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しるし2(詩集)

それでもーー

作者: さゆみ


言葉は飛べなくて

雨音は泡になり

泣きたくない

震えたくない


それでも


風を掴んで

轟音投げて

チェロ弾き

嵐呼びたい


こわい

さみしい

かなしい

むなしい

いだきたい

しんじたい


懺悔します

逃げだしたい

たたかいたい


懺悔します

逃げだしたい

むきあいたい


懺悔します

逃げだしたい

認めあいたい


一生 あと どのくらい?

明かり いつ灯る?

残像だけ 微かに匂う

光り 見えるまで

あと どれだけかかりますか?


違う 違わない

でも 違う

わからない わかってる

ゼンブ 違う


傷がキズナというのなら

消せないよ きえないよ

血が流れないように

だましだまして


儚いから 壊れるから

脆いから 潰れるから

苦しみたくない

苦しめたくない

そう思うことが

イチバンクルシイ

 

その壁を乗り越えろとか

打破しろとか 狂おしいほど

やさしさも 叱咤も 激励も 同情も

無数に聞こえたりするけど

所詮 何にもならない



それでもーー







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― 新着の感想 ―
[良い点] 心の葛藤が素直に描けていて、とって素敵ですね。
2019/10/17 00:07 退会済み
管理
[一言] 拝読いたしました。 苦悩しつつも必死に前に進もうとする姿に勇気をもらいました^^ いつも素敵な詩をありがとうございます^^
2014/04/22 23:04 退会済み
管理
[一言] お久しぶりに感想を書かせて頂きます。読むチャンスはあっても感想を書く事が流れていて申し訳なく。 オトナの湿度を感じるんですよね。さゆみさんの詩に。 その中でグチャグチャした思考断片の中で「…
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