序章1
文章を作るのがかなり下手なので、読みづらいかもしれませんが、よろしくお願いします。
2017年、世界の人口は85億人に達していた。食料は底に着きかけ、難民は増える一方だった。世界中の人々の生活は、食料を盗むというものばかりだ。このような問題を解決するために、国は特別機関を設立した。『人口調整機関』そう呼ばれる組織は世界各国に作られ、2030年まで未だあり続けている。どのような計画をしているのかは、全くもって理解できない状況だ。謎の多いその機関を、人々は『死の番人』といつからか呼ぶようになった。
俺は今、家の物置に埋まっているゲームを見つめている。そもそも何故物置にいるのかというと、母親に雛壇を片付けてくるように言われたからだ。片付けたのはいいのだが、そこで偶然見つけてしまったゲームに、俺は釘付けになっていた。
「このゲーム一体何なんだろう? 一回部屋に持っていくかな」
ゲームを手に取り俺は持ち上げた。大きさの割に以外にも軽かったので、多少驚いた。
「こんなに軽いなんて……。ますます興味が湧いてきた!」
俺は急いでゲームを持っていく。日頃、何かと暇をしていた俺は、このゲームを見てやってみたいという好奇心に駆られていた。
「よし、さっそくやってみようかな」
俺は自分の部屋について直ぐにゲームを開く。
「ん? これってボードゲームか? 薄くて軽いと思ったらボードゲームだったのかよ。あれ? 取扱説明書はどこだ? ……あ、あった。え~と、このゲームには自分が何時も持っているものを使います。スタート地点に置いて下さい。その後、双六を使います。双六で出た目の数を進んで下さい。ゴールまで5000マスです。なお、最初は場面に何も書いていませんが、止まると見えるようになります。……これが取扱説明書?何だかよく分からない説明だったけど、やってみれば分かるだろ」
俺は何時も身に着けている腕時計をスタート地点に置き、サイコロを振る。
「5、か。順調だな」
俺はスタートから5マス腕時計を進める。双六なのに、腕時計を使って遊ぶことなんていう機会は、そうそう無いだろう。5マス目に腕時計を置くと、突然マスから光が溢れ出てくる。俺はそのまま光へと飲み込まれていった。
次は一周間以内には投稿できると思います。
至らぬ点をどしどし注意してください