兄さんと姉さんからのお願い
「頼む天」
「私からもお願い」
「へ、急に何?兄さん、姉さん」
現在進行系で僕、蒼 天は困惑している。何時もならお願いなんてしない創太兄さんと氷雨姉さんがわざわざお願いなんてしてきたからだ、それも
「なんでFDVRゲーム、しかもプレイって、ダメなの知ってるよね?」
僕はFD係はインしたくない、理由はただFD係と相性が悪くてゲーム関係なくインすると頭が痛くなったり吐き気がするから、別にFDを否定する気は無いしそこそこのストリーマーの兄さん姉さんの影響で一人プレイゲーム見るぶんには大好きだけど
「まずは理由を教えて?」
「「ok」」
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「ん、なんとなくは分かった。」
曰く二人の所属する事務所で案件を受けて公式プレイヤーとしてゲームを貰って来たらしい。そして、何故かこのゲームなら一緒に出来るとβテストで思ったらしい。
「な?一度騙されたと思って頼む」
「お姉ちゃんも天ちゃんと一緒にやりたいな〜って」
・・・・はぁ
「後でケーキ」
「よし!!」
「一緒に選ぼうね?」
我ながら二人に甘い、まぁ僕も二人と遊びたかったし良いけど、本当に大丈夫なのかな?
とりあえず久しぶりにダイブ機器を取り出さないと
「あぁそうだ。天、いくつか注意しとく、まずキャラクリの時に顔そんな変えられないから髪と目は色変えとけ」
「それくらい分かってる」
「次、髪型は変えるな 見つかんなくなる」
「了解。」
「次、職は好きに選べ、でも種族はエルフと獣人は止めとけ」
「何があるの?あと獣人だめなの?狼獣人したかったんだけど」
「職の数は600オーバーだから知らない、まぁ大半あるだろ。獣人とエルフはインしてからのお楽しみで」
「納得いかないんだけど」
「まぁまぁケーキ二つにするから、ね?天ちゃん」
「・・・分かった。ちゃんと後で教えてよ?」
「もちろん」
「最後、俺のPLは蒼、姉さんは」
「いつもどおり、アイスだよ」
「フレンド登録は機器でやってるから自動でされるから。んじゃ楽しもうぜ」
「・・・頑張る」