に都合良い事以外は、全部きれいさっぱり忘れるのは、もはや特技と言って良いレベルだよ」
「悪いけど、言われても全く覚えてないから、言うだけムダよ?」
「……あ~、まぁ、興味ない事をすぐ忘れちまうのは、仕方ねぇだろ。俺だって、そうだし」
ダニエルが言うと、アランがギロリと睨む。
「ああ、同じ事がおっさんにも言えるよな。おっさんはそれに加えて、記憶違いや勘違いや思い込みも時折混じるから、更にカオスだけどな」
「ぅおっと、こっちまで飛び火すんのかよ」
やぶ蛇だと言わんばかりの顔で、ダニエルは肩をすくめる。
「ま、あれだよ、個性ってことで。そういうのは人それぞれで、だからこそ特異なやつが光るんだよ!」
「何、俺今良いこと言ったみたいなドヤ顔してるんだよ。おっさん、そういう台詞は、人格者が言わないと、説得力のない台詞だぞ」
「え? 俺、完全無欠の人格者で、超絶カッケー男前じゃねぇか? 何言ってもやっても、格好良く決まる、皆の憧れで最高な男で、天才剣士サマだよな!」
「……ああ、言動に既視感あると思ったら、言葉遣いと口調変えたら、まんまレオの日常会話だ。そうか、どこか聞き覚えあるような気がしてたけど、おっさんが元凶だったんだな」
「あん? 元凶? 何がだよ」
「……レオはうっかりこのおっさんを、自分の参考モデルに育ってしまったんだな。今頃気付くとか、俺ってバカだ。今からでも修正効くかな」
「なんか失礼な事、言われてないか? 俺を参考にしたら、どうしてダメなんだよ。もちろん中身も俺並みに格好良くなきゃ、格好悪いけどな!」
ニカッと笑うダニエルを、アランが胡乱げな目付きで見た。
「まぁ、確かに大言壮語も自画自賛も、底の抜けた桶並みのナルシストっぷりや自信も、相応の実力が伴っていれば、見て見ぬ振りして貰えるというか、許容されるという面はあるよな」
「アランって本当ふてぶてしいというか、失礼よね? デリカシーの欠片もない」
レオナールの言葉に、アランはジロリと睨む。
「この世で誰に言われたくないって、お前にだけは、その台詞言われたくねぇよ」
「ふふ、自覚がないってコワイわね」
「俺から言わせりゃ、お前らどう見ても似たもの同士だがな」
ダニエルが言うと、レオナールもアランも不服そうな顔になった。
「そんな事より、支度できたんなら、メシ食って詰め所だっけ? 行ってさっさと用事済ませよう」
そして三人は簡単に朝食を済ますと、領兵団の詰め所へ向かった。
◇◇◇◇◇
「……というわけで、こういった場合、詐欺被害の届出を出すのは当然として、件のガイアリザードはどうしたら良いでしょうか。現在は宿屋、《旅人達の微睡み》亭の厩舎に預けてあるのですが」
「少なくとも、俺達の見る分には、指示に従うし、おとなしくて暴れたりしないし、問題なさそうなんだよな。
本来なら詰め所へ連れて来て預けるべきなんだろうが、大きさが大きさだからな。何だったら、伯爵に手紙を書いて直接指示を伺っても良いんだが」
アランの説明に、ダニエルが補足する。担当の兵士──何故か下っ端じゃなく、伯爵領から派遣されている隊長クラス──が頷きながら、何やら書類にペンを走らせている。
「いえ、《疾風迅雷》の呼び名を持つ高名な剣士であり、様々な魔獣・魔物の知識も豊富な、Sランク冒険者であるダニエル氏の管理下にあるのならば、魔獣の扱いに優れているとは言い難い我々の下にあるより、よほど安全でしょう。
念のため確認はさせていただきますが、決着がつくまでは、あなた方の手元においても問題ないと思われます。
おそらく後日、正式な認可が下りるとは思いますが、それまでに何らかの事故やトラブルが生じなければ、罰金などもないでしょう。もちろん、悪意を持った何者かに盗難されたりすれば別ですが、ダニエル氏の管理下にあるならば、その恐れもないでしょう」
勘違いされているな、という事には気付いているが、誰一人としてそれを指摘する事はない。
レオナールはそもそも関心がないし、アランは経緯その他はどうでも良く、自分達の都合良いように片付けば良いと考えているし、ダニエルはわざと勘違いされる言動を繰り返しているように見える。
「仮に例えば、俺達が宿で寝ている隙なんかに盗難に遭ったとしても、俺達が責任負わされるような事はないんだろ?」
ダニエルが尋ねると、隊長がもちろん、と頷く。
「当然です。しかし、可能な限りそうならないよう配慮していただければ、幸いです。悪用された時の被害を思えば、ですが」
「まぁ、俺が昔どっかで聞いた話によれば、街道を暴走したガイアリザードの被害で、三桁の商人・旅人・冒険者が重軽傷を負って、内3名が死亡したって事らしいからな。
あの瘤みたいなトサカっぽいやつ、尖ったりはしてないが、やたらめったら硬くて頑丈なあれのせいで、生半な刃じゃ斬れないらしいし」
「へぇ? 鈍重に見えるけど、強いの?」
レオナールの目がキラキラと輝き始めて、アランはうわぁと苦い顔になった。
「いや、硬いだけでそれほど強いというわけじゃないな。ただ頑丈だから、斬るのにちょっとコツが要るってだけだな」
「え? あれ、ガイアリザードって許可無く狩ったら、罰金刑なんじゃ?」
「狩ってはいないぞ。辺境で武者修行してた時に目の前に出て来たから、一太刀浴びせただけだ。
思ったより硬くて、あの瘤のとこで弾かれたから、殺してはいない」
アランが尋ねると、飄々とした悪気ない口調で、ダニエルが答えた。
「え? それってアリなのか? まずくないか?」
「大丈夫だろ? 俺が斬り付けたら、現れた時の倍くらいの速度で逃げたからな。
面白そうだから斬ってみても良かったが、さすがにそんなのを追いかけて斬るのは哀れだからな」
カカカと歯を見せて笑うダニエルに、アランは肩をすくめ、隊長や兵士たちは聞こえなかった振りをする。
「……きっと、おっさんが一度も斬った事ない魔獣や魔物のが珍しいんだろうな」
「そんな事はないぞ? まだ行ってない場所も結構あるからな。でも、俺が行った事ある場所に生息して人目に触れた事があるのは、だいたい一度は斬ってるかな。
俺が知らない魔獣や魔物が出たり、近場で強そうなのが出たら、知り合いどころか、面識ないやつまで快く教えてくれて、倒すと報酬や報奨金までくれるし」
それって、好意とかで教えてくれるんじゃなくて、討伐して欲しくて依頼してるんじゃないか、とアランは思ったが、口にはしなかった。
「それで、事情聴取とか届け出に関しては、これで完了なのか? 他に何か署名その他必要な書類や手続きってあるのか?」
「あ、いえ、これで完了です。お忙しいところ、ご足労いただき、有り難うございます。あ、あの、よろしければ握手させていただいても良いですか?」
隊長他兵士達も期待するような目で、ダニエルを見ている。
「お? 別に良いぞ。仕事お疲れさん、色々大変だろうが、頑張ってな!」
ニカッと笑って、ダニエルは隊長と握手し、その他の兵士達とも握手し、激励する。その兵士達が、若い成人したての青年も、中年も、喜びに頬を緩め、紅潮させているのを見て、アランは肩をすくめる。
「……こうやって見ると、ダニエルのおっさんも、一応『英雄』ってやつなんだなぁ」
「ウル村では誰も知らなかったけどね」
「俺らの村って、実はすごいド田舎なのかな?」
「今更じゃない? だって、オルト村にさえ宿酒場があるのに、あの村にはそんなものすらなかったじゃない。
店と言えるものは一切なくて、自給自足と物々交換が当たり前で、硬貨なんか見る機会なかったでしょ?」
「だな。三ヶ月に一度来る行商だけが、外からの唯一の訪問者だったもんなぁ。俺は買い物した事なかったけど」
「私は姿を見た事もないわね」
「あ~、まぁ、な。……まぁ、だから、知名度なくても、ダニエルのおっさんが来た時は、色々な意味で目立ってたけどな」
「鎧と剣見たのは、師匠の持ち物が初めてだったものねぇ」
「魔獣見たのもな」
「生肉食べる姿を初めて見た時は、さすがの私も驚いたわね」
「いや、あれは誰でも驚くだろ。俺、これが話に聞くオーガなのかと思ったし」
「私はかろうじて絵本でオーガは見た事あったから、それはさすがになかったけど」
「いや、でも、口の周り血まみれのおっさん見た時は、お前だって真っ白な顔になってただろ?」
「そりゃなるでしょ? アランだってガタガタブルブル震えてたじゃない」
「しばらく夢に見てうなされたもんな」
はぁ、とアランは溜息をついた。
「そう言えばオーガより師匠が恐いって、前に言ってたものね」
「戦闘中のおっさんは、生肉食事中より、恐ろしいからな」
アランは肩をすくめた。
「……お前ら、人がちょっと離れた途端、悪口・誹謗中傷とか酷いな」
「別に悪口とかじゃないわよ?」
「ただの事実で、思い出話してただけだしな?」
頷き合う二人に、ダニエルは溜息ついて、大仰に肩をすくめた。
「オーガより俺のが恐いってどういう事だ」
「一度、戦闘中の自分の姿を見せてやりたいよ。まぁ、おっさんの事だから、どうせ見ても何とも思わないんだろうがな」
「ははは、カッコイイ俺の姿見て小便ちびんなよってか」
「…………」
アランはそっと視線を逸らし、レオナールは無言でニヤニヤ笑う。
「おい、そこで無反応とか、ちょっと傷付くんだが?」
「傷なんて欠片もついてないくせに、良く言うわ。用事が済んだなら、さっさとギルドに顔出して、ルージュ回収して巣に向かいましょう」
レオナールが言うと、ダニエルは肩をすくめ、アランは頷く。
「そうだな。なるべく林とかで野宿はしたくないからな」
「どうせ野営の準備はしてるんだろ?」
ダニエルが尋ね、二人は頷く。
「でも、もしもの時の用意であって、積極的に野営する気はないぞ。せずに済ませられるなら、しない方が絶対良い」
アランの言葉に、ダニエルは目をパチクリさせる。
「え? そうか? 夜になると、昼間見られない魔獣や魔物が見られて面白いぞ?」
「……それが嫌なんだよ」
アランがぼやいた。レオナールが笑う。
「本当、アランは恐がりよねぇ。私は正直どっちでも良いんだけど。まぁ、ベッドの方が寝心地は良いし、ぐっすり眠れるから、どうせ寝るなら宿の方が良いのは確かよね」
「ふぅん? ま、俺もどっちでも気にしないけどな。ここらの魔獣・魔物は、だいたいわかってるし」
ダニエルは肩をすくめた。正直アランは安堵した。これで二人がぜひ野営しようと言い出したら、止められるはずがないからである。
(脳筋ばっかり増えても、胃痛と頭痛と心労が増えるだけだよな)
もちろん、いないよりいてくれた方が安心ではあるのだが。
(なんで、ダニエルのおっさんは、俺達とコボルトの巣なんかに行こうと思ったんだろう)
それだけが疑問だった。
◇◇◇◇◇
受付に座っていたジャコブが、三人の姿を見た途端、口をあんぐり開けて固まった。
「お疲れさん、ジャコブ。このおっさんも一緒に巣に行く事になったから、一応報告という連絡に来た」
アランが言うと、ジャコブの顔が引きつった。
「……Sランク剣士、《疾風迅雷》のダニエル……っ!」
「レオナールの師匠なんだよ。たまたまこっちで顔を合わせたら、報酬要らないし、いざという時の援護兼付き添い・助言役として付いて来るって言われてさ」
「おい、アラン! お前、こんなすごい人と縁があるのに、自分のコネが何の役に立たないとか、なんて贅沢言ってんだ!!」
「は? いや、だって、実際使えないコネとか、意味ないだろ? ほら、誰も礼拝しない神殿に奉られてる立派で厳かな神像みたいなもので」
「あ? どういう意味だ?」
「平たく言えば、無意味? いくら立派で価値があっても、必要とする人がいないなら、存在意義がないって意味だ」
アランの言葉に、ジャコブが額を受付カウンターに打ち付けた。
「おい?」
怪訝な顔になるアランを、顔を上げたジャコブが恨めしそうに見る。
「確かに俺のコネなんか必要ないよな。そんな最強のコネがあるんじゃ」
「はぁ? 何だ、それ」
サッパリわからないという顔のアランに、ジャコブは深い溜息をついた。
「まぁ、お前、まだ若くて経験ないもんなぁ。仕方ない、か。……初めまして、ダニエルさん。ギルド職員のジャコブと申します。
この度は、コボルトの巣探索および討伐依頼に、ご協力いただけるとの事で、わざわざご足労いただき、有り難うございます」
「いやいや、ちょうど暇だったんでな。こいつら事前知識は一応あるし、コボルト討伐は何度かしてるが、コボルトの巣へ行くのは初めてだから、ちょうど良い勉強というか授業になると思って、ついて行く事にした」
「授業?」
レオナールが怪訝そうに首を傾げる。
「おう。お前ら罠とか、侵入者を阻むための特殊な構造した、本格的なダンジョン探索はまだだろ? コボルトの巣は、そういうのの勉強になるからな。ここがポイントってやつと、効率的な攻略法を伝授してやる」
ニヤリと笑うダニエルに、アランの眉間に微かな皺が寄り、レオナールが嫌そうな顔になった。
「……どうせ、わざと失敗するような事させてから、正しいやり方見せてやるとか言うんでしょ?」
「いやいや、そんな意地悪な事するわけねぇだろ? いくらコボルトの巣とは言え、今回はわざとお前らが怪我するような真似はしないって」
「……『今回は』ね」
アランが渋面で呟く。
「軽めの毒罠や麻痺罠でも、わざとかからせると後が面倒だからな! そういう事やる時は、ちゃんと神官とか回復魔法使えるやつ連れてくるよ」
カカカ、と笑うダニエル。
「どうせ、師匠はそういう人よね」
白い目で見るレオナールに、
「だから、今回は完全なボランティアだって。安心しろ!」
ニッカと笑うダニエルだったが、レオナールもアランも信用しなかった。
サブタイトルぴたっと来るの思いつかず、超適当です。
次回、巣へ向かいます。
以下を修正
×怪訝そうな
○怪訝な
×ギルド宇職員の
○ギルド職員の




