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波間茶房と潮紋の呼び声

作者:たこまろ
東京で“敏腕カフェコンサルタント”として働いていた吉田たくまるは、
ある日、祖母の形見の真鍮スプーンでエスプレッソをかき混ぜていた瞬間、
光と潮の匂いに包まれ、見知らぬ港町へと立っていた。
手首には渦巻き状の印——**潮紋(しおもん)**が浮かび、
港の灯台に住む老婆は、それが「海の向こうから呼ばれた証」だと告げる。

たどり着いた木造の小さなカフェ「波間茶房」は、かつて港で一番の人気店だったが、
今は客足も絶え、閉店寸前。
しかし、たくまるの目には、その店のポテンシャルがはっきり見えていた。
港町のパン屋で働く少女・リーナや、頑固な漁師たちとの交流を通じ、
少しずつ店は息を吹き返し始める。

だが港にはもう一つの大きな珈琲店——黒潮珈琲館があり、
その店主バルドは「港の掟」を盾に、波間茶房を追い出そうと動き出す。
港祭り、ギルド審査、そして港全体を巻き込むコーヒー勝負——
静かな港町の空気は、少しずつ熱を帯びていく。

異世界の日常に溶け込むほんのり恋と、
港の灯台が告げる“呼び声”の謎。
潮紋が導く先にあるのは、安らぎのカフェか、それとも——。
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