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薄黒の魔術

雨は悲しみの色?それは一体どんな色?

そして新たな闇の到来?それは一体どんな闇?

それともどちらでもない何か?

そして彼らはどう動くのか…

真琴はゲームをしながら自室でPCでDAINEを見ていた。隣では永子がPK3のゲームをやっている…

リクト:あのさ?この前のガチャ運上昇する方法が書かれてたサイトには入れないんだけど…

コレクト:え?マジ?

だすとん:マジで入れねえじゃねえかwww

白竜:やっぱ規制きたんか…胡散臭かったからやってねえけど

オルカナ:やろうとしたら消えててワロタwww

コレクト:ざまあwwww m9(゜∀゜)

オルカナ:くっそwwwwwwwwww

やん:でも俺昨日やったんだけどまだ効果残ってるよ?

オルカナ:お前まだ激レア当たってんの?

やん:おう。なんか欲しいもんばっか出るwwwwwwしかも親が小遣いくれたwwwww

コレクト:まぁこりゃやったもん勝ちやわな

白竜:てかやり方消えただけだろ?やった奴いるんだからわかるんじゃね?

やん:それなんか知らんけどやり方と使ったもの何か忘れてたんだよ…他のやつも全員分からないらしい…

すると真琴が呟く。

「…フッそりゃ分からないはずだ…杏芽條のお嬢さんの話じゃあれは一度行うとどんなに足掻いても覚えることのできなくなる術式だし後生大事にテキスト化は出来ないようにオルカナがいじってたからな…」

マテリアル:俺も試せてない…くっそ

コレクト:乙wwww

オルカナ:マテリアル?そういや今から個チャ大丈夫か?

白竜:お?プロポーズか?

タクシュミー@ローレンフロスト:クッソワロタwwwwwwwwww

オルカナ:違うわwwwwwwwwwww別の用じゃいwwwwwwwww

コレクト:怪しいなwwww

だすとん:wwww

マテリアル:マジでホモだったら断る。とりあえず落ちる

コレクト:おうwwwいってらwww

するとオルカナからメッセージが届く。

オルカナ:一応サイトは潰しておいたしこれ以上拡散することはないと思う

マテリアル:あぁ、てかなんで杏芽條のお嬢さんに報告しないんだ?

オルカナ:お前知ってるだろ?俺コミュ症だぞ

マテリアル:あーすまんw忘れてたわwww

オルカナ:で、なんか今やらなきゃならないってことはあるか?

マテリアル:今は特にないな…このまま放置して霊紙が見つかるまで待ったほうがいい

オルカナ:分かった

マテリアル:お前、もしかして取り戻したらそのまま発動するつもりか?

オルカナ:…妹次第だ、俺は術者じゃないから俺が言ったところであいつが発動すれば発動してしまう。

マテリアル:一応、妹には言ったほうが…

オルカナ:まぁ取り戻すまでには言おうかと思う…

すると真琴の母が夕食が出来たことを告げる。

「真琴ー永子ちゃーん?夕食できたわよー」

すると永子は嬉しそうな顔をして真琴に言う。

「早く…行こ?」

真琴は答える。

「分かった…それじゃ行くか…」

真琴と永子の二人は夕食を食べに真琴の部屋を出た…


アルカは一人で車を運転していた…車の外は昼間だというのに薄暗く大雨が降っていて時より雷が鳴っていた。

「全く…夏だというのに雨が凄いな…」

するとアルカは銀行で車を止める。

「さて、施設の方は所員に任せてあるし俺は少しだけのんびりA-15の観察でも行うとするか…とは思ってたが、全然接触ができない…霊学部の方へ一応顧問だからちょくちょく見に行くのだが…本当にいつもいない…話の内容からしてA-15は華原真琴の自宅に在住しているらしい…とは言え本来の目的を忘れたわけではないのだが…」

そう言うとアルカは自分のカバンから何かを取り出す。見た目はスタンガンのような機械だ…

「まぁ、まだ使えるかどうかは分からないがこれでA-15の遺伝子情報、生体情報を使い新たにA-16を作れば今度は理論上、失敗はない…」

すると助手席の物入れから写真のような紙が落ちる。

「ん?なんだこれは?」

アルカはそれを拾って見る。

「親父と母さんの写真か…どこに行ったのかと思っていたらこんなところにあったか…」

するとアルカは何かを考えはじめる。

「親父は俺にキツいやつだ…そしてそれは今も変わらない…母さんのいう霊のことも真っ向から否定していた…こうして冷静になって考えてみると俺は何がしたかったんだろうか…俺は霊とかそんな類いのものを否定する奴に証拠を見せ付けたかった…その一心で書いた論文もこっぴどく否定されて…だが何故だろうかな…たまに霊学部にくるA-15の笑顔を見るたびにこの研究をやめようか…などとも思う…やめる気はないのだがなぜなのか…」

すると誰かがアルカの車の窓ガラスを叩く…アルカは右を見る、そこには江利奈がいた。

「赤田先生じゃん、こんなとこで何してんの?」

するとアルカは窓を下ろして言う。

「お前は何してるんだ?佐藤?」

江利奈は答える。

「ちょっとお金あずけに来たの、今から帰るとこ。赤田先生は?」

アルカは答える。

「私はなんとなくだ。それより少し話がしたいんだが大丈夫か?」

江利奈は答える。

「あ?いいの?私雨降ってたからここまで歩きできて困ってたんだー。今日に限って車が使える人いなくて…いいよ、」

すると江利奈はアルカの車の助手席に乗り込む。アルカは車を動かしながら質問する。

「実は今悩み事があってな、私の父は少し傲慢で母の言うことを認めなかったんだ…それは死んだあとも変わらずな…そしてそれは世間一般には認めてもらえないことだった…」

すると江利奈は質問する。

「え?犯罪者だったの?」

アルカは言う。

「いや違うさ、もっと簡単なことだそして私は今それを世間に認めさせることができるのだが…そのためにはある人たちを裏切らなきゃならない…いや、もともと裏切るつもりだったのかもしれない…だが最近なぜかそれを躊躇してしまうんだ…」

すると江利奈は言う。

「ふーんそれってあんたにとってどうしてもやりたいことなの?本当に誰にも認めてもらえないの?」

アルカは答える。

「いや、認めてくれる人はいるんだがそれがある人たちなんだ…」

江利奈は笑いながら言う。

「それじゃあ決まってるじゃん。認めてくれる人がいるんでしょ?それを裏切って世間に示したって認められるとは限らないじゃない。私なら絶対にやらないわ。もしやるとしたら…そうね、それが自分がとってもやりたいってことならやるわね。てかその認めて欲しいことってなんなの?」

するとアルカは答える。

「今は説明できない、それはそうとここで合ってるか?」

アルカが車を止める。そこはマンションだった。すると江利奈は答える。

「ありがと赤田先生、ここで合ってるわ。てかまさか部屋にまでつけて来ないわよね?」

するとアルカは少し笑っていう。

「教師が生徒の家に行くのは家庭訪問とかの時だけだ。それじゃあな、気をつけて帰れよ…」

そう言うとアルカは車を動かし始める。

「…どうしてもやりたいこと…か」

アルカは少しクスッと笑って バックから先ほどの機械を取り出す。

「もしかしたら、俺はもうやめるべきなのかもしれないな…だがもう後には引けない…全てを裏切る覚悟などとっくに出来ている…」

するとアルカはコンビニの駐車場に入った。


清武はコンビニである買い物をしていた。

「んー…やっぱ遠くの電気屋いったほうがよかったのかな…まぁ今すぐ必要なわけだし仕方ないか…」

清武が見ていたのは携帯の充電ケーブルだった。充電ケーブルが家で使用中故障し、すぐにでも必要だから自転車で近くのコンビニまで来たのだ。

…ドン

「おぉっと…あ…す…しゅいま…すいま…」

清武は誰かとぶつかり後ろを振り返って謝ろうとするがコミュ障が酷く言葉が上手く使えていなかった。

するとぶつかったフードの男が口を開く。

「…悪かった。」

そう言うと彼は本のコーナーへ向かって行き人気そうな本を開く。

(あいつ…なんかあからさまに怪しいけど何してんだろ…少しつけてみようか)

そう思うとと携帯の周辺機器のコーナーに隠れるようにして清武はそのフードの男の様子を伺った。

(特になにも動きはないな…ただの客か?…ん!?)

するとその男は本に何かの紙を差し込む。それを他の本にも同様に行なっていた。

(あいつ…何やってんだ?ちょっと横に行ってみるか)

清武はフードの男の隣に行き彼が紙を差し込んだ本を手に取ると紙の差し込まれたページを開いた。

(こ…これは…まさか子術式?)

そこには:幸運を手にしたくばこの紙の魔法陣に手を当て次の呪文を詠唱せよ:と書いてあった。

(これは俺の撒いた子術式と同じものなのは確かだが…この魔法陣の外に描かれてるのはなんだ?しかもこの紙は霊紙じゃないか…)

するとフードの男はコンビニを出る。

(とりあえずこれはすべて回収しなければ…こんな時に俺の記憶力が役に立つとはな…どの本に差し込まれたかは覚えておいてよかった…)

清武はフードの男が差し込んだ紙を全て回収するとすぐにコンビニを出る。

(くっそ…やはり逃げられたか…)

すると近くの信号が青になる。清武はそこにフードの男がいるのを確認する。

「そこのフードの男!待て!!」

するとフードの男はすぐに走りだす。清武も走り出す。

「逃がすかこの野郎!」

外は大雨のため二人は完全にびしょ濡れになっている。しばらくしてフードの男が清武に追い詰められる。

「ハア…ハア…もう逃げられないぞ…ハア…お前、この子術式で何をしようとしていた?」

するとフードの男が言う。

「お前はこれについて知っているのか?」

清武は答える。

「んな事てめえに言うわけねえだろ!答えろ!これをばら撒いてどうする気だった!?」

フードの男は後ろを向くがそこは既に行き止まり…彼は清武の方を見て答える。

「…霊紙は普通の紙と違い子術に使えば霊力のたまりが速い…発動したものの霊力を多く親術に使うことができる。」

清武は苛立ちを隠しきれずに言う。

「だから!てめえは何をどうする気なんだ!?」

フードの男は言う。

「俺はこの術を発動させ世界を不幸に落とす…ただ、それだけの意思だ」

するとフードの男はポケットから霊紙を取り出す。そこに書かれているのは子術でもなければ親術でもない…男は唱える。

「汝、意味の成せないと悟り我の刃となれ…」

すると霊紙は紫色に発光したあと日本刀のような形になる。清武はあまりのことに驚き後ずさりながら言う。

「ちょ!おま!?それ日本刀だよな?いやどうみてもそうだよな?銃刀法はどこいった!?ここ日本だぞ!?」

清武はそう言いながら説得をしようと試みるがフードの男は躊躇なく清武に襲いかかる。

「…悪いが死ね」

…バッシェーン!!

一瞬何かがとてつもなく強く光ったように見えた…それは…護符だった。

「蒼井清武さん、無茶はなさらないでください。」

未理恵だった…未理恵が助けてくれたのだ。だが何故日本刀で切られたはずの未理恵はそこに立ちフードの男が弾き飛ばされていたのか…清武は尋ねる。

「あんた…なんであの日本刀を弾けたんだ?」

未理恵は答える。

「この護符です。これは1個10万円の本物の霊能師が作った護符です。それより、彼が使用しているのは西洋の魔法陣ですね…それも禁書庫の…」

清武は尋ねる。

「あれは結局何なんだ!?あの日本刀は刀じゃないのか!?」

するといつから居たのだろうか…いつの間にか清武の隣にいた俊が答える。

「あれは西洋の禁書庫の術式、ダートハーデスナイフです。ちかくの霊や霊力を集め霊紙をまるで刀のように変化させる術式でございます…そしてその刃は、精神だけを切ることができ、昔は傷一つない謎の変死体をよく出したことで裏の霊能師によく知られています。また、護符を切ることはできないため護符を持っていれば勝機はあります…」

黒いフードの男は舌打ちをする。

「…ッチ、霊能力にめっぽう詳しい奴らか…せい!!」

黒いフードの男は未理恵に襲い掛かる。すると俊がそれを華麗な動きで護符で止める。

「どうする気ですか?まさかまとめて倒せるとお思いですか?」

すると黒いフードの男はポケットから霊紙を取り出し詠唱する。

「汝闇の黒煙を見るべき者へ!!」

すると黒いフードの男を起点に紫色のスモークが発生する…いや、ここに居る未理恵、俊、清武にのみ見える煙幕のようなものだ…

「あら…逃げられましたわね」

未理恵がそう言う。煙が消えるとそこには未理恵、俊、清武と黒いフードの男が着ていた服が落ちているだけだった。

「あ…ええと、助けてくれてありがとうございました。」

清武がそう言うと未理恵が言う。

「いえいえ、たまたまコンビニであなたを見かけたのでついて来たようなものですよこれも使って」

未理恵が取り出したのは携帯、その画面には現在地と清武の位置があった。

「失礼しました、念のためもありましたので…」

そう言いながら俊は清武の服に付いていた小さな機械をとる。

「あんたら…GPSでつけてきてたんだな…まぁ助かったからいいが、それよりあいつは何者だ?」

清武がそう言うと未理恵は答える。

「まだ分かりませんが、おそらくあの男が清子さんの親術式を持っているのでしょう…ですがネット等の情報機器には疎いようですね…それかネットのリスクを考えてあえてこういうように撒いていたのかもしれません…顔が見られなかったのが一番残念です…」

すると俊が言う。

「お嬢様、車にお戻りください。濡れてしまいますよ…蒼井清武様もよければコンビニまで送って差し上げますよ。」

清武は答える。

「えと…いいのかな?なんか悪い気がするんだが…」

すると未理恵は言う。

「お気になさらず。それではここでは濡れますし車に戻りましょう。」

未理恵達は俊の車に乗り込んだ。


「なぁ母さん、なんで大雨だっていうのに俺の携帯は不具合起こすんだろうな…」

真琴は真琴の母の車の中でそう呟く。真琴の携帯は今どんなことをしても充電ができないため近くの携帯ショップに向かっていた。

「そりゃああんたが毎日ずーっと使っているからでしょ?しまいには永子ちゃんにまで手伝わせてるんだしそりゃ壊れるわよ。それに雨の日は機械が壊れやすいしね」

真琴の母はそう答える。すると永子が言う。

「最近…携帯…重くなってきた…てゆうか自分の携帯が欲しい…」

すると真琴の母が言う。

「そうね…何かあったら困るしついでに永子ちゃんの携帯も契約しよう。」

真琴は一人外を見ていた。今は赤信号で止まっている状態だ…すると大雨のなか傘は愚かカッパも着ずに学生服で走っていく少年を見かける。

「ん?…あれは…宵夢か?なんでこんな大雨の中走ってるんだ?」

すると信号が青になり車が動き出す。すると真琴の母が言う。

「そういえば真琴?あんたその携帯機種変更にするの?それとも修理に出すの?」

真琴は答える。

「…あ!えと…まぁ今の携帯で十分満足してるがどうしても治らなかったらこれと同じ新しい機種に変えてくれ…引継ぎ作業が面倒だから出来ればすぐ治るといいんだがな…」

真琴がそう言うと自分の携帯が楽しみにしている永子が言う。

「私の…携帯ってどんなのがいいと思う?」

すると真琴は答える。

「この前発売した新型の機種でいいんじゃね?確かあれ機種の色選択できるし」

真琴の母は言う。

「でも永子ちゃんに選ばしてあげるほうがいいと思うわよ。さてそうこう話してるうちに着いたよ。」

真琴たちはそのまま携帯ショップへ向かった。


真琴:ふう、今回俺の出番少なくね?

清武:お前が主人公らしくないからだろ?

真琴:うるせえ散れww

清子:てか永子の携帯ってどんなのになったの?

永子:これ

清子:え…これって最新型のi●honeじゃないの!

清武:珍しく青選んだんだな

真琴:青が好きならしいんだよ

清武:俺なら王道の赤かな

清子:私は緑

真琴:俺は黒だ

黒真琴:ん?呼んだか?

真琴:さて次回

清武:ついに魔法陣の拾い主がわかったのだが

清子:惜しくも逃げられてしまう

真琴:そして俺が見た走る宵夢

黒真琴:全ての証言から導き出される運命とは

永子:次回へ続く~♪

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