表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
120/124

11月30日 花嫁奪還大作戦その13 ビューンと到着!案内人は•••、ホントに大丈夫!?

この後の移動時間に矛盾が生じるため、

電車の待ち時間等について修正を加えました。

普通の人間が行ったら、

アトリエまで1時間、

アトリエからうろな山下まで1時間〜2時間(元々は3時間)はかかります。

お気を付けください。

PM3:14


「清水先生、2ステージクリア、お見事であった!」

「美人な駅員さんに見とれるのもいいですが、

奥さんが妬きますよー♪」


深沢さんが紹介してくれたタブレットから聞こえてきたのは、

何か懐かしい気すらする白カラス•シアンコンビの声。

この数時間本当に密度が濃かったからな。




「•••別に見とれてはいないよ。

さっきのヒントも含めて、

ちょっと意地悪すぎないか、シアン君。」

「そんなことないですよー、ねえ、カラスくん♪」

「結構気にしてるから、

その辺りで勘弁してやって。

盛り上げようとあえてあんな感じにしたんだろうし。」

「ちょ、カラスくん!

だから、そういう所ぶっちゃけない!!」



舞台裏を告白してしまったことで、

白カラスはシアンにガクンガクンされていたが、

その気安さにどこかほっこりとした気分になった。


夏の水着大会の時とかではもっと山辺は張りつめた感じで

「あくまで演技」感が強かったけど、

今は本当に楽しんでやっている風に見えるし。

日生兄の方も色々あるみたいだけど、

お互い良い意味で影響し合ってくれればいいな。



「ははは、俺としても良い経験になったから

気にしないでいいよ。

司さんの愛を疑うなんて俺もまだまだ修行不足だ。」

「•••十分修行のしすぎだと思うけど。」

「予想以上に第一ステージさっさとクリアしちゃったから、

第二ステージを長くしたり、調整が色々大変だったんだよね〜☆

電車の時間動かす訳にはいかないしー♪」

「おいおい、そっちも十分ぶっちゃけてるだろ!」

「僕らも裏でちゃんと頑張ってたんですよ、アピールアピール♪

カラスくんも水着大会準備の体たらくから比較すると成長したよね〜☆」

「褒められてるはずなのに、なんか嬉しくなーい!

•••ともかく、清水先生、見事な活躍ぶりであった!!」

「次のステージはラストの前の

ボーナスステージみたいなものですから、

楽しんでくださいね♪

『うちの子』がご案内させていただきますので。」



次もまた不思議バトルになるのかと思っていたから、

それは助かる。

しかし『うちの子』って誰が案内してくれるんだろう?

山辺妹も弟もすでに出場してくれてるけど、

再登板か?



「•••本当に大丈夫?」

「三春叔父さんの届け物の時見たでしょ?」

「いや、確かにそうだけど、

結構大事な役回りだろ?」

「カラスくんよりは信頼出来ます。」

「結局ヒデー!」

「ということでラストステージでお待ちしています♪

ほら、カラスくん、挨拶は?」

「うう•••、最後の関門で汝の真の愛を示すがよい!!」

「あなたに猫の導きを♪」



最後にいつものノリに戻った所で、

二人は画面から姿を消した。


最後も楽しみにしているよ。





ピロピロルーン♪



「うろな沢〜、うろな沢に到着します。」

「うろな沢で5分停車後、

本列車は一旦駅を離れますが、

蜃気楼ダイヤを用いて

清水様が到着される頃、

うろな山下でお待ちしております♪」



カラスコンビが退場した直後、

メロディと共に車掌さん達のアナウンスがすぐさま流れてきた。



なるほど次ははうろな山下駅で待っていてくれるんだ。

電車って定刻通りにしか動いてくれないもんだと

思っていたけど、意外と融通が利くんだな。


しかしそれはいいとしても

ここからユキちゃんのアトリエって確か1時間近くかかるんじゃ

なかったっけ?

俺の脚力が大幅に上がっていっているといっても、

ルートをしらなきゃどうしようもないし•••

まあでもシアンの言葉によると「案内してくれる人」がいるみたいだし、

ここは「その人」にお任せするとしましょうか!






PM3:18


「それではいってらっしゃいませ。

うろな山下駅でお待ちしております。」

「行ってきます!!」


深沢さんの言葉を背に受けて、

うろな沢駅のホームを駆けていく俺。


駐勤務の駅員さんに「頑張って下さいね。」と声をかけられつつ、

改札を通してもらい、

そこで俺を待っていたのは•••










「んなーーーん!!」

「•••マジで『猫の導き』なんだね。」



「案内役」と書かれた可愛い帽子を頭に付けた、

猫駅長ならぬ、猫案内人の、

堂島さんちの時雨くんだった。

ガクッと崩れ落ちそうな俺とは逆に、

その声には戸津アニマルクリニックでは聞いたことのないくらいの、

テンションの高さが感じられる。



そりゃ、日生兄も不安視するよな。

猫の恩返しならぬ、猫の道案内って、

そんなのありなのか!?



時雨くん本人のやる気とは裏腹に、

俺の不安は最高潮に高まっていったのだった。


シュウさん達の企画、『うろな町』計画に参加させていただく作品です。

他の作品も以下のURLや「うろな町作品一覧」リンクからどうぞ♪


とにあさん、またカラスマントくんとシアンちゃんをお借りしました。

フォローしていただいた『時雨』の「11/30「なんかやってる」」等を

を受けた感じにしましたが、

問題がありましたらお願いします。

そしてそちらのお話で時雨くんがやる気満々な感じだったので、

お願いしてみました。

どうぞよろしくお願いします。


また清水は不安がっておりますが、

時雨くんの道案内はとにあさんの『時雨』における「ゆきちゃんち」、

『URONA・あ・らかると』における「7/30 早朝の北の森」で実績ありですので、皆さんそちらも是非ご覧下さい。


またおじぃさんの『うろな駅係員の先の見えない日常』より

深沢さん、車掌のお二人を引き続きお借りしております。

うろな沢駅って無人ではないですよね?

その辺り問題がありましたら、ご連絡ください。


また桜月りまさんの『うろな町の森に住んでみた、ちょっと緩い少女のお話』より前田雪姫ちゃんのお名前を出させていただきました。

ようやく描いていただいたものを次話で出せそうです。

もうしばらくお待ちください。


それでは第3ステージ行ってきます!


コラボ作品URL

うろな駅係員の先の見えない日常

http://ncode.syosetu.com/n6937bq/

URONA・あ・らかると

http://ncode.syosetu.com/n8162bq/

時雨

http://ncode.syosetu.com/n7606bq/

うろな町の森に住んでみた、ちょっと緩い少女のお話

http://ncode.syosetu.com/n2532br/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ