第一世界の神話 追加バージョン
1 聖書。
2 ホピ族。
3 日本神話。
4 ギリシャ神話。
5 古代オリエント。
6 イロコイ連邦。
7 チェロキー族。
8 沖縄神話。
9 アニシナベ族。
10 アイヌ神話。
11 ナバホ神話。
このような順番で、語っていきます。
《1》 天の木。
1 知恵の木・生命の木。
2 ソツクナングと、蜘蛛女コクヤングティ達による蜘蛛の巣。
3 イザナギ・イザナミが垂らした、天沼矛。
子を作る時に回る、天の御柱。
4 ギリシャ神話 ウラノス・ガイアによる婚姻と、切られた男根。
5 ズー、蛇、リリス等が住む、ハルブの木。
6 スカイウーマンと、天界神が引き抜いた、天の木。
7 天から地球に伸びる生皮ロープ。
8 天の神と海の神が育てた木。
9 聖書の神と同一視されているから、世界を作った創造主はマニトウである。
カボチャ、トウモロコシ、メロン、タバコ。
10 モヤモヤとした氣が集まって、一柱の神が生まれ出た。
一方、炎が立つように高く昇ったという清く明るい空にある氣からも、一柱の神が生まれた。
11 神はトウモロコシから 、最初の男と最初の女たちを創り給うた。
【解説】
全ての神話に共通する事は、植物や棒状物体が登場する部分ですね。
インドネシアやメラネシア等では、釣り針型神話と言う話があるそうですね。
日本神話の国産みにて、天沼矛を使いますが。
この話も、釣り針型神話になります。
《2》 大地の創造。
1 ヤハウェによる、地球創造。
2 ソツクナングと蜘蛛女コクヤングティ。
3 イザナギ・イザナミ達による、日本列島の創造。
4 ウラノスとガイア達による、神々の創造。
5 天空神アヌと大地の女神キによる、アヌンナキなどを創造する。
6 スカイウーマンと動物達による、亀の島タートル・アイランド創造。
7 神々の命による動物たちによる地上創造。
8 アマミキヨ・シネリキヨ達による、琉球諸島の創造。
9 偉大なマニトウが地球にやってきて、人間の女を妻とする。
マニトウは、聖書の神と同一視される。
10 島は、長い間に大きく固まって、島となった。
セキレイによる北海道の創造。
11 直接、神が大地を創造している場面はない。
しかし、最初の男と最初の女たち、それからを創世者であり、ペテン師でもある、コヨーテ。
この三者が、第一世界から第二世界へと脱出しようとする。
また、曖昧な動物や昆虫たちの存在だが、他神話だと島や大陸を創造する部分に該当する。
【解説】
大地や世界の創造と言う部分は、共通していますね。
ナバホ神話に登場する、最初の男女&コヨーテですが、ホピ第一時代だと。
聖書だと、アダムとイブ+蛇サタン。
日本神話だと、イザナギ・イザナミ+カグツチ。
ーー等々に成りますね。
また、ホピ第二時代だと。
アワン(アクレミア)、アベル、カイン。
アマテラス、ツクヨミ、スサノオ。
ーーと、それぞれ成りますね。
《3》 最初の神々・人間が同じ。
1 アダムとイブ。
2 ソツクナングと蜘蛛女。
心優しき人々・堕落した人々。
3 イザナギ・イザナミ。
4 エピメテウス・パンドラ。
オルフェウス・エウリデュケー。
5 エンキ(エア)、・ニンフルサグ。
ニンティ。
6 スカイウーマン・天界神。
7 怠け者の男に、神様が女を与える。
8 アマミキヨ・シネリキヨ。
天の神と海の神。
9 ナナブージュと妻は、聖書のアダム・イブとして同一視される。
10 日神ヘケレチュッフ&月神クンネチュッフ。
造島神カルモシリカモイ&妹の女神マチネカモイ。
11 トウモロコシから 、最初の男と最初の女たちを創り給うたと言う部分。
【解説】
これ等に登場する人物は、子を作る・人類を創る~~と言った行為で、人類の祖と成りました。
アダムとイブに関しては、シュメール神話などの古い神話を、ユダヤ人が参考にしたと思われます。
また、古くからアダムと言う名前は、男性名として使われております。
それで、アッシリア王の名前にもアダムとあるそうです。
ひょっとしたら、アダムと言う名は、アッシリア王から取られたのかも知れないですね。
イブに関しては、wikiに様々な神話の女神等が元に成ったとあります。
また、後世では最初アダムの妻に成ったのは、リリスだったとも。
これは、他の神話から影響を受けて、リリスが最初の妻と考えられたのでしょうか。
そうなると、ヨモツシコメと化した、イザナミとリリスは被りますね。
イブの名前ですが、彼女は他の古い神話では様々な名前で呼ばれている女神だったとも。
例えば、ニンフルサグの娘ニンティ、シュメール語で、あばら骨から出た女神は、すべての生命の母として称えられるようになった。
それは、後世のフルリ人の女神ヘバ。
(ケバ、ヘバート、ケパート)、等も同様である。
また、旧約聖書の創世記において、アダムのあばら骨から作られたとされる、イヴ。
ヘブライ人の神話ではハッワー、アラム人の神話ではハウワーについてもですが。
同じ呼び方であり、上記のシュメール人の神話が転じたと考えられる。
沖縄神話・日本神話・アイヌ神話では、神様の名前や存在がほぼ一致します。
また、ホピ族の蜘蛛女コクヤングティは太陽を意味する女神ですね。
上記は、最初の男女が、太陽と月を表す男女である部分も一致しています。
また、イザナギ・イザナミでは、女神が死神や冥界神となって居ます。
しかし、沖縄神話やアイヌ神話では、逆になっていますね。
女神が、生命や豊穣と言った繁栄を司る太陽神でありますね。
また、男神が月を表しており、同時に死神・冥界神を意味してます。
アマミキヨ・シネリキヨ。
日の神ヘケレチュップ・月神クンネチュップ。
~~等々、これは日本神話だと、イザナギ・イザナミに成りますね。
また、次世代神である、アマテラスとツクヨミでも有ります。
これは、簡潔に言うと神話を纏める過程で色々と混ざってしまったんですね。
め
沖縄や北海道では、様々な別名で原初の二神は呼ばれます。
コイツノ・コイタマ。
アマミキュ・シネリキュ。
造島神カルモシリカモイ・妹の女神マチネカモイ。
山の神、熊神キムンカムイ・海の神、シャチ神レプンカムイ
日本神話でも、大国主を、オオナムジ、アシワラノシコオやと呼んだりとか。
スサノオを、タケハヤノスサノオノミコト、カムスサノオノミコトとか。
なので、順番や役割がややこしく成ったんですね。
また、沖縄神話では天界から追放された鬼に対して、コイタマは退治しません。
それどころか、彼等には何と、ご飯を与えて見事に懐柔します。
しかし、イザナミは、八雷神・カグツチにより、冥界神となります。
これは、古代オリエントでも、エンリルとニンリル神話で繰り返される話。
何度も、エンリルが上手くニンリルを騙して、子作りする話とは、冥界に下る部分が一致しますね。
それに、影響を受けたであろう、ギリシャ神話のオルフェウス型神話。
また、冥界神ハデスによるコレー(ペルセポネ)、誘拐。
また、上記には都合上、書けませんでしたが。
イヌイットの神話でも兄妹である、マリナとイガルクが存在します。
マリナは、後に太陽の精霊となります。
イガルクも、同様に月の精霊となります。
イガルクは、マリナが寝ている隙に強引な性行為を、三日間も行いました。
その後、彼女は行為が行われている最中に、煤を相手に塗りつけました。
また、終わった後に、相手が寝ている小屋まで歩いて行きました。
結果、兄が犯人だと分かった彼女は、自らの胸を削ぎ、それをイガルクに投げつけます。
「私を存分に楽しんだなら、これを食べなさい」
ーーと、言いながら投げつけると、マリナは松明を掴んで逃げ、その後をイガルクは追った。
そして、二人は後に太陽と月となったとか。
⭐️ イガルクは、至高神であり、グリーンランドでは、アニンガンと呼ばれる。
また、アイヌ神話には、沈黙交易をしていた、アイヌとコロポックルの話が有ります。
ある日、夜に物々交換による取引していた家で事件が起こります。
アイヌの若者が、コロポックル女性が戸を開き、僅かな隙間から出していた手を掴んでしまった。
そして、ぐいっと引き寄せてしまったと。
これは、引き寄せた=性的な暴行を加えた可能性があります。
日本神話でも、先に書いた、イザナギは八雷神に囲まれた、イザナミを見てしまう話ですが。
イザナギが見てしまった物は、八雷神たちと交わる、イザナミの姿だったかも知れません。
また、黄泉の亡者と化していたイザナミは、例え死体となっていたとしても美しかった。
櫛を焼いた、イザナギは周りが明るくなった事から、冥界の女王となり、体が腐敗した彼女を見ます。
すると、生前と同様に、或いは腐敗しても美しいイザナギの死体を前に、彼は手を出した可能性が。
後程、詳しく書きますが、白雪姫の王子様も同じ事をしていますね。
あちらでは、王子様による白雪姫へのキスでしたが。
つまり、日本のイザナギ・イザナミ神話は、中東を経由して、北方から伝わって来た話が。
イヌイットやアイヌ等、北部に住む民族が、さら日本人に教えて影響を与えたのでしょう。
また、夫婦ではないですが。
アニシナベ神話でも、ナナブージュとチピアプース達ですが。
二人は、水底に潜む悪霊や大蛇により、片方が殺害された事で離別してしまいます。
また、アイヌ神話で、国造神の代理であるポィヤンペの息子チュプカウンクルですが。
彼が、沖の連中レプンクルに殺されて、謝罪されるが死んでるから、どうしようもない。
この話も、水底=沖と、両方とも水がある場所に住む、悪魔に殺害される部分は一致します。
また、ナナブージュ・チピアプース達は、兄弟の話となっていますが。
ナナブージュは、日本神話のイザナギであり、チピアプースは、イザナミと考えても良いでしょう。
その理由は、どちらもカグツチ・大蛇と言う悪者に殺されてしまうからです。
そして、両者とも冥界神となる点も一致します。
《4》 誘惑する悪魔。
1 イブに近付く蛇。
2 カトヤと言う、蛇の被り物を被る青年・モクニと言う、ツグミに似た鳥。
3 イザナミから、イザナギを誘う。
纏まりつく、八雷神やカグツチ。
4 パンドラは、エピメテウスを魅了&エウリデュケーを噛んだ毒蛇。
5 ズー、リリス、蛇が登場する。
6 善い心・悪い心+赤目のドラゴン。
7 ずっと長い昼や夜を、創造主に求める人々。
8 コイツノから、コイタマを連れさろうとする、天から追放された鬼達。
9 大地と水に住む者と同様に、空中に住むマニタスは、兄弟の力を妬みました。
そして、彼等を破壊するために共謀した。
ナナブージュは連中の罠を回避したが、チピアプースは嵌まってしまった。
水中に潜む、大蛇&悪霊。
10 神が忘れた、斧が腐れ果てて、流水に黒曜石の毒が流れ出しました。
また、あらゆる病気が生じ、さらに湿地の姥ニタツ・ウナルペという悪魔も生まれます。
そして、近くにある林より奥には、林の姥ケナシ・ウナルベという悪魔が生まれました。
11 最初の男女とともに、第一世界を脱出する、コヨーテが二人。
グレート・コヨーテ。
ファースト・アングリーと呼ばれるコヨーテ。
また、最初の女を好いた太陽を説得する、コヨーテ。
【解説】
蛇は、サタンだと言われます。
また、美しい蛇頭青年カトヤの存在も被りますね。
アイヌ神話でも、創造神が作った、様々な悪霊や魔神に魔女ーー等が登場しますね。
ナバホ神話に登場する、第一世界で脱出を計画する、コヨーテですが。
この場合は、日本神話や聖書だと、スサノオ・カインではなく、カグツチ=蛇サタンでしょう。
後に、最初の女を好いた太陽を説得して、争いを止める、コヨーテこそが、スサノオです。
しかし、第二世界で、コヨーテが太陽に行う説得もですが。
これもまた、蛇サタンによる、イブに対する誘惑の話とも考えられます。
何故なら、太陽=アダム・イザナギとも考えられますから。
コヨーテは、八雷神やカグツチ=蛇サタンに該当する可能性が。
たぶん、これらも、第一世界と第二世界の話が混ざってしまったんでしょう。
その結果、第一世界に登場する悪魔と、第二世界に登場する人物両方が、コヨーテにされた物かと。
また、コヨーテは二人存在するので、どちらかが悪である可能性があります。
アダムとイブ。
イザナギ・イザナミ。
カトヤ・モクニ。
エピメテウス・パンドラ。 オルフェウス・エウリデュケー。
ズー鳥(蛇)、・リリス。 他多数。
善い心・悪い心。
怠け者の男・トウモロコシから作られた女。
アマミキヨ・シネリキヨ。
ナナブージュ・チピアプース。
日神ヘケレチュッフ・月神クンネチュッフ。
最初の男・最初の女。
とも、考えられます。
イロコイ連邦の悪い心は、別名フリントと呼ばれてますが。
これは、解説した通り、火縄銃などに使う硝石や火打ち石を意味します。
つまり、炎や火を意味する名前なんですね。
カグツチも、名前が、火之炫毘古神・火之迦具土神と、火を意味しますね。
カグツチは火を司る神であり、母親の腹を突き破る部府は、フリントと共通してますね。
山の神、蛇神、カカ、カガ、カク、カグ、カゴ
と言うサイトの話しでは、カグツチを蛇であると解説してます。
また、ヤマカガシと言う蛇も存在しますからね。
また、蛇サタンと言う存在は、変装したアダムと考えられたり、蛇は男性器の象徴と考えられます。
上記、11神話には、人を堕落へと誘う蛇の存在や夫婦が失敗を犯す部分が共通します。
⭐️ ズー鳥(蛇)、リリス。
アダパ・アヌ。
エンリル・ニンリル。
エンキ・ニンフルサグ
興味深いのが、エンキ・ニンフルサグと、チェロキー族は、話が同様である部分です。
どちらも、男性が怠け者だったり、奔放な性格だったりします。
また、女性が作られたり、植物が登場する部分も見事に一致しますね。
《5》 食べては行けない食事=バナナ型神話。
1 知恵の木の実・生命の木の実。
神の言いつけを守らない、アダムとイブ達。
2 神を信じる人々・享楽的に生きる人々。
タイオワやソツクナングの命に背き、享楽的に人々は生きる。
3 イザナギ・イザナミ達による、最初の子作りに失敗して海に流し、次に作った人間を育てる。
イザナミの食べた、ヨモツヘグイ・イザナギが投げ捨てる桃。
イザナミの姿を見てしまう、イザナギ。
4 パンドラの開いた箱。
コレー(ペルセポネー)、が食べた冥界の穀物。
クロノスに飲み込まれた石&密かに生きていた、ゼウス。
プロメテウスの差し出すゼウスたち神々への骨・偽装された人間への肉。
5 賢人アダパが断る、アヌが出した永遠の命が得られる料理。
沐浴するギルガメシュ・若返りの草を食べる蛇。
冥界を脱出するために、身代わりの子をエンリルは、女神ニンリルとともに作る。
7 長く続く、夜や昼を求めて、創造主に頼む人々。
8 天の神・海の神たちが勝負した時、それぞれが用意した木。
9 ナナブージュが飲んだカップに入っている飲み物&チピアプースが受け取る燃える石炭。
10 北海道の創造時、西海岸を女神、東南方面を男神たちが競争して造りました。
女神は、途中で姉妹神アエオイナに出会って、つい長話します。
男神が終わりかかる様を見て、慌てて造った事から、西海岸の地勢は粗雑だと言う事です。
天神は、人間を木で造れと命令しましたが。後になって後悔して、丈夫な石で作る事にした。
そこで、カワウソを使者に立てて、急いで下界に派遣しましたが、彼は途中で魚に夢中になる。
それで、伝令は間に合わず、天神は怒って、カワウソの頭を踏みつけます。
11 最初の男女は、四隅に輝く石を置いたが、コヨーテは夜空にバラ蒔いた。
コヨーテが雪を溶かして飲んだ水を、最初の女はそのままにしておけと言う。
第五世界は、代償が必要と言う理由から、大酋長の妻が死ぬ。
それを探して、賢者は第四世界を見て彼女を見つけるが自身も死んでしまう。
また、コヨーテが二人存在する。
【解説】
これ等の話では、享楽に溺れ、食べては成らぬ物を食べて、罰を受ける人々が被りますね。
それから、バナナ型神話と言われる物です。
石を選び、永遠の生を選ぶか・バナナを選び、美しさを選ぶか。
ーーと言った部分とも重なります。
また、アダムとアダパは、食べてはイケナイ食べ物の部分や名前が似てますね。
生命の木の実を選ばず、知恵の木の実を選ぶ、アダム・イブ。
質素な生活を選ばず、楽園のような第一世界で享楽的に生きる人々。
見るなと言う、ヨモツヘグイを食べた妻イザナミの姿を見る、イザナギ。
ハデスの差し出した、冥界の穀物を食べてしまう、コレー(ペルセポネー)。
アヌの出した、不死身になれる料理を食べぬ、アダパ。
と言ったように。
アダパは、エンキの教えた通りに食事を断りますが、その結果永遠の命を失います。
これも、多数あるバナナ型神話であると考えられます。
ギリシャ神話も、複数のバナナ型神話が有りますね。
中でも、ギリシャ神話では、ゼウスが人間と神々を選別する方法を考えようとすると。
その役目を、プロメテウスが任せて欲しいと言いだし、ゼウスもそれを了承しました。
しかし、プロメテウスはゼウスを騙して脂身を巻いて肉に見える骨を食わせ、人間に骨に見える肉を食わせます。
これに怒ったゼウスにより、人間からは火が取り上げられます。
以降、人類は死ねば肉や骨が腐って消えてしまうようになったと。
また、プロメテウスの弟である巨人エピメテウスと、神々に作られたとする最初の人間女性であるパンドラ。
ギリシャ神話の人間が作られた話は諸説ありますが
エピメテウス・パンドラ達が結婚した事により、二人は夫婦となりました。
しかし、この結婚はゼウスの罠でした。
ゼウスによって火を取り上げられた、人類ですが。
自然界の猛威や寒さに怯える人類を哀れみ、火があれば、暖をとることもでき、調理も出来る。
そう考えた、プロメテウスは、ヘーパイストスの作業場の炉の中にオオウイキョウを入れて点火します。
それを、地上に持って来て人類に火を渡します。
こうして、人類は火を取り戻しますが、ゼウスの予言通り人類は火を使って戦争をします。
さらに、ゼウスは再び人類が神々より強くなるのを恐れます。
これにより、厄災として、ヘパイストスに美女パンドラをつくらせます。
このパンドラですが。
エピメテウスから絶対に開けるなと言われていた、神々から渡された厄災の箱=壺を開けてしまいます。
これにより、あらゆる災厄を解き放ってしまったが、最後に希望だけが残された。
日本神話でも、コノハナサクヤ姫・イワナガ姫と結婚する際に、ニニギノミコトは片方だけ選びますが。
これに、後に姉妹の父親である大山津見神から、天孫=ニニギノミコトが怒られます。
ニニギノミコトが、花のように繁栄するように、永遠に生きられるように……と、姉妹を送り出したのに。
ーーと言ってイワナガヒメを送り返した事に怒る、大山津見神は、以後二人の子孫は寿命が短命となるであろう。
……そう語ったとも。
また、イワナガヒメが二人の子を呪って、皇室や人間は寿命が縮んでしまったとも。
これらの話も、美しい人間を選ぶか・永遠に生きられる女神を選ぶか……男神が選択するバナナ型神話ですね。
プロメテウスは、人間の寿命を伸ばそうと、骨と肉を選らばせる部分はバナナ型神話を表してますね。
また、神々により作られた人間であるパンドラの寿命は、今まで作られた神々や巨人たちよりも短いでしょう。
よって、巨人エピメテウスと設けた子孫たちは、寿命が段々と短くなっていったでしょう。
ニニギノミコトも、人間に近い遺伝子のコノハナサクヤ姫を選んだために、子孫は寿命が短くなりました。
イワナガヒメは、バナナ型神話で言う石=神の遺伝子が濃かった為、結婚していれば子孫は長寿だったでしょう。
ナバホ族の神話は、バナナ型神話が複数存在しますね。
輝く石を、バラバラに。
雪を溶かして、飲んだ。
代償に自らの死を。
これ等は、輝く石をきちんと置いたり、雪を溶かさずに居れば、人間は永遠の命を得られたかと。
輝く石をバラバラは、脆く崩れやすい。
雪も固まったままなら石を意味しますから。
代償に、死が必要に成ったのは様々な神話で語られる神々と人間が混血して、寿命が縮まる。
それと、バナナ型神話を意味してます。
他の神話だと。
ギリシャ神話の各時代。
聖書のノア以降に産まれた人間。
ギルガメッシュ叙事詩。
コノハナサクヤ姫とイワナガ姫の選択。
ですね。
ほか、台湾のとある少数民族には、人間と石が戦争したとか。
これは、人間と石の巨人や神々が戦争した訳です。
つまり、ギリシャ神話でも神々と巨人の戦いが語られます。
また、聖書でも巨人が暴虐を働いたと。
つまり、人間と石の戦争は、バナナ型神話であり、神々・巨人による戦争神話だった訳です。
日本神話でも、コノハナサクヤヒメ・イワナガヒメが有名ですが。
実は、イザナギ・イザナミの話もバナナ型神話であり、戦争神話でした。
イザナギが黄泉の国から逃げる際、桃を何度も投げては、亡者たちから気を剃らします。
これは、バナナ型神話で、何度もバナナと石が戦った事を意味してます。
桃を何度も投げる、イザナギ=負ける度に息子が生まれる、バナナ。
イザナミが連れた死者の軍勢=何度も木に飛びかかる石。
琉球神話でも、間違った方を選んだため、地上では犯罪や混乱が起きると。
ホピ神話でも。
バナナ=ソツクナング&神を信じる人々。
石=カトヤ&モクニ、神を信じない人々。
ギリシャ神話でも。
バナナ=オリンポスの神々。
石=鎧を着ているティターン神族。
聖書でも。
バナナ=知恵の木、アダム、智天使ケルビム達。
石=サタン、《悪霊の軍勢が居たかも?》。
イロコイでも。
バナナ=良い心。
石の悪い心、フリント。
…………と、つまり、バナナ型神話とは、戦争神話だったんですね。
この辺りは、また別な時に詳しく書かも知れません。
また、コヨーテは二人存在しますから、どちらかが石とバナナである可能性があります。
また、沖縄に伝わる天の神・海の神による対決は、ほぼ、エデンで暮らすアダムとイブ達を語ってますね。
また、沖縄に伝わる天の神・海の神による対決は、エデンに住むアダムとイブ達を語ってますね。
他には、天の神アヌ・守護神エアとアダパと言う構図とも一致します。
花咲か爺さんは、石かバナナを選ぶバナナ型神話で有りますが。
同時に、犬が財宝を掘り当てる点は、ハイヌウェレ神話に該当します。
地域によっては、犬が尻から金を出す話もあるとか。
⭐️ 後のイワナガヒメ。
大山津見神の娘で、須佐之男命の子である八島士奴美神と結婚する、木花知流比売。
彼女は、石長比売の別名であるとする説もある。
ーーとあるように、イワナガヒメも結婚できたようです。
しかし、彼等の子孫もまた短命に終わる人間と交わり、寿命が縮んで言ったと思われます。
《6》 禁を破り、人類が犯す罪=見るなのタブー。
1 アダムに、知恵の木の実を食べさせる、イブ。
2 ホピ族をバカにする、少数の人々。
3 我慢出来ず、ヨモツシコメと化した、イザナミの姿を見る、イザナギ。
4 中身を見ようと蓋を開く、パンドラ。
妻エウリデュケーが気になり、掟を破るオルフェウス。
5 ニンフルサグの植物を食べる、エンキ。
我慢できず、神々からタブレットを奪う、ズー鳥。
6 善い心より先に生まれようとして、母テカラクウェワの腹を突き破る、悪い心。
7 我慢できず眠ってしまう、動植物たち。
8 天の神が、海の神が育てた木を密かに入れ替える。
9 チピアプースは言いつけを守らず、一人でミシガン湖に行った。
10 女神は、途中で姉妹神アエオイナに出会って、つい長話します。
結果、男の創造競争に負けまいと、西海岸・地勢は粗雑に造ってしまいます。
十勝起源、コロポックル女性の腕を掴んだ、アイヌ男性。
11 第五世界にて、ナバホ族・大酋長の妻が死んだ後、賢者が第四世界を覗く。
ナハヘッツァーニが、近づくなと言ったのに、黄色い野原に行ってしまう、コウモリ女。
【解説】
上記、11話では、どの話でも登場人物が禁を破り、罰を受けますね。
パンドラが開いたのは、箱ではなく壺だったと言われてます。
ナハヘッツァーニが行くなと言ったのに、コウモリ女は、黄色い花咲く野原に近づく。
その結果、背中にあった人食い鷲から取られた羽が、鳥になって羽ばたいて行った。
しかし、彼女は喜んだと。
パンドラとコウモリ女の話は、明けては成らぬや見ては成らぬと言った、禁を破る神話ですね。
日本でも、箱を明けたりする話には、舌切り雀や浦島太郎の玉手箱が有りますね。
ナハヘッツァーニが人食い鷲と戦う様は、ヘラクレスによる大鷲退治と、プロメテウス解放ですね。
ナハヘッツァーニが、コウモリ女に忠告する部分ですが。
プロメテウスによる、パンドラに箱を開けるなと忠告する場面と同じですね。
《7》 監視者と懲罰。
1 智天使ケルビム・回転する剣の炎。
2 心優しき人々を見守る、精霊カチーナ達・火山の大噴火。
3 イザナミに纏わりつく雷神と、千人の人を殺すと言う発言。
イザナギが振るう、カグツチを殺す剣。
4 タルタロスの番人と成った、ヘカトンケイル達・ゼウスの雷霆。
5 穴を掘る亀・ニンギルス(ニヌルタ)、の放つ烈風。
6 タートルアイランドの地下に落とされる悪い心フリント。
善い心が、鹿の角を振るって、戦いに勝利する。
7 怠け者の男性に女性を用意する神様・赤ん坊が大量に生まれなくする力のある人。
8 天の神と海の神たちが育てた木だが、入れ替えられた事から後に悪事が蔓延る。
橙色に染まる空と、燃える油雨。
9 戦いに勝利した、ナナブージュ&燃える石炭を受け取り、魂の国を主宰するチピアプース。
10 国造神は、沖の連中にかけあって謝罪させました。
神が蓬で、天の神に似せた人形兵士ノヤイモシカムイ。
これを使い、魔神たちは世界の六重の底にある冥界ポクナモシリに閉じ込められた。
11 最初の女に惚れた、太陽を説得する、コヨーテと東西南北たち。
大酋長の妻が死に、第四世界に居た彼女を見た賢者も死ぬ。
最初の男女とコヨーテ達による、火口から輝く石を取り出す。
【解説】
智天使ケルビム。
心優しき人達のみを助ける精霊カチーナ。
纏わりつく雷神・カグツチを斬る剣。
ヘカトンケイル達。
穴を掘る亀。
悪い心が、鹿の角で負けて、タートル・アイランドの地下に幽閉。
怠け者の男が狩りすぎるので、動物が離れる。
海と天の神様が離れる。
戦いに勝利する、ナナブージュ。
戦いに勝利する、人形兵士ノヤイモシカムイ。
仲裁に入るコヨーテ&話し合いに加わる東西南北、或いは様々な存在。
見張りを行う、彼等は罪を犯した人類を罰します。
沖縄の二神が離れた理由も、人類に悪事が蔓延ったからです。
これ以後に、二神は罰を与える気だったのでしょう。
または、バナナと石で言う、バナナ側に着いた軍隊だとも考えられます。
また、カグツチと悪い心フリントの共通点は前述しましたが、他にも同じ部分があります。
この二人は、ともに剣で斬られて負ける部分が一致します。
カグツチは、イザナギによる剣で。
悪い心フリントは、善い心が振るう鹿の角で。
北米大陸に住むインディアン達は、鉄製刀剣を知らなかった事から、鹿の角を武器だと。
そう変化したのでしょう。
カグツチ。
火氏族のカトヤ。
サタン。
悪い心フリント。
彼等には、共通点があります。
火。
石。 《ツチ=土》。
蛇。 《ツチ、ペットの赤い竜》。
さっき語りましたが、カグが蛇を表しているなら、ツチも蛇でしょう。
第三世界で詳しく語りますが、テナヅチ・アシナヅチ夫妻は、蛇神であると。
ならば、ツチと名がつく、カグツチもまた火と蛇に関する神様なのではないかと。
仲裁に入る、コヨーテ&東西南北たちは、神々や天使と人間たちによる会議をしたのでしょう。
太陽から離れて脱出する=第二世界(他だと第一世界)、の破壊を同時に決定した。
また。
回転する剣の炎。
火山の大噴火。
纏わりつく雷神。
ゼウスの雷霆。
ニンギルスの烈風。
善い心が、山を震えさせる。
子を余り産まれないようにする。
橙色に染まる空と、燃える油雨。
チピアプースが持たされた、燃える石炭。
魔神たちは世界の六重の底にある冥界ポクナモシリに閉じ込められた。
火口から輝く石を取り出す・黒い世界から青い世界へと脱出する。
回転する剣の炎・火山の大噴火・雷霆・善い心が山を震わせる。
コレ等は、トバ火山の噴火です。
雷神とは火山雷と言われる、噴火時に発生する落雷の事です。
烈風も、神が炎を吹いていると考えれられます。
因みに、智天使ケルビムですが、そのモデルは、アッシリア神話に登場する神獣クリーブです。
クリーブから、智天使ケルビム・マンティコア・スフィンクス~~と。
様々な存在に、変化して言ったそうです。
《8》 火を着ける神様と塞がれる楽園の門。
1 エデンの園は、智天使による見張りと回転する剣の炎で、閉ざされる。
2 洞窟の蓋は塞がれ、地上はトバ火山の噴火で大火災に。
3 雷神を纏うイザナミは、櫛に火を着けた、イザナギから岩で黄泉の国に閉じ込められる。
4 ティタノマキアーで、ゼウスは雷霆をティタン達に放つ。
5 天命の書版を取り戻すべく、ニンギルス(ニヌルタ)は烈風を集中して翼を吹き飛して、ズー鳥に放つ。
我慢できず、タブレットを奪う、ズー鳥
6 良い心による火を打ったような攻撃、悪い心や赤目の竜を地下に閉じ込める。
7 創造主は、朝や夜を作り、その間に人々が死んだ事を悲しむ。
8 海の神が言った通り、悪事が蔓延り、天の神は人間を見放して、天界に帰ってしまう。
さらに、海の神は火を隠してしまった。
9 ナナブージュが宿敵チャケケナポックに勝利した。
また、チピアプースが隙間から燃える石炭を受けとる。
10 魔神たちは、世界の六重の底にある冥界ポクナモシリに閉じ込められた。
11 人々は、四つ峰が囲む火口を恐れる中、最初の男女とコヨーテ達だけは近づいていく。
その後は、輝く石を夜空に置いたり、バラ蒔いたりする。
また、別説では黒い世界から青い世界へと戦争を逃れて脱出する。
【解説】
どの神話も、神様は火を放ち、楽園に人類が戻れぬようにします。
また、地下に入る前に、イザナギは櫛に火を着けるのですが。
櫛と言うのは、古来の日本にて、呪術的な道具であり、女性を表す存在でした。
つまり、妻に火を着けたと言った意味であり、火葬した・妻を捨てたと考えられます。
それで、イザナミはイザナギに、キレた可能性も。
上記と同じく、ヘカトンケイルの監視する奈落であるタルタロス監獄。
ニンギルス(ニヌルタ)、が亀の穴に落ちる部分&悪い心がタートル・アイランドに幽閉される。
これ等も、同様の展開です。
また……回転する剣の炎も、火山の噴火も、岩で塞ぐのも、同じ流れですね。
《9》 罰せられる人類の指導者。
1 楽園から地下に落とされる、蛇サタン。
2 地上に残り、火山に焼かれる、カトヤを含む人類。
3 母イザナミを焼いた罰で、イザナギに殺される、火の神カグツチ。
4 タルタロスに落とされた、ティタン達。
人類に火を渡した罰で、カウカッソス山で鷲に腹を突っつかれる、プロメテウス。
5 山へと逃げ去る、ズー鳥。
亀に穴へと落とされた、ニンギルス(ニヌルタ)。
6 タートル・アイランド地下に、ペットである赤い目の竜とともに、閉じ込められる、悪い心。
7 夜の間に亡くなった人々。
8 海の神が言ったように人類に悪徳が蔓延して、天界へと逃げる、天の神。
9 大蛇と悪霊チャケナポック。
10 沖の連中レプンクル達は、謝罪させられる。
魔神たちは、世界の六重の底にある冥界ポクナモシリに閉じ込められた。
11 指導者は分からないが、様々な生物が争いを行う黒い世界。
海から生まれた、グレート・コヨーテは最初の男女を指導するが。
後から現れた、別なファースト・アングリーとも、言われるコヨーテが間違いを指摘する。
【解説】
彼等は、嘘を吐くように人を誘惑したり、享楽的に生きたり、戦争を誘発した事で罰を受けました。
カグツチとは。
聖書に登場する蛇サタンであり、ホピ族のカトヤ&享楽的に生きた人々でもあります。
また、ギリシャ神話に登場するティタン達の一人です。
だから、彼は父イザナギから罰を受けたのです。
ナバホのコヨーテも、別なコヨーテから間違いを指摘されてますね。
やはり、海から生まれた方が、蛇サタンや蛇頭青年カトヤだったんでしょうな。
しかし、バナナ型の神話では。
沖縄では天の神が悪であり、海の神が正義として伝えられてますね。
アダパが食べるはずだった料理を、天空神アヌの罠だとして断らせる、神エア。
どちらが正しいのかは、分からないですが、やはり片方がサタンなんでしょうな。
《10》 再生する人類。
1 アダムとイブの楽園追放後。
2 ソツクナング・蜘蛛女に導かれ、第二世界へと出てくる、人類。
3 イザナギの千五百人も子供を作ると言う発言・後に生まれる、三人の子供たち。
4 箱の中に残った希望。
オリュンポスの神々が勝利し繁栄する。
5 盗まれた、石板をズーから取り戻す神々。
6 悪い心や赤蛇が居なくなり、善い心によって、閉じ込められた人々は解放されたでしょう。
7 昼夜どちらがが続くのではなく、正常になり、安心する人々を見ている神様。
8 白金の鍋により、助かる兄妹たち。
バッタのおかげで、火を取り戻す。
9 ナナブージュは神であり、彼の妻は人間だが、聖書ではアダムとイブだろうと推察される。
10 アイヌラックルが活躍して、日の女神を救い、世界に光を取り戻す。
11 第一から第五世界まで、人々は世界を上がる度に、数を増やしながら暮らす。
【解説】
これ等の人物達は、火山の爆発的な噴火を生き延び、再び人類の数を増やしました。
また、千人殺す・千五百人作る~~と言った話は、人類の再生を意味します。
チェロキー族では、昼夜どちらかが安定せず、人々は困る。
これは、ナバホ族でも日が長かったり、夜が続く事があったと。
つまり、同じ時代の話なんですね。
チェロキー族では、夜の間に人々は亡くなったそうですが。
神様は、悲しみながらも、彼等を杉の木アーシナールグに変えました。
また、ナバホ族でも大酋長の妻が亡くなった話が有りましたね。
あの話は、イザナギと同じく、女性が死んでしまう話ですが。
同時に、人が死んでも、それ異常に生まれて増えていき、繁栄すると言う意味でした。
つまり、神様は亡くなった人間の代わりに、人口を増やした訳です。
これで、今回は終了します。
次回は、氷で滅ぶ世界です。




