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思いがけずに

作者: 南部忠相

人生が変わるきっかけは日常の中にあるのかもしれませんね

今日、私は妻を殺した。

日頃の鬱憤のせいだったのかあまりに醜い顔で私を罵っていたからかは思い出せない。

しかし、私は確かに妻を殺した。

先ほどまでの抵抗が嘘のように力の抜けたその体をフローリングに横たえ、引っ掻き傷だらけの自分の腕を見る。

ひりひりと火傷のように痛む傷が無性に愛しく妻が死んだことを実感し始めた。


生きている


私は結婚してから数年の間に感じたことの無いような達成感と幸福感にさいなまれ、絶望した。

次はあの人を殺したらどんな気持ちになるだろうか?後悔だろうか?それとも絶頂するだろうか?早く試してみたい心を抑えられず私は初恋の人を思いながら車を走らせた。



今日未明、13人の殺害の疑いで夜鷹文比古容疑者が逮捕されました。夜鷹容疑者は支離滅裂な発言を繰り返しており……

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