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残念ナルシ鬼畜守銭奴オネエ剣士は我が道を行く!  作者: 深水晶
3章 コボルトの巣穴 ~ラーヌに忍び寄る影~
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5 師匠は魔術師に謝罪する

 アランが呆然と見つめ、レオナールがやれやれと言わんばかりの表情で注視する中、突然、黒ずくめが距離を取り、飛び上がった。


「!?」


 思わずアランは息を呑んだ。黒ずくめはそのまま密集した──とは言え0.5~7メトルの幅はある──2軒の家屋の壁を、交互に蹴りつけながら、登って行く。


「な、んだあれ……っ!」


 そして、最後に一方の屋根に手を掛けると、そのまま屋根の上に上がり、駆け出した。見る間に遠くなって行くその影の速度は、固い土の上を駆けていたとしても、かなり素早い、軽々とした動きだった。


「あ~っ、くそっ、また逃げられた! やっぱ周囲の被害考えて、手加減とかまずったな。初回は舐めてたにしても、今回も手加減したとは言え、ほぼ無傷で逃げられるとか、自信なくすなぁ。トシかねぇ」


 ぼやく明るい茶髪に、琥珀の瞳、身長1.92メトルのすらりとした長身の、月明かりで見ても人目を引く男前の剣士。


「王都にいるって話だったのに、どうしてこんなとこにいるの?」


 レオナールが声を掛けると、振り返った剣士が、剣を背に担いだ鞘へと収め、白い歯を見せてニッカと笑った。


「おう、不肖の弟子。元気にしてたか?」


「ええ、元気だったわよ、ろくでなしのダメ師匠」


 白けた顔と素っ気ない口調で答えるレオナール。その態度に対し、大仰に肩をすくめたダニエルは、微苦笑しながら答えた。


「本っ当、相変わらず可愛くねぇな、レオ。ほら、久々に会った師匠に対する感動の挨拶とか、なんかこんな事あったよ褒めてよ師匠!的な報告とか、ねぇの? 確か半年くらいぶりだよな?」


「は? 何を期待してるの? バッカじゃないの、ダメボケ師匠。一回死ねば?」


 レオナールは呆れたような顔で、ダニエルを見る。アランが溜息をつきながら、代わりに補足する。


「あの、ダニエルのおっさん、俺達半年ぶりじゃなくて、三ヶ月ぶりの再会だから。なんでそういう間違いするんだ?」


「お? そうだったか? ま、細かい事は気にすんな! ちょっとの差だろ!」


「いや、三ヶ月と半年じゃ、かなり違うと思うんだが。それより、本当、どうしてここに? って言うか、いったいなんでこんな場所で、あんなやつと町中でいきなり戦闘やらかしてるんだ?」


「あー、その辺は大人の事情ってやつで」


 ははは、と誤魔化そうとするダニエルを、レオナールが白い目で見ながら、断言する口調で言う。


「……どうせ、何かで師匠が勝手に興味抱いて、ちょっかい掛けついでに、問答無用で斬りかかったとか、そういう事でしょう」


「あれ、どう見ても密偵とか暗殺者とか、そういう風体のやつだったよな。本気モードじゃないとは言え、ダニエルのおっさん相手に、あんな剣戟やらかすレベルなんだから、かなりの凄腕じゃないか?」


「あー、確かにそんな相手なら、ちょっと斬りたくなっても仕方ないわね」


「……おい、レオ。お前、俺が強そうなやつ見掛けたら、誰彼構わず斬りかかるとか思い込んでないか?」


「え? 違うの?」


 不思議そうな顔をするレオナールに、ダニエルがガックリ肩を落とした。


「どんだけ信用ないんだ、俺」


「そりゃ、日頃の行いのせいじゃないかと」


 真顔でアランが追い打ちを掛ける。


「え、何? アランから見ても、俺ってそんなキャラ? ……マジか、嘘だろ! 俺、そこまでひどくねぇよな!?」


「ねぇ、ダメ師匠。いいかげんトシなんだから、現実見ないとダメよ? 人間は老けるのもボケ始めるのも、早いんだから」


「おい、レオ、その毒舌どうにかなんねぇの? 表情豊かになって、口数増えたのは良い事だと思いたいけど、無口無表情時代のお前のが可愛く見えるって、どういう事?」


「バカは生きてる限り直らないらしいけど、死んだら直るかも知れないから、一度斬られてみたら? 私、師匠の心臓と脳髄の色が見てみたいわ」


「いやいや、レオ! お前、真顔でおっそろしい事言うなよな! お前の真顔って、結構迫力で冗談に聞こえないんだから、勘弁しろよ」


「安心してよ、ダメ師匠。冗談のつもり毛頭ないから」


「できるか! 阿呆!! ちょっ、アラン、なぁ、こいつ何か悪化してねぇ!?」


「ああ、いつも通りだから、問題ない。そんな事より、ダニエルのおっさんは、どうしてここに? 俺達がラーヌに来てると知ってて来たとか?」


「いいや? さっきのやつを、王都から追っかけて来たら、お前達に遭遇した」


 ケロッとした顔で、サラッと言うダニエルに、アランが渋面になり、レオナールが呆れた顔になる。


「やっぱり、あいつを斬りたくて追いかけて来たんでしょ?」


「まぁ、その通りだが。いや、でも、あいつ王都で有名な暗殺者なんだよ。賞金首で、賞金総額大金貨300枚って、とんでもねぇやつだからな」


「大金貨300枚、それはおいしいわね」


「だろ? 《(ノワール)》って呼ばれてる凄腕で、年間金貨1000枚は稼いでるって噂だな」


「ああ、だんだんさっきのやつが金貨の塊に思えて来たわね。でも、どうせ師匠があいつを斬りたいと思ったのは、そういう事とは関係ないんでしょ?」


「……まぁ、その通りだが」


 頬を掻きながら頷くダニエルに、アランもレオナールまでもが、溜息をついた。


「おっさんの戦闘狂にはずいぶん馴れたつもりだったが、夜とは言え、人が歩く時間に、町の真っ只中で斬り合いやらかすまでとは」


 呆れたように言うアランに、慌ててダニエルが弁明する。


「いやいや、これには切迫した譲れない理由があって!!」


「へぇ? どんな理由?」


 レオナールが腕を組んで、首を傾げる。


「あー……大きな声出したら、腹が減ったな」


 ダニエルが腹を撫でながら、呑気な口調で呟いた。レオナールとアランの眉間に皺が寄った。


「な、どっかメシ食えるとこ知らねぇ?」


 先程までいた店、あるいはその通りに行けば開いている店がある事はわかっていたが、面倒だったので、ダニエルを連れ宿屋へ戻った。

 そして、食事が出来るか尋ねたところ、軽食が出せるらしかったのでそれを頼み、ダニエルに食べさせる事にした。


「そう言えば、宿取ってなかったな。今から探すの面倒だから、お前らの部屋に泊めてくれ」


 パンに切り目を入れ、ハムやチーズなどを挟んだものをパクつきながら、ダニエルが思い出したように言った。


「……本当、ダニエルのおっさんは計画性とかなくて、思いつき重視の、行き当たりばったりだよな」


 はぁ、とアランが溜息をついた。全然変わらない辺り、この人は、王都でどういう生活をしていたのだろうかと、アランは眉間に皺を寄せた。


「屋根があれば十分だから、床で良いぞ」


 ニッコリ笑うダニエルに、


「当たり前でしょ? 私たちが取った宿なんだから、私たちがベッドで、バカ師匠は床に決まってるでしょ。何、寝ぼけた事言ってるのよ」


 白けた顔で冷淡に言うレオナールに、ダニエルが首を傾げた。


「……なぁ、アラン。レオって前から、こんなだったか?」


「前からこんな風で、良くも悪くも変わってないと思うんだが。それよりおっさん、俺達、先々月のレオの誕生日にロランで冒険者登録して、冒険者として活動始めて、今日で2ヶ月と10日目だ。なんか言う事ないのか?」


「おう、成人および冒険者登録、おめでとう。悪かったな、登録前に放り出すような真似して。

 いや、できれば、お前らが冒険者デビューするまで見届けたかったんだが、ロランじゃやれる事に限りがあってな。

 一応、王都の知り合いに協力頼んではいたんだが、色々あって、俺が動いた方が早いと思って。他の連中、面子がどうの、体裁がどうのってまどろっこしい事言いやがるからさ。

 いや、頼んでおいて文句言う筋合いねぇかもしんねぇけど、人を介してあれこれ指示すんの、面倒だからな」


 ダニエルが言い訳じみた事を言うが、レオナールもアランも、あまり信用していない。どうせ思いつきで猪突猛進したんだろうと考えている。だいたい、別れ際の台詞がひどかった。


『悪ぃ、王都の美人が俺を呼んでるからちょっと行って来る! お前ら、成人まであとちょっとだから、頑張れ! あ、生活費これで足りるかな? じゃあな!』


 である。確か、アランの成人の誕生日の一週間ほど前だったろうか。しかも生活費として渡されたのは、銀貨5枚。

 二人とも装備や備品や薬などはいくつか持っていたため、買う必要はなかったし、色々無茶振りされたおかげで、気候などに問題なければ、野宿・野営でも生きていける生活力はあったが、未成年二人を放置するのに、これはひどい話だった。

 ちなみに、冒険者登録するには、保証金が一人当たり銀貨1枚必要である。これは低ランク冒険者が、例えば依頼を受けて、それを遂行する事なく、そのまま放置するなどして、ギルドに損害を与えた場合などに没収され、一年以上冒険者として、問題なく実績を積むと、返還されるものである。

 銀貨1枚なのは、低ランク冒険者の受ける依頼程度では、ギルドに与える損害は概ね軽微であり、庶民にはそこそこ高額ではあるが、払えないほどではない、という金額なためである。


 一応、数日後に、手紙が届いたが、それもろくでもない内容で、アランは読み終わる前から頭が痛くなった。

 要約すると、『俺、冒険者とか面倒だしやめるわ、ハハッ! 世界中で美人なネーチャン口説いて、うまい酒をガッパガッパ飲んで、賭け事でガンガン金を増やして豪遊するわ! お前ら元気でやれよ!』だった。

 あの手紙を読んだ日とその翌日は、レオナールがものすごく不機嫌だったのを、昨日の事のように覚えているアランとしては、ダニエルが多少キツく当たられるのは仕方ないと考えていた。


(もう少しまともな理由があったとしても、あれはないと思うんだよな)


 レオナールじゃなくても怒って当然だと思うのだ。アランは腹が立つより呆れたのだが。


(元々このおっさんに、そんなに期待してなかったし、まともな保護者っぽい事が出来るとも思ってなかったしな)


 レオナールがこの師匠であるダニエルに、どういう感情を抱いているのかまで、きちんと把握しているわけではなかったが、それでも一応あの時までは、いくばくかの尊敬または敬愛に似た気持ちは残ってたのではないか、と推測している。

 それをレオナール自身が認めるかどうかはともかく。


「どう考えても自業自得だと思うんだが」


「あん? この品行方正で清廉潔白な俺のどこが、自業自得だって言うんだ? どっからどう見ても、ステキでカッコイイ、皆の憧れの剣士サマだろうが」


「……口を開かなければ、ね」


 アランが呆れたように言うと、


「やっぱり師匠も一度死ぬべきよね」


 レオナールが言った。


「いやいや、一度でも死んだらそれきりだからな? っていうか『も』なのか?」


「俺達、おっさんが紹介してくれたクロードのおっさんの、無茶振りや適当振りの被害に遭ってるからな。なぁ、おっさん、他にもっとマシな知り合いいなかったのか?」


「マシな知り合い? ギルド関係だと、あいつが一番まっとうだと思ってたんだが。後はマッドな研究オタク魔術師とか、魔物・魔獣の解剖オタクの引き籠もりとか、ろくなやついねぇしなぁ。

 人格者とは言わねぇけど、あいつ人当たりは良いし、わりと面倒見良かっただろ?」


「そうかもしれないが、それ以外が色々ひどくないか?」


「う~ん? そうか? 俺は気になった事ねぇな」


「ダメよ、アラン。師匠に言うだけムダに決まってるでしょ。だいたい、テキトーさと大雑把さにかけては、あのおっさんよりひどいんだから」


「そう言えばそうだった。ザルな神経の人に、わかるはずないよな。俺がバカだった」


「あー、なんか久々だな、おい。そう言えば、お前らすげー生意気で、本人目の前に、罵倒や悪口言える図太いやつらだったんだった。

 王都じゃ礼賛賞賛、おべっかばっかりだから、うっかり忘れてたな。調子に乗ってるつもりはなかったんだが」


 ダニエルが肩をすくめた。


「罵倒や悪口じゃないわよ? ただの事実じゃない」


「だよな。嘘は言ってないだろ、おっさん。あんたに自覚がないだけで」


「おっさん呼ばわりも久々だわぁ。お兄さん呼ばわりとか、キャーステキーカッケーとか言われてたけど、そうだよな、俺おっさんだもんな。もっと仕事減らしてのんびりしてても良いよな、トシだもの」


「……師匠はこれ以上、仕事減らして遊んでどうするのよ? どうせまともに仕事なんかしてないでしょ? さっきのだって仕事じゃなくて、お遊びの範疇でしょ?」


「……お遊びって、まぁ、仕事とか頼まれたとかじゃあねぇけど、酷くねぇ? 一応無収入ってわけでもないんだぞ?

 何だったらここの支払いだって、宿泊費込みで全額持っても良いし」


「ありがとうございます、ダニエルさん」


「きゃー、師匠、ヤッサシイ! 全額払ってくれるとか太っ腹! ステキ!」


 全額持つと言った途端、豹変してペコリと頭を下げるアランと、棒読みで賞賛?するレオナールに、ダニエルはガックリ肩を落とす。


「あー、そう言えば、お前らそういうやつだったよな。どうしてこうなったんだ。ウル村で出会ったばかりの時は、こんなじゃなかったのに。もっと純真で子供らしいとこもあったはずなのに!」


 嘆くダニエルに、アランがにっこり笑う。


「嫌だなぁ、ダニエルさんの教育・薫陶のおかげじゃないですか」


「そうよ、師匠がお金と、火の通った材料不明じゃない温かい食事と、屋根のあるまともな生活の素晴らしさ、ありがたさを教えてくれたんじゃない。やぁねぇ」


「何だよ、それ。その言い方じゃ、俺がお前ら虐待でもしたみたいじゃねぇか?

 俺は、俺なりに、お前らの将来考えて、何でも自分で出来るように、俺がいついなくなっても自立・自活できるよう、色々教えてやったよな?」


「ですから、そのおかげですってば」


「そうよぉ?」


 満面の笑みで頷くアランと、ニンマリ笑うレオナールに、ダニエルは溜息をつく。


「そんなひどい目に遭わせたか? 記憶にねぇなぁ」


「大丈夫、そんな期待してませんから」


 笑顔で言うアランを、ダニエルは嫌そうに見る。


「お前、その笑顔はすっげー胡散臭いぞ。それに心のこもらない敬語とか、タメ口のがマシだわ。お前も本当、可愛くねぇガキに育ちやがって。

 初めて見た時はもっとキラキラした目をしてたのになぁ。あの純真さや素朴さは何処行ったんだ」


 ぼやくように言って、スープを流し込む。


「どんな子供も、いつかは成長するもんだよ、おっさん。それに子供が無条件に純真だとかって、信じてたら、その内手酷く騙されるぞ?

 おっさんも一応昔は子供だったんだろ? 自分の子供の頃どうだったか記憶にないのかよ?」


「自分の子供の頃ねぇ? 剣で斬ることしか考えてなかったなぁ」


 しみじみ言うダニエルに、苦笑しながらアランが言う。


「言動はともかく、レオはそのまま、師匠とそっくりに育ってるよ」


「え~? こんなダメ師匠と同じにされたくないわ」


 レオナールが文句を言う。


「ここまでひどくないと思うのよね?」


 首を傾げるレオナールに、アランは微苦笑を返すに留めた。


「まぁ、良いや。で、お前らなんでラーヌにいるんだ? ロランを拠点にしてたはずだろ?」


「ラーヌ東の山林にある、コボルトの巣の探索と討伐の依頼受けて来たんだよ」


 アランの返答に、ダニエルはふむ、と頷く。


「じゃ、俺も一緒にそれ行く事にする」


 ダニエルの言葉に、レオナールとアランが、きょとんとする。


「え? だってコボルトの巣だぞ? オーガの巣とかじゃなく、最弱のコボルトなんだぞ?」


 確認するように言うアランに、ダニエルは苦笑した。


「わかってるよ。確かにコボルトは最弱だが、その巣を探索して討伐するとなると、ちょっと面倒だろ。

 あいつらちょこまか狭いとこ逃げる上に、巣穴は外敵を封じたり、牽制・撃退するための罠や造りになってるだろ?」


「実際、巣穴を探索した事はないが、資料でコボルトが好む罠や、敵をはめるための巣の構造や、作戦などについては、調べてある。

 たぶん飛び道具や罠を多用されるだろう事はわかっているけど、それは幼竜の力業や、眠りの魔法で、大半はどうにかなるはずだ」


「幼竜?」


 ダニエルがきょとんとした顔になる。


「ああ、そう言えば師匠は知らないんだったかしら? クロードのおっさんから聞いてない?

 オルト村でレッドドラゴンの幼竜を拾ったの。ルージュって呼んでるわ」


「実質、そいつと会話成立させられるのはレオだけで、なついてるのもレオだけだ。うっかり餌付けされてなついたっぽい。

 そいつも、特攻・突撃癖あって、レオと一緒に突っ込んで行くけど、頑丈だから、強化ゴブリンの矢や魔法も効いてなかった。たぶんコボルトも同じだろう。俺の《炎の壁》を何度か、後ろ足で無傷で踏み消してるしな。

 あと、これは明日にでも被害届出そうと思ってるんだが、ロランでレオが、たぶん無認可のガイアリザードを掴まされた。一応領兵に訴えるつもりだけど、ダニエルのおっさんがついて来てくれるなら、有り難い。

 おっさん、知名度だけはあるからな。いた方が、話を聞いて貰えるだろう」


「……レッドドラゴンに、ガイアリザード。お前ら、なんか妙な事になってねぇ? 人系種族でパーティー加入してくれるやつ、いなかったのか?」


 不思議そうに尋ねるダニエルに、アランが微苦笑を向ける。


「なぁ、おっさん。俺の相方がレオで、レオが自然体で振る舞ったらどうなるか、本気でわからない?」


「……ああ、なんかすまなかった」


 ダニエルは全くわかってない顔で、アランに謝罪した。

以下を修正。

×一ヶ月と十日

○2ヶ月と10日

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