1章2
1日でおわりました^-^
さっそく投稿します
〈次に、次回からの注意事項です。まず初めに、この世界には3日に一回はこの世界に来なければなりません。もし、これを破れば、あなたという存在を即抹消します。次に、次回からのお題ですが、これから全て、あなたが人を殺さなあければならない数が明記されます。なお、クリアするまで元の世界へは戻れません。ちなみにお題を回避することは出来ますが、代わりに20マス分下がらなければなりません。そして、ゴールに近づくほど難易度が上がっていきます。なお、無事に人を殺した場合は、殺した人のマスの進みの半分が贈呈されます。奇数の場合は切り捨てです……〉
今の説明は何なのだろうか。3日以内に来なければ死ぬ。お題はこれから殺す人の数が明記され、達成するまで帰れない。徐々に難易度は上がっていき、殺した人のマスの半分を得られる。こんなことがあっていいのだろうか? こんなものは、ゲームと表記された、ただの殺し合いではないか。
〈最後に、この世界から元の世界へ戻っても、こちらの世界に来たことのある方としか会話は出来ません。話しかけても何も反応はしません。こちらに干渉していない人の記憶から、あなたに関しての記憶は凍結されますので、元の世界では影響ございません。元の世界で元の生活をしたい方は、是非、このゲームのゴールまで進んで下さい。そこで、あなたの未来をお返しいたします。その代わりに、今までの未来の生死を決める力はなくなります。以上、チュートリアルでした。お戻りの際は『戻れ』、此方へ来る場合は『導け』と頭に思い浮かべてください。今日はお疲れ様でした〉
頭に直接響いていた声が消える。
「こんなことってあるのかよ。あんまりだろ」
俺はその場で跪く。チュートリアルで聞いた内容に、俺は絶望を感じていた。
「とりあえずあっちの世界で話そう。ここだと襲われる可能性もあるから。町の中央公園の噴水前で待っているから」
そう言って彼女は目の前から居なくなった。だが、こんなことを簡単に認められるはずがない。でも、だからこそ、きっと彼女はあっちで話すと言ってくれているのだろう。彼女は安全かどうかも考えているほど優しい人だ。俺は彼女が他人思いの強い人だと思った。それと同時に、今の俺の無力さと心の弱さが、どれほど弱いものかを感じた。
「……そうだな。まだ3日は有余があるんだ。まずは状況を確認した方がいい。もしかしたら欠点とかあるかもしれないじゃないか」
俺は彼女にいろいろ聞くために、瞼を閉じて頭で戻れと思い浮かべた。
あんまり見直ししていないので、間違えがあるかもしれません;-;
次はまた少しかかるかもしれませんが、早く終わらせるつもりです^-^