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20 終幕

 アランはクロード宅の自分の寝室に割り当てられた部屋で、早速報告書をまとめ終えると、資料となるシーラ特製の古代魔法語辞書や、古書物や魔法書などを、全て引っ張り出し、時折紙に魔法語などを書き散らしながら、読み始めた。


(この魔法陣は、起動者を含めた範囲魔法になるから、攻撃・妨害系より防御・支援系だな。

 もしかしたら転移陣にも応用できるかもしれないが、転移陣の実験は危険だからやめておこう。そういうのは軍や兵を扱う連中に任せておけば良い。俺やレオに使える実践的な魔法じゃないと。

 戦闘に使えるように、起動者を除く範囲魔法を使えるようにいじったとしても、レオが巻き込まれるようなら、意味がない。

 それに魔法陣を描くには、どれだけ頑張っても魔法詠唱より長い時間がかかるからな。

 あ、触媒が足りないから、明日にでも買い出しに行こう。いつものかんらん石だけじゃなく、奮発して青金石とか孔雀石とかも買おうかな。野営用に使えるやつとかも作っておきたいな。

 まずは支援系と防御系で色々試してから、野営用に手を出そう)


 アランはいつもなら食事の支度を始める時間になっても、作業を続け、部屋に籠り続けた。

 レオナールはそれを見越していたので、いつもの日課──夕方までの狩り──をルージュと済ませ、屋台で軽食などを買って帰った。


「今日は外食するしかないのか?」


 夜遅くにギルドから帰宅したクロードが青ざめた。


「一応アランに買って来た軽食の残りがあるけど」


「ガレットか。アランは食べたのか?」


「3個は食べてたわね」


「なぁレオナール、念のため確認するんだが、ガレットはいったいいくつ買って来たんだ?」


「全種類を5個ずつしか買ってないわよ?」


「……全種類って、たぶんこれギルド近くにある屋台のだよな。10種類5個買って、残り3個とか、お前どういう胃袋してるんだよ」


「そういえば、ルージュ以外の食費だから出してくれるのよね」


 にっこり笑って、レオナールは右手を差し出した。


「……お前本当、金に関することは忘れないよな」


 クロードはゲッソリした顔で言った。



   ◇◇◇◇◇



「お、そう言えばアラン、例のかぼちゃのキッシュ、ゴブリンの件とかあったもんだから、うっかりレシピ貰ったの忘れていた」


 数日後、そう言って、クロードがアランに、レシピの書かれた紙を渡した。


「パイ生地の中に、ベーコンと玉葱を炒めたもの、茹でたかぼちゃ、卵・生クリーム、塩胡椒、チーズ、それにかすかに甘く酸味のある風味、か。……ギルドの資料室にローレンヌの特産や気候などについての資料ってありますか?」


「たぶん、あるんじゃないか? 持ち出しはできないが、資料室内では書庫に入った物以外なら、誰でも自由に閲覧できる。詳しい事は係員に聞いてくれ」


 アランは頷いた。と、思い出したように尋ねる。


「ところで、ギルドマスター。どうして俺達とアドリエンヌさんを同行させようと思ったんですか?」


「そりゃ、あれだ、お前ら絶対合わないだろうと思ったからな」


「……は?」


 アランの眉間に皺が寄った。それには気付かないのか、クロードが笑いながら続ける。


「あいつなら、最悪の事態が生じたとしても、たいしたトラブルにはならないだろうからな。

 だったら、ここらで耐性っつうか、今後の対処や対策練るための試金石っていうか、練習台になって貰おうかと。

 ほら、高位貴族なんかと事を起こしてからじゃ遅いだろ? ま、あいつ目当てでホラン侯爵令嬢が、王都から追っかけて来るのは、少々予想外で当てが外れたが」


 それを聞いて、アランが額を手で覆って、天井を仰いだ。


「……その、ホラン侯爵令嬢って、金髪碧眼縦ロールのドレスを着た少女、ですか?」


「その通りだが」


「……そのホラン侯爵って、どんな感じの人かわかります?」


「娘に激甘のゆるいオッサンだなぁ。息子、長男の方はしっかりしてるんだが、その下の娘は甘やかし放題で、好き勝手やらかしても、全部オッサンが金と権力で揉み消してるから、半怪物化してる印象だな、あれ。

 外見はともかく、まともに嫁に行けそうにないご令嬢だな。アレどうすんだろうな。

 一生家で飼う気か、それともいずれ何処かに押しつける気か知らんが、あれの世話させられるやつが気の毒過ぎる」


「レオが目を付けられたような気がするんですが、そのご令嬢に」


「は?」


 クロードは一瞬、きょとんとした顔になった。


「俺の方も今後気を付けますが、既に手遅れな気がしますよ」


 アランはそう言って、深い溜息と共に瞑目した。


「それ、俺のせいじゃねぇだろ」


 そこまで責任持てねぇよ、とクロードはボソリと呟いた。



   ◇◇◇◇◇



 後日、隠し味に干したオルラの実を細かく刻んだものが入った、かぼちゃのキッシュがアドリエンヌの元へ届けられた。

 同じものがその前夜、クロード宅の夕飯として出たのだが、喜んで食べたのはアランだけだった。


「このオルラの実の収穫期って、ちょうど初秋、暑い盛りの済んだ黄恵(こうえ)の月、つまり、今が萌緑(ほうりょく)の月の終わった蒼雨(そうう)の月だから、三ヶ月ちょっと後なんですが、干したものやシロップ漬けにしたもの等が、わずかに売ってるんですよね。

 プラムの一種で、滋養強壮や疲労回復効果もあるのだとか。八百屋や果物屋、乾物屋にも置いてありますけど、薬屋にもわずかに取り置きがあるんですよね。ちなみに俺が購入できたのは薬屋でした」


「うんちくは良いけど、何故これをわざわざ作ったの、アラン」


「俺が食べたかったからだ」


 アランはキッパリ断言した。


「そう」


 レオナールはそう言って、気が進まなさげにスプーンでキッシュを口に運ぶ。


「……甘い」


「砂糖や蜂蜜の類いは、入れてないぞ。素材の自然な甘さだ。まぁ、デザートみたいなもんだと思って良いが」


「……だったら何故、メインディッシュのような顔して出してるのよ」


「ちゃんと肉も入れたぞ。あと、肉なら、シチューもあるだろう」


「…………」


 レオナールは不満そうだが、一応全部食べるつもりではあるようだ。


「いや、でも、いくらなんでも3夜連続キッシュはないと思うぞ?」


 クロードがボソリと言った。


「出来がいまいち気に入らなかったので。文句があるなら、食べなくてもかまいませんが」


「……かぼちゃのキッシュ以外なら、何でも良い。もう見飽きた」


「安心して下さい、これで完成です。同じ物を作るので、彼女に届けたいのですが、宿は何処ですか?」


「あー、『輝ける栄光の日々』亭だ。朝、渡してくれれば、ギルド職員にでも届けさせる」


「ああ、そう言えばロランで一番高い宿屋ですね。確か料理とかも美味いらしいけど、桁が違う上に、宿泊客以外はロビー以外に通さないという。確かに面倒そうなので、お願いした方が良さそうですね」


「アランはあれほどコケにされたのに、わざわざこんな物作るなんて、どうかしてるわ」


「かぼちゃのキッシュを届けるのは、俺が気に入る出来の物ができた礼代わりで、ついでのお裾分けだ。俺が食べてみたから作っただけだ」


「……アランって無駄に凝り性よね」


 レオナールは溜息をついた。


「反省した。凝り性のやつに、何か餌になりそうなものを与えるとどうなるか、つくづく学習した。かぼちゃのキッシュはもう勘弁だ」


 うんざりした顔でクロードがぼやいた。


「あなたは自業自得でしょう。私は完全に巻き込まれた被害者なのよ、頼むからノリや気まぐれ、思いつきで、何か適当にやらかさないで欲しいわよ。

 わかってるでしょうけど、アランに冗談は通じないのよ。興味のない事には冷淡で、清々しいほどスルーするけど、下手に興味持つと、とことんこだわるし、熱心に研究したがるし、人の話に耳を貸さなくなるし、厄介なのよ」


「おい、本人目の前に悪口かよ」


「ただの事実でしょ」


 レオナールは肩をすくめた。


「まぁ、それより、昨夜組んだ魔法陣の効果はどうだった? 結果次第で、今日は別のを試してみたいんだが」


「食事中よ。終わってからにしてくれる?」


「なるべく早めに結果を知りたいんだが」


「後でよ」


「わかった、後で必ずな。でもレオが俺より食べるの遅いとか、どうしたんだ? どこか体調でも悪いのか?」


「どこも全く、問題ないわ。今回までは食べてあげるけど、次にこれ出したら、絶対食べないわよ。忘れないでね、アラン」


「レオ、お前、何故キッシュが嫌いなんだ? 嫌いな理由が何かあるんだろ?」


「強いて言うなら、肉じゃないところね」


「そりゃ、肉じゃなく、卵と乳製品が主な材料だが、そういう問題か?」


「次からメインディッシュは、肉料理にしてね。ベーコンは嫌いじゃないけど、あれを肉だとは、絶対認めたくないわね。噛むと肉汁がじゅわっとにじみ出るやつだけを、肉と呼びたいわ」


「お前、本当、肉が好きだな」


「好き嫌いの問題じゃないわよ。とにかく、これは食べ物ではあるかもしれないけど、食事として食べる料理だとは思いたくないわね。

 下品な表現させてもらうと『ゲロみたい』だわ。私、料理の味や食材のよしあしにあまり文句つけたくはないけど、ゲロを食べる趣味はないの。

 わかる? アラン」


「そんなにかよ」


「レオナールの言い分に同意する気はないが、これは女性受けはする料理なんだろうが、俺はあまり好んで食べたいとは思わないな。

 なんというか物足りない。肉を食わせろとは言わねぇが、夕飯は、ガッツリ腹持ち良さげな物が食いたいな」


 クロードが言うと、アランは溜息をついた。


「わかりました。もう作らない事にします。食べたくなったら、一人分だけにするか、外食します」


「ああ、そうしてくれると助かる」


 クロードはホッとした表情になった。


「そういえば、2つのゴブリンの巣で見つかった装備の件だが、あれ、半数以上が、オルト村の依頼受けたやつのものだと、ほぼ確定した。

 他はソロで森に薬草採取に行ったやつとか、駆け出しのやつだな。いついなくなってもおかしくないと周囲に思われてたらしくて、消えても不思議に思われなかったらしい。

 犠牲者の生き残りは確認できず、また遺体も全て喰われた後で、骨しか見つからなかったから、どれが誰のかは想定される身長や体格以外で判別できなくて、確認にはまだまだ時間がかかりそうだ。

 鑑定系の特殊スキル持ちは、うちの支部にはドニしかいないからな。あいつが、もうちょい仕事早ければ助かるんだが。アラン、お前、何か良い案ないか?」


「思いつきで無茶振りはやめて下さい、ギルドマスター。どのみち餌を与えてスピードアップさせるか、応援を呼んで、一時的に増員するしかないでしょう」


「はぁ、魔法陣とかで、素人でも鑑定とかできたら、便利なのにな」


「それは俺も一度は考えた事がありますが、難しいんです。結局のところ知識がない事、知らない事を理解させる魔法なんてものは存在しないので」


「……ああ」


「魔法は万能じゃないんですよ。簡単に言うと『道具』みたいなもので、時間をかければ別の方法でできる事を、より簡易に効率的にできるようにしたものであって、不可能を可能にするわけじゃないんです」


「俺が、魔法や魔術なんかサッパリだからか、不可能を可能にしているように見えるんだが」


「どういう事が出来て、どういう事が出来ないのかは俺も勉強中ですが、人の許容力や理解を超えた事は出来ませんよ。

 何をどれだけ理解し、それをどれだけ習熟しているかが、魔法・魔術の行使能力や効果に反映されます。理解できていなければ、呪文や文言が正しくても、魔法は発動しません」


「アランが風魔法使えないのは、そういう理由?」


 レオナールが首を傾げながら聞き、アランが頷いた。


「おそらくそうだろうな。何故使えないのか、自分でもはっきりわかってないが、他の理由は見つからないし、たぶんそういう事だと思う」


「面倒臭いな、魔法」


 クロードが肩をすくめた。


「俺は、だからこそ面白いとも思いますけどね。どれだけ勉強しても実質際限がなく、それでいて勉強すれば、練習すればするほど、結果になって表れますから。

 まぁ、金がないと、やれる事に制限あったり、手に入る知識を自分で選べなかったり、色々厳しいのが現状ですが」


「せちがらいわよねぇ。あー、うちの庭にだけ、お金か金目の物が、大量に降って来ないかしら」


「それ、普通に落下物で死ぬか、貨幣価値か、その降ってきた物の価値が下がるか、どちらかだろう」


 クロードが言うと、レオナールは肩をすくめた。


「貧乏人は、いくら働いても金持ちにはなれないってわけね?」


「必ずしもそうとは言い難いが、そうではないと否定もしてやれんな」


「はぁ、つまんないわ。ミスリルかアダマンタイトかオリハルコンでも降って来ないかしら。でなかったら、運良く何か拾うとか、ダンジョンに落ちてて発見するとか」


「バカなことばかり言うなよ、レオ。もし、そんなダンジョンがあったら、発見者が独占するに決まってるだろ」


「そうよねぇ。私だって見つけたら、絶対そうするもの。発見者が自分だけなら、価値を落とす事なく、独占していつでも好きなだけ売り払えるものね」


 溜息をつく二人に、クロードが顔をしかめた。


「お前ら若いくせに、辛気くさい話すんなよな。ほら、何か夢とかないのか?」


「金が降ってくるとか、楽して儲ける話以外に? そんなの師匠を斬るとか、隣国の英雄とやらを斬るとか、目の前にいるおっさんを斬るとか、ドラゴン斬るとか、今のところそれくらいかしらね」


「……いや、お前に聞いても、答えはわかりきってるよな。おい、アラン、お前はなんかないのか?」


「なるべく安全な仕事で大金稼いで、魔法書や古文書を心行くまで買い占めたり、いつか王都のダンジョン発掘物関連のオークションで、目当ての本を落札しまくったり、とかですかね」


「お前ら、どうしてそんなに若者ぽくない発想しか、出ないんだろうな」


「え? 俺、今、ものすごく非現実的な発言しましたよね?」


「……ほら、普通、お前らくらいの若者って『俺は世界一の剣士になる』とか『勇者になる』とか『伝説のドラゴンライダーになる』とか言うんじゃねぇの?」


「私が世界一の剣士になるのは既に確定した未来だし、ドラゴンライダーってのが、ドラゴンに騎乗する事なら、既にアランが何度も乗ってるわよね?」


「いや、あれはどう考えても、荷物のように載せられてるだけで、乗ってるわけじゃないよな? 可能性あるとしたら、お前の方だろ」


「ルージュが私より速く走れるようになるか、飛べるようになればね」


 アランが嫌そうに言い、レオナールが肩をすくめた。


「……ああ、そう言えば、お前らはそうだったな。俺が悪かった」


 クロードが額を押さえて言った。


「そう言えば、《静穏の閃光》ってパーティーの人達、Aランクで王都から来たらしいですが、どうしてわざわざこんな町へ?」


「あれ? 言ってなかったか。あいつら、オルト村の調査依頼で来たんだよ。緊急事態だから、今回の件にも協力要請したが」


「初耳です。じゃあ、そろそろオルト村の本格的な調査をするんですか?」


「もうやってる、というのが正しいな。お前らが最初に発見したゴブリンの巣は、転移陣で、オルト村の邸宅地下の洞窟最深部に繋がっていた。

 で、次に発見した、森の中心部の方のやつでも、新しい転移陣が発見された。

 そっちは今、現在調査中だ。内容によっては教えてやれるかもしれないが、たぶんダメそうだな。部外秘になる可能性が高い」


「新しいダンジョンが見つかるようなら、行ってみたいけど」


「そう言うだろうからな。今のとこ、お前が喜びそうなもんは見つかってないから、安心しろ」


「じゃ、どうでも良いわ」


 レオナールがようやく食事を終え、椅子の上で伸びをした。


「よし、レオ! 早速だが……」


「後にして。食後のお茶くらい飲ませてよ」


 レオナールがアランを睨みつけ、腰を浮かせ掛けたアランが、渋々と腰を下ろす。


「いつもと逆ってのも、ちょい新鮮だな」


 クロードが顎髭を撫でた。レオナールが嫌そうに顔をしかめる。


「他人事だと思って」


 クロードがニヤニヤ笑いながら、頷く。


「他人事だもんな」


「ギルドマスターにもご協力いただけるなら、是非、」


「いや、無いからな! 俺はゴブリンの件とかその他色々仕事が山積みだからな!! 残念ながらアランに協力してやる暇はないな!」


 そう言って、クロードは食べ終わった食器を重ねると、忙しい忙しいと呟きながら、出て行った。それを不満そうに見送りながら、レオナールがお茶を最後まで飲み干した。


「よし、じゃあ、レオ! 早速……」


「……機嫌の良いアランとか、迷惑以外のなにものでもないんだから、やっぱり凹ませておくくらいでちょうど良いわよね」


 ボソリと低い声で小さく呟いたレオナールに、アランがきょとんとした。


「うん? 何か言ったか?」


「別に? 気のせいじゃない?」


 レオナールはやれやれと言わんばかりに、首をゆっくり左右に振った。



2章・完。

更新遅くなりましたが、2章完結。なくても良さげな蛇足っぽいですが。


章を超える度に、登場人物増えていくので、後日投稿する2章登場人物およびMAP他のページには、2章で新たに増えたキャラだけ追加します。

後日談や番外編でリクエストあれば、後日書きます。

なければそのまま次章。

次章はまだ序盤しかプロットまとめてないので、最短でも1・2日空くと思います。

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