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未来の交差路  作者: 真導霧照
1巻
2/11

序章2

1の続きで~す。今回も少ないですが、楽しめていただければ幸いです^ー^

光に包まれてしばらくすると、突然光は消えた。

「早速理解できないようなことが起こっているんですけど……」

いきなり起こったことに、俺はかなり動揺していた。周りの物も、特に動いているわけではなく、ただ、光が急に現れ急に消えただけだったが、それだけで、異常な現象だと断言出来た。

「そ、そういえば、マスに書いているのは何だったんだ?」

俺は腕時計の止まっているマス目を見る。

「はあ? チュートリアルをクリアするってどういうことだよ」

チュートリアルと言っても説明書は全て読んだ。たかが双六にチュートリアルとは、テレビゲームではあるまいし……。俺は今の状況が全く理解できなかった。

「……そういえば、さっきまでは太陽が燦燦と降り注いでいた気がするんだけど」

頭を整理しようと思って覗いた空は、先ほどとは裏腹に雨が降っている。先ほどまで雲一つ無い青空だったというのに……。何だか寒気がする。

「そういえば母さん、洗濯物干しっぱなしで買い物行っていたな。仕方ないから閉まっておくか」

俺は急いで庭の物干しへ向かう。だが、そこにはシャツ一枚すら干されてはいなかった。というよりも、物干し竿すらなく、倉庫の横に分解されて立て掛けられている。

「もしかして、母さんが入れたのか?」

そう考えたが、それは直ぐに否定出来た。なぜなら玄関を出るときに、自分の靴以外何も無かったからだ。だが、今回はそれ以上に不自然なことが起こっている。何故、今日に限って倉庫の横に物干し竿が立て掛けられているのだろうか? 嵐の日でも平気で出して置く両親が、片付けるはずがない。これはどう考えても異常だ。

「それに、今日は妙に静かじゃないか?」

確かに雨ということもあるが、何時もは雨でも近所の犬や子供の泣き声が多少聞こえるのだが、今日は全く聞こえない。まるで、自分だけがこの世界に残っているかのようだ。

「ちょうど外に出たし、ちょっと周りを散歩でもするか。……まさか、誰もいないとかホラーなことはないよな」

俺は心の底で多少の恐怖とそれと同じくらいの好奇心を持ちながら、人を探すべく町の方へ向かった。


次も1週間以内に書き上げる予定です。

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