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イロコイ連邦の神話

 イロコイの創造物語。


 私たちの世界が誕生する前、人類はスカイワールドに住んでいました。


 スカイワールドより下には、鳥や動物が泳ぐ暗い水の世界がありました。


 スカイワールドには、あらゆる種類の果物や花が育つ天樹がありました。


 シャッドツリーは、春に北東部で、最初に花を咲かせる木でした。


 それで、天体の木として知られています。



 シャッドツリー。


 スカイワールドを治める長の妻は、スカイウーマンと呼ばれていました。


 ある夜、妊娠中であるスカイウーマンは天の樹が根こそぎ引き抜かれる夢を見た 。


 彼女が夢を夫に話したとき、彼はそれが非常に強力なメッセージである。

 スカイワールドの人々が、それを実現するためにできる限りのことをする必要がある。


 と言うことに気付きました.



 スカイワールドに住む若者の多くは、全力で木を引き抜こうとしたが失敗した。


 最後に、スカイワールドの長は腕を木に巻き付け、力を込めて根こそぎ引き抜きました。


 これにより、スカイワールドの地殻に大きな穴ができました。

 スカイウーマンは身をかがめて穴をのぞき込み、バランスを崩して穴に落ちました。


 彼女が滑ったときに、天樹の枝から一握りだけ種を掴むことができました.


 スカイウーマンが倒れた時、下界に住む水中の鳥や動物が、彼女には助けが必要だと判断しました。


 彼女が傷つかないように、ガチョウは飛び立ち、翼の間に彼女を捕まえます。


 そして、水に向かって彼女を降ろし始めました。


 動物たちは、スカイウーマンが彼らと違い、水中で生きのびれらない事に気づきました。


 それぞれの動物は水に飛び込み、スカイウーマンが着陸できるようにと。

 全員が、水底から土を持ち上げて来ようと頑張りました。


 多くの動物が試みて失敗しました。


 すべてが試みて失敗したように見えたとき、小さなマスクラットは地球を育てるか死ぬかを誓った。


 彼女は、殆ど意識を失うまで、深々と沈みましたが。


 小さな前足で手を伸ばすことができ 、土をつかむことができた後、上に浮かびました。


 マスクラットが地球と共に現れた時、グレートタートルは、それを背中に乗せられると言った。


 地球の小さな欠片を亀に乗せると、どんどん大きくなり始め、遂には世界全体になりました。


 ガチョウはそっと、スカイウーマンを地面に置き、両手を広げて種を地面に落としました。


 その種から木や草が育ち、地球上に生命が始まりました。


 やがて、スカイウーマンはテカウェラクワという娘を産み、彼女は素敵な若い女性になりました。


 西風と呼ばれる強力な存在がテカウェラクワに恋をし、彼女を花嫁として迎えました。


 やがて、彼女は双子の息子を妊娠しました。


 テカウェラクワの息子たちは非常に異なっていました。


 悪い心は、火打石のように固い皮膚を持ち、議論好きでしたが。

 もう一方の善い心は、肌が柔らかく忍耐強くありました。


 悪い心は、兄である善い心が生まれるのを待ちきれません。

 そこで、鋭い火打ち石みたいな頭を使って母親の体から抜け出すことにしました。


 そうして、優しい兄が自然に生まれている間、悪い心は母親の脇下を通り抜けて、彼女を殺した


 スカイウーマンは、美しい娘の死体を見たとき、ひどく怒った。


 彼女はこの酷いことをした孫たちに尋ね、悪い心は嘘をつきます。

 こうして、彼の善良な兄弟である、善い心に全責任を負わせました。


 スカイウーマンは彼を信じ、善い心を追放しました。


 幸いなことに、祖父は善い心を見ていて、助けに来てくれました。


 祖父は、地球上で生き残るために必要な全てのことを善い心に教えます。

 そうして、彼に全ての土地を美しくするよう働きかけました。



 スカイウーマンは、夜空に亡くなった娘の頭を置きました。

 それから、頭部は祖母の月となり、海を支配する力を与えられました。


 残る遺体から、私たちの三姉妹、とうもろこし、豆、かぼちゃが育ちました。


 善い心は、私たちの地球上にある全てに美しさを作りました。


 彼は、川、山、木などを作りました。


 彼は、鳥に歌を教え、水の動物に踊りを教えました。


 彼は、虹と穏やかな雨を作りました。


悪い心は、弟が美を生み出すのを見て、うらやましく思いました。


 彼は、兄弟が作った全ての善とは正反対な存在を作ろうと試みました。

 彼は、川に危険な急流を作り、破壊的なハリケーンや強力な竜巻を引き起こします。


 善い心が薬用植物を植えた時、悪い心は有毒な根と致命的なベリーを植えました。


 ある日、善い心が美しい存在を作っていると、そこから離れます。

 その間に、悪い心が全動物を盗み、大きな洞窟に隠しました。


 善い心が戻ってきて、彼の生き物が全て居なくなったことを知ったとき、彼はとても悲しかった。


 小さなネズミが、善い心の兄弟が何をしたかを彼に話しました。


 それで、事の次第を知った、善い心は洞窟に行きます。

 それから、動物が現れるように、山全体が裂けるまで揺さぶりました。



 善い心は、悪い心の行いに対して、非常に腹を立て、彼らは戦った。


 悪い心は矢を使い、善い心は鹿の角を武器として使いました。


 善い心が鹿の角で、悪い心を叩いた時に、体から火打石が如く、派手に火花が散りました。


 彼らの戦いは何日も激しさを増し、最終的に善い心が勝利しました。


 善い心は、悪い心を追放して、地下の洞窟に住まわせ、地上に戻る時を待っています。





 ⭐️ モホーク族・バージョン。



 善い心が戦いに勝ちました。


 こうして、悪い心は、赤い目を持つ竜とともに地球奥深くに閉じ込められました。


 


 ⭐️ さらに、別のバージョン。



 戦いに負けた、悪い心は遥か遠く西方へと向かい、地下で死者の国を作りました。


 そこで、彼は死者を迎え入れ、怪物を作り続けました。



 また、ビッグタートルの背中に住むことを余儀なくされたとも言われてます。

 時折、彼の怒りは火山が噴火することで、人々に分かると信じられています。



 ⭐️ ビッグタートル=亀の島、つまり南北アメリカ大陸を意味する。



 ⭐️ 悪い心の別名フリント。


 フリントは、お気に入りの生き物である赤い目が点滅する皮のドラゴンとともに、戦いに負けます。


 その後、彼は地球奥深くに閉じ込められました。


 ドラゴンが地表に戻ってくるのを止めるためにと。



 また、フリントとは硝石や火打ち石を意味します。



 ⭐️ ドラゴンは、赤蛇を意味する。


 苗木は、サンダービーイングに彼等をそこにとどまらせるように割り当てました。


 雷が地球に落ちる時はいつでも、蛇が光に向かって引き裂こうとしている場所だと言われています。



 しかし、人間が大地を軽視し、川が汚染され、空が汚染される時が来ると言われています。


 その後、蛇が出現し、さらに破壊を引き起こし、すでに苦しんでいる惑星に汚れを吐き出します。


 その時が来ました。


 大地の掘削は蛇を解き放ち、龍が立ち上がった。


 私たちが消費する油は、それらトカゲの残骸と、古代に生きていた植物を組み合わせた物です。



 預言は、今も生きています。


 そして、地球が回復しようとするにつれてです。


 予告された変化はより激しく、より劇的で破壊的なものになるでしょう。



 ⭐️ 石油。


 恐竜の血液に混ざっていた脂肪

 植物から出た植物油。


 石油は、太古の時代を生きた、これら生物が死んだ後に死骸から出た物であるとも言われている。



 ⭐️ 良い心


 苗木。

 スカイホルダー。

 イオスケハ。


 こうも呼ばれており、また兄弟二人は、悪霊・善霊とも呼ばれる。



 ⭐️ シャッドツリー。


 サービスベリー・ブッシュの事。



《2》 死者の国のサヤディオ:


イロコイ族の神話で、妹を探すために死後の世界に行った男についてです。



 サヤディオは、妹を亡くした戦士だった。


 彼は、妹が死んだ事を悲しんでいたが、彼女を見つけて、精霊の国から生き返らせると決めた。


 捜索には、長い年月を要し、諦めかけた矢先、霊界の真実を知る賢者に出会う。



 この老人は魔法の瓢箪を与えた。



 さらに会話を続けると。


 サヤディオは、この老人が現在、妹が居る霊界への道案内をしている事を知りました。


 サヤディオが精霊の国に到着した時、精霊は恐れて、彼から離れました。



 五つ国の偉大な教師であるハイアワサとして、地球に住んでいた、タレニャゴンを認識しました。


 タレニャゴンは、現在は儀式の精霊主であり、地上に居る時みたいに思いやりが有りました。


 タレニャゴンは、サヤディオに教えます。


 死者の精霊が素晴らしいダンスフェスティバルを開催しようとしている。


 そして、彼の妹が参加するだろうと語った。



 ダンスラインを組むや否や、サヤディオは妹の魂を認めた。


 しかし、妹を抱き締めようとすると、彼女は姿を消しました。


 サヤディオは、再びタレニャゴンに、アドバイスを求めた。


 師匠みたいに、タレニャゴンは、彼に魔法のガラガラをくれました。



 彼の妹は、ダンスミュージックとガラガラの魔法が出す音に、とても魅了された。

 それで、サヤディオは簡単に彼女の精霊を捕らえ、魔法の瓢箪に入れました。



 サヤディオは、瓢箪に入れた、妹の精霊と肉体を再結合させる儀式を始めました。


 しかし、愚かで好奇心旺盛な少女が瓢箪を開けたところ、姉の精霊は消えてしまった。




《3》 人類は救われる




 かつて、美しいシャネウィスと結婚した、ネクモンタという名の偉大な戦士がいました。


 雪が深く食糧が乏しい真冬、恐ろしい疫病が最初の人々を襲い、人が数多く亡くなりました。


 ネクモンタは、兄弟姉妹全員と両親が次々と亡くなっていくのを見守っていました。


 疫病は、ネクモンタ、シャネウィス、そして少数の村人だけが残るまで続きました。


 しかし、それはあたかも人間と言う種族が絶滅しようとしているかのように見えました。

 シャネウィスは病気になり、死にかけ、多くの村人が症状を訴えました。


 ネクモンタは、妻を失う事を考えるのに耐えられなかった。

 また、彼女を救うことができれば人類が救われることを知っていた。



 そこで、ネクモンタは大精霊に祈りを捧げた、シャネウィスの命を救おうと決心します。

 それを行う事に適切なハーブを見つけるための方法と先導を求めています。


 彼女を毛皮で覆い、警戒を怠らず、ネクモンタは治療法を見つけようと試みた。


 ネクモンタは、深い雪の中で薬草を探して探しましたが、何も見つかりませんでした。


 疲れ果てて、彼は眠りに落ちました。



 ネクモンタが目を覚ますと、彼はさらに、三日間も歩き続けた。

 そうして、凍った湖、森、丘を歩き回りましたが成功しませんでした。



 すると、小さなカンジキウサギが現れました。


 ネクモンタは、うさぎに尋ねました。


 しかし、小さなカンジキウサギは鼻をぴくぴく動かして、飛び去ってしまいました。



 その後、ネクモンタは冬眠中であった、ツキノワグマが住む巣穴にやって来て、助けを求めました。


 眠そうなクマは、うめき声を上げて転がりました。



 旅を行ってから、三日目の夜、ネクモンタ自身が気分が悪くなり、深い眠りに落ちました。


 全ての鳥や動物は、彼から沢山親切にされた事を思い出しました。


 ネクモンタは、食べ物や衣服に本当に必要でない限り、動物を殺したことがありませんでした。


 彼らは、彼が木や花をどのように尊重したかを思い出しました。


 彼らが彼を見ると、彼らの心は同情に打ち勝ち、彼を助けることを決心しました。


 動物、木、鳥、植物はすべて、彼に代わって大霊に叫びました。


 ネクモンタが寝ていると、大精霊からメッセージが届いた。


 夢の中で、彼は美しいシャネウィスが、まだ病気ですが、奇妙で美しい歌を歌っているのを見ました。


 すると、滝の音を聞いた。


 水は同じ歌を歌いましたが、言葉はより明確になりました。


 これで、若い戦士は目を覚まし、その言葉はまだ彼の心にはっきりと残っていました。


 彼はあらゆる方向を見ましたが、滝は見つかりませんでした。それでも水の歌は続いた。


 ネクモンタは必死に雪の中を掘って水を探しました。


 彼は棒や岩を取り、凍った大地を掘り始めました。


 彼は非常に大きな穴を掘るまで掘り続けました。


 突然、小さな流れが穴に泡立ち始めました。


 すぐに水が穴を満たし始め、健康と幸福の波が彼を襲いました。


 湯に浸かった瞬間、ネクモンタはリフレッシュし、かつてないほど強くなりました。


 大精霊のおかげで手を上げた後、彼は穴に戻り、粘土を持って瓶を作り、水を村に持ち帰りました。


 ネクモンタが村に戻ると、ちょうど間に合ったことがわかりました。


 最後に残った人々は皆非常に病気で、シャネウィス自身はほとんど影の国に入ろうとしていました。


 シャネウィスは弱すぎて飲むことができなかったので、ネクモンタは彼女の唇の間に水を押し込みました。


 その後、彼女は立ち上がり、これまで以上に健康で美しくなりました。


 残った数人も飲んで、たちまち治った。


 疫病は去り、人々はネクモンタを人類を救った人物として永遠に思い出しました。



 《4》 トウモロコシの精霊オナタ


 トウモロコシの種を植えたり、畑を耕す必要がなかった時期があった。


 ーーと、イロコイ族の祖母は言います。


 茎は強く伸び、垂れ下がった旗のような葉で覆われている。

 さらには、絹みたいな緑色をした殻に包まれた真珠がごとく穀物の耳でいっぱいでした。


 その頃、トウモロコシに宿る精である、オナタが地上を歩いていました。


 太陽は愛情を込めて、朝の赤面で彼女が見せている薄暗い顔に触れられた。

 そうして、彼女の目は暗い小川が見せる星による輝きみたいに柔らかくなりました。


 彼女が生やす、夜みたいな黒い髪は、風が吹く雲がごとく、そよ風の前に広がっていました。



 彼女が野原を歩いていると。


 トウモロコシ、インディアン・トウモロコシが大地から生えてきた。

 そして、ふさふさした房とささやく葉で空気を満たしました。



 オナタと一緒に、彼女に取っては二人の姉妹。


 スピリッツ・オブ・ザ・スカッシュ&ザ・ビーンを連れて行きました。


 三人が通り過ぎると、トウモロコシが実る丘からは、カボチャツルや豆の木が育ちました。



 ある日、オナタは初露を求めて一人でさまよった。


 大地の悪しき、ハグウェデッガが素早く追ってきた。


 ハグウェデッガは、オナタの髪をつかみ、彼女を地下にある暗い洞窟まで引きずりました。


 そして、火を噴く怪物を放ち、オナタの穀物を枯らした。



 そして、姉妹であるカボチャ精霊と豆精霊たちは、それを見て驚きました。

 炎の怪物が、野原で猛威を振るっているのを見て、恐怖で遠くへ飛び去った。


 可哀想なオナタに関して言えば、彼女は邪悪な者が住む、暗い牢獄の洞窟に震える囚人を横たえた。


 彼女は、トウモロコシ畑の荒廃を嘆き、家出をした姉妹たちを悲しんだ。



「あたたかくて明るい太陽よっ!」


 彼女は叫びました。


 空の小鳥達は、オナタが上げた鳴き声を聞き、上へと羽ばたきます。

 彼女の誓いを運び、青い空をさまよっている太陽にそれを与えました。



 オナタを愛した、太陽は多くの捜索光線を放った。


 彼らは湿った地面を突き破り、刑務所の洞窟に入ると、彼女を再び畑に連れ戻しました。


 それ以来、彼女は自分の畑を一人で見ていました。



 それは、姉妹である、カボチャと豆などの精霊が彼女と一緒に見守る事はもう無かったからです。


 彼女の畑が渇いた場合、彼女は最早初露を求めることができませんでした。


 炎の怪物が、オナタが実らせたトウモロコシを燃やした場合。

 彼女は、空に冷たい風を探す事が全くできませんでした。


 そして、大雨が降って彼女の収穫に損害を与えた時です。

 彼女の声は、とても微かになり、友好的な太陽はそれを聞くことができませんでした。


 しかし、オナタは常に自身が管理する野原を優しく見守ります。


 そして、それには、空の小鳥が彼女が行う奉仕に群がりました。



 彼等は、トウモロコシの列を通して彼女を追いかけ、穀物の根を噛った小さな敵と戦った。


 こうして、収穫の時、オナタは感謝する気持ちを込めつつ祈ります。

 それから、最初に収穫した、トウモロコシを広い土地にまき散らしました。



 そして、小鳥達は羽ばたき、歌いながら、牧草地まで向かいます。


 それから、彼等のために広げられた、ご馳走が並べられた宴会に喜んで参加しました。



 ⭐️ スピリッツ・オブ・ザ・スカッシュ&ザ・ビーン。


 それぞれ、カボチャと豆の精霊です。



 《5》 ナイアガラの滝に住む龍。



 強力なセネカ国家は、現在はカナダ、ナイアガラの滝、近くに住んでいます。



 数年間、セネカ族は霜による不作を経験しました。


 伝染病が続き、彼等の国から数多く、人々が死亡しました。



 ある日、セネカ族の少女が水浴びをするために滝上に存在する小さな洞窟に入りました。


 突然、大きなガラガラヘビが彼女を攻撃しました。


 彼女が逃げようとしたとき、急流に落ちてしまい、白く水飛沫とともに滝壺へと流されました。


 しかし、奇跡によって、水は滝より後ろにある風の洞窟に彼女を巻き込みました。



 そこには、雷と稲妻の善霊が住んでいました。


 霧を作り出したのは彼であり、それは天に向かって上昇し、雲を形成し、そこから稲妻が生まれた。


 善霊グッド・スピリットは、少女に対して、滝下にも飢饉と飢餓の悪霊が住んでいると言いました。



 作物を失敗させたのは彼でした。



 悪霊はまた、ナイアガラ川とエリー湖に住む巨大な水蛇を支配していました。


 水蛇は、しばしば、滝から真上にある川の小さな入り江にやって来ました。


 奴は、そこで身を清め、セネカ人が飲んだり料理したりするために使用した水に毒を流しました。



 貴方達が飲む水には毒が混ざっています。


 ーーと善霊は少女に言いました。



 そのために、セネカ族は数多く人が亡くなりました。


 私は、貴方がセネカの人々に戻って、私が今話していることを、酋長チーフに報告してほしい。



 貴方の国全体が、一度に移動しなければなりません。


 貴方が属するセネカ族は、財産を全て、袋に詰め込んで、カヌーを積まなければなりません。


 セネカ族は、チペワ川から、ナイアガラ川を上って行く。

 そして、バッファロークリークに新しい入植地を作らなければなりません。


 そこで、彼らは良い作物を育て、楽しむでしょう。



 再び自分自身。


 悪霊が、貴方の後に、水蛇を送ることを私は知っています。


 貴方の酋長チーフに、私が暗い雲に入って、セネカ族を守るために追いかけることを伝えてください。


 私は、水蛇に稲妻と落雷を送って、奴を殺します。


 もし、長老チーフが、私からの神託を伝える貴方に従うならばですが。



 それを聞いて、すぐに少女は走り出しました。


 そうして、セネカ族の酋長に会いに行き、善霊が言った事を全て話しました。


 彼等が、指示されたように国民は詰め込んで移動しました。



 ウォーターサーペントは、カヌーの後を追った。


 セネカ族は、新しい着陸地点に到着し、稲妻の閃光が怪物に当たった時に大きな落雷を聞きました。


 セネカ族の語り手によると。


 それは、大きな力で水にぶつかり、バッファロークリークの広い盆地をすくい上げます。

 そうして、ナイアガラの滝として、今では有名な蹄鉄を形成しました。



 セネカ族が、一時的なキャンプを設置した後、少女は言います。


 酋長チーフを派遣して、善霊を訪問し、彼に私達への親切に敬意を表する事ができますかと言いました。



 その話を聞き入れた、部族長が感謝するために、善霊を訪問する事にしました。

 そうして、彼等はバッファロー クリーク下の小さな入り江にたどり着いた。


 しかし、その時、彼等は死んだ水蛇を見ました。



 さらに、村に帰った彼等は、飢饉と飢餓の悪霊が、高い棒にぶら下がっている姿を見ました。



 首長たちは、セネカ国の安全のために雷と稲妻の善霊に感謝しました.


 セネカ族の酋長チーフが善霊に従い、国を指示通りに動かして以来、健康と豊作は常に彼らのものでした。



 ⭐️ ナイアガラの蹄鉄。



 ホースシュー滝の事。

 



 《6》 ナイアガラの滝の犠牲。



 轟く水を意味する、ニーアガラー。


 これは、ナイアガラの滝を、過去にイロコイ族が呼んでいた名前です。


 彼等は、水飛沫を上げる滝の音は、水中に住む力強い精霊が出す声だと信じていました。


 何年もの間、彼等は毎年犠牲を捧げていました。


 生け贄は、果物や花で飾られた白いカヌーで水飛沫を上げる滝を越えて送られた部族の乙女でした。


 生け贄に選ばれるのは、非常に名誉なことと考えられていた。


 なので、少女たちはそれを争った。



 霊界に送られる生け贄は、幸せな花嫁であり、神に対する特別な贈り物でした。


 おそらく、ナイアガラの滝で行われた生け贄は記録によると、1679年が最後でした。

 酋長イーグルアイの美しい娘である、レラワラが名誉ある生け贄に選ばれたのです。


 その年、フランス人探検家ラ・サールが、ナイアガラ地域付近に滞在してました。


 ラ・サールは、セネカ人をキリスト教に改宗させようとしており、彼等による生け贄に抗議した。


 ラ・サールによる抗議は、指導者の一人によって答えられました。



 乙女の父親イーグルアイは、勇敢な戦士であり、高貴な首長でした。


 彼の妻は死んだ。


 彼の家族に残された人数は、ただ一人だけ、美しいレラワラだけでした。


 しかし、彼は自らが感じた悲しみの兆候を示さなかった。

 また、犠牲のために彼女を選んだことに抗議しませんでした。



 生け贄の日に、部族は川岸に集まった。


 彼等は、いつも特別な機会に行われる、ゲーム、歌、踊りを楽しみました。



 首長の娘に贈られた、果物や花で覆われた小さな白いカヌーが見えてくると。


 誰もが静かになりました。



 彼女が乗るカヌーが流れに入った直後。


 別の白いカヌーが、川岸にある木々より下から飛び出しました。


 チーフ・イーグルアイの悲しみはとても大きかったので、彼は娘に会いに行く途中でした。


 急流を素早く力強く進むと、イーグルアイはすぐに彼女のそばに行きました。


 二人は一度顔を見合わせた。


 群衆は冷静さを失い、彼らに向かって叫びました。


 ある者は必死に絶望し、ある者は感嘆しました。


 並んで、カヌーは白く水飛沫が飛ぶ滝に突入しました。


 勇敢な乙女と勇敢な首長は、助けられませんでした。



 二人の死後、彼等は力と善きよる純粋な精神に変わりました。


 彼等は、滝の遥か下に住んでいる事から、轟音は彼らにとって音楽です。



 イーグルアイは水飛沫を上げる滝の支配者です。


 娘は、霧の乙女です。



 《7》 女首長のゴダイヨ。



 ハウデノサウニーの伝説が世代から世代へと受け継がれていくにつれてです。

 彼等による物語は、多くのバリエーションを帯びてきました。


 ここで紹介する伝説は、時代を超越した物語の一つのバージョンにすぎません。



 タートルアイランドがまだ新しい初めの時代。



 ゴダイヨという女性酋長が、大きな川のほとりにあるインディアンが住む村を治めていた。


 ゴダイヨは賢明で進歩的な酋長で、人々は彼女の村に住むために世界中からやって来ました。


 当時、人々は全てが同じ言語を話し、調和と平和の中で暮らしていました。


 遠くから村にやってきた新参者でも、村人による理解や自分自身の理解に問題はありませんでした。


 時間が経つにつれて、村は非常に大きくなりました。


 そして、人々の半分が北側に、半分が南側に住んでいました。



 川の南側に議事堂があったため、彼等はカヌーで移動していました。

 川の流れが速い川、特に北側にある川を行き来することに時間を多く費やしました。


 渡河の難しさを訴える声もあり、ゴダイヨは南北間の移動を誰にとっても容易にするためにと。


 橋を架けるよう命じた。


 橋ができて間もなく、白い犬が村に現れ、ゴダシヨにとてもなつきました。


 川の北側に住む人々は犬に嫉妬し、酋長に殺すよう要求した。


 彼女が拒否すると、彼等は川の北側に戻り、橋を破壊しました。


 川の両岸に住む人々は、互いに不信感と嫌悪感が高まります。



 ゴダイヨは、それが戦争につながるのではないかと恐れた。



 ゴダイヨは、兄弟が兄弟と戦うのを見たくなかった。


 なので、彼女は村から南部へと、川の上流に移して新しい家に移す事を提案しました。


 川の南側に住む、ほぼ全員がゴダイヨの提案に参加する事に同意した。


 そうして、旅のために数多くカヌーを作りました。



 若い男性が二人、ゴダイヨのために特別な船を作りました。


 二隻の大きなカヌーを丈夫なポールで固定した。


 それから、カヌーの向こう側に、ゴダイヨが白い犬を連れて座れるように席を作りました。


 ゴダイヨの船に先導された、カヌー隊は、大河に沿って見渡す限り広がっていた。


 長い距離を漕いだ後、航海者は川の分岐点に来ました。


 艦隊の中には、選択肢として、右側を取りたい人もいれば、左側を取りたい人もいました。


 どちらに進むべきかについて、意見が一致せずに話し合いは平行するばかりだった。

 右側の人達はカヌーを右水路に向け、左側の人達は左水路を漕ぎ始めました。


 そして、人々は分離し始めました。



 ゴダイヨのカヌーを漕いでいた、青年二人もそれ同じだった。

 彼等は、どちらに行くべきかで意見が食い違い、激しい口論になった。


 右の男は右側に向かって漕ぎ始め、左の男は左側に向かって漕ぎ始めたが。

 彼等のストロークが非常に強かったので、ゴダイヨは席から滑り落ちて川に落下した。


 そして、ゴダイヨ、彼女の持ち物、そして彼女が着ていた白衣を運んだ。


 それと、犬もだ。



 川の両岸に住む人々は愛する族長ゴダイヨを助けようとしました。

 しかし、彼等には彼女が透明な海を泳ぐ魚しか見えませんでした。


 右側と左側の人達は、お互いに話そうとしましたが。

 どんなに叫んでも、お互いが全く理解できませんでした。


 ゴダシヨが大河で溺死した時、彼女が率いていた人々の言語は変わりました。



 これが、インディアンが、アメリカ全土に広がる多くの国に分割された。

 そして、それぞれが異なる方法で言語を話す原因でした。



 ⭐️ ゴダイヨ。


 ゴダシヨとも呼ぶらしい。


 作者の翻訳が間違えているかも。

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