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6月21日 その2 町役場襲撃

PM4:00


電車とバスを乗り継いで

俺と梅原先生は町役場にやってきた。


明日はいよいよ第二回うろな町の教育を考える会

であるため、ここまでの活動報告と会議に向けての

打ち合わせを町長とするのが本日のメインだ。

ただユキちゃんの件を始めとして別件も積み重なっているから

先にそれを済ませてしまおう。






まずは榊さんにユキちゃんの件を報告するために

住民課へとやって来た。


「あ、清水先生、先日は急なお願いに

対応していただきありがとうございました。」

「いえいえ、私とさかなくんの仲ですから。」

「ギョギョって、何やらせるんですか!

僕は榊です。」


おお、ナイスリアクション。


「すいません、企画課の佐々木君から

榊さんと会ったら必ず名前ネタをやるように

言われたんで。」

「全く彼は・・・。

それで何の御用ですか?」

「いえいえ、おかげさまでユキちゃんも

大分元気になったみたいなのでその報告に。

ねえ、梅原先生。」

「ああ。榊さんにはユキも大分感謝していた。

お礼を言っておいてくれと昨日言われたよ。」

「そうなんですか、本当に良かった。

時間を見つけて僕もお見舞いに行こうかな。」




この前の教育を考える会と

電話口で少し話しただけだっが、

真面目な好青年であった。

今後も町のトラブル関係では

協力してもらうことがあるかもしれない。


その後コスプレ衣装の件で色々果穂先生と

やってくれているという内村さんにも

挨拶をして住民課を後にした。






その後今後の町役場との連携で中心となるであろう

企画課へと向かった。


「幼女が一人、幼女が二人、幼女が三人、

・・・幼女が百人。

天国やーーー!!!」

「ホンマに昇天してまえ!」


そこでは見事な正反対コンビ、

暑苦しい変態黒髪佐々木達也と

クールな茶髪バカ香我見遥真が

いつものようにアホな漫才を繰り広げていた。




「達也君、お疲れー。

うろなたん計画の町としての公認化

いけそう?」

「おー、わが盟友の渉やないか。

もちろんちゃんと愛しの秋原さんも

萌えて町長に進言してくれるぐらいの、

グレートな企画書を作ってるで。

大船に乗ったつもりでいてくれや。」


俺は以前のAED設置の騒ぎ以来

仲良くなって飲みに行ったりしている

佐々木達也に声をかけた。




「おー、例の商店街のマスコット

キャラか。どうなるのか楽しみだな。」

「なんか佐々木君が女の子以外の話で

熱心になっているのってかなり怪しいけど。」


梅原先生が目を輝かせる一方で、

携帯をいじったままの香我見さんが

訝しげな視線を向けてきた。

中々鋭い。


「(ちなみに真うろなたん計画は

直澄指揮の元、順調に

進行しています。後は企画が通る段階で

上手く差し替えれば)」

「(魔法少女姿、そして

3大変身の梅原先生のお姿を、

商店街だけでなく、

町の各所で拝むことが)」

「「ぐへへ。」」


小声で俺と達也君は今後の進捗について

改めて情報を共有すると、

下品な笑みを他の二人に隠れて浮かべたのだった。




その後この後町長に話をする件についても

そこでOKが出れば、すぐに企画書に落としてくれる

という快諾を得て企画課を後にした。




うん、こういう部署の人を味方に付けられたのは

よかった。

こちらが一から原案を練らなくても、ある程度

話が通ればしっかりと形にしてくれるからな。

まあ、彼にとってもおいしい話をしっかりと

入れているからギブ&テイクにはなっているし。

それに直澄も含めて同年代の友人とこうやって

バカをやれるのは中々楽しいしな。


情報伝達や拡散系には今後香我見さんにも

協力してもらおう。

気だるげにしているけど結構できる人みたいだし、

困ったときには神楽子ちゃんのお話を上手く

絡めればきっと協力してくれるだろう。




うんうん、中々いいネットワークができてきたな。

今度新しくできるという災害対策課とも

うまく連携できたらいいな。


そんなことを考えながら、

俺はついに町長室の前に辿りついた。

ユキちゃんの地図や作品の売り込みなど

本日の話題を頭の中で確認したあと、

最後に気合を入れた。




さあ、町長、梅原先生と俺のラブラブっぷりを

みせつけてやるぜ!


そんな見当はずれな情熱を燃やしながら、

俺は梅原先生を引き連れ、町長室に突撃していった。


シュウさん達の企画、『うろな町』計画に参加させていただく作品です。


町役場訪問前半戦ようやく書けました。

あー、今週しんどかった。

なんとか夏祭りの土曜日までに第二回教育を考える会のお話を

終わらせて一気にワープと行きたいところです。


シュウさん、榊さんお借りしました。

鉄板ネタをやってみましたが、榊さんに

あんな反応させて大丈夫だったでしょうか?

内村さんとうちの小林果穂先生が知り合い設定も

含めて問題があったら言ってくださいね。


弥塚泉さん、伺うのが遅くなって申し訳ありませんでした。

書いてくださったお話を元に

佐々木君と清水が仲良くなっていた設定を

作りましたが大丈夫ですかね?

その他二人のセリフに関しても

気になる点があったら言ってくださいね。


あと名前だけですがなおさんの災害対策課も

出させていただきました。

どこかでコラボができればいいですね。


ということで次回は町長さんvs清水の一戦です。

まあ、基本的に清水の妄想一人相撲で終わる予定ですが。

大将にはどっしりとしておいてもらおうかと思います。

秋原さんもお騒がせしますがよろしくお願いします。

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